マタイによる福音書17章20節

マタイによる福音書
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† 福音書縦観 「悪霊の追放」 マタイ17:14~20 

マタイ17:14~20 マルコ9:14~29 ルカ9:37~43
マタイ17:14~20

Matt.17:20するとイエスは言われた、「あなたがたの信仰が足りないからである。よく言い聞かせておくが、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう。このように、あなたがたにできない事は、何もないであろう。口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.17:20 

【漢訳聖書】
Matt.17:20 耶穌曰、因爾信耳。我誠告爾、若有信如芥種、則命此山、由此移於彼、亦必移焉、且爾無所不能矣。

【明治元訳】
Matt.17:20 イエスに曰(いひ)けるは爾曹(なんぢら)信(しん)なきが故(ゆゑ)なり我(われ)まことに爾曹(なんぢら)に告(つげ)んもし芥種(からしだね)の如(ごと)き信(しん)あらば此(この)山(やま)に此處(ここ)より彼處(かしこ)に移(うつ)れと命(いふ)とも必(かなら)ず移(うつ)らん又(また)なんぢらに能(あたは)ざること無(なか)るべし

【大正文語訳】
Matt.17:20 彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』

【ラゲ訳】
Matt.17:20 イエズス曰ひけるは、汝等の不信仰に由れり。我誠に汝等に告ぐ、汝等若芥種ほどの信仰だにあらば、此山に向ひて、此處より彼處に移れと云はんに、山移らん、斯て汝等に能はざる事なからん。

【口語訳】
Matt.17:20  するとイエスは言われた、「あなたがたの信仰が足りないからである。よく言い聞かせておくが、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう。このように、あなたがたにできない事は、何もないであろう。

【新改訳改訂3】
Matt.17:20  イエスは言われた。「あなたがたの信仰が薄いからです。まことに、あなたがたに告げます。もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ』と言えば移るのです。どんなことでも、あなたがたにできないことはありません。

【新共同訳】
Matt.17:20  イエスは言われた。「信仰が薄いからだ。はっきり言っておく。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない。」

【バルバロ訳】
Matt.17:20 イエズスは、「信仰の浅いためだ。まことに私は言う。芥子だね一粒ほどの信仰があれば、この山に<ここからあそこへ移れ>と言えば映るにちがいない。そうなればあなたたちにできないことはなくなる。

【フランシスコ会訳】
Matt.17:20 イエスは仰せになった、「信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない」。

【日本正教会訳】
Matt.17:20 イイスス彼等に謂へり、爾等信なき故なり、蓋我誠に爾等に語ぐ、爾等若し芥種の如き信あらば、此の山に、此より彼に移れと言ふとも、移らん、又爾等に一も能はざること勿らん。

【塚本虎二訳】
Matt.17:20 彼らに言われた、「信仰が無いからだ。アーメン、わたしは言う、もしあなた達に芥子粒ほどでも信仰があれば、この山に向かい『ここからあそこに移れ』と言えば移り、あなた達に出来ないことは一つもない。」

【前田護郎訳】
Matt.17:20 彼はいわれる、「あなた方の小信のため。本当にいう、からし種ほどの信仰があれば、この山にここからあそこに移れといえば移り、あなた方にできないことはなかろう」と。

【永井直治訳】
Matt. 17:20 乃ちイエス彼等にへり、汝等の不信なるのゆゑなり。そは誠にわれ汝等に云はん、汝等もし芥子粒(からしつぶ)ほどの信仰あらは、此の山に、此處より彼處に移れ、と謂はんに、移るべければなり。また汝等に能はざることなかるべし。

【詳訳聖書】
Matt.17:20 彼は言われた、「それはあなたたちの信仰が小さい<すなわち、堅くより頼む信頼の欠如の>ためである。というのは、真実を、私はあなたたちに言う、もしあなたたちが一粒のからし種ほどでも[生きている]信仰を持っているなら、この山に向かって『ここから向こうに移れ』と言うことができる。すいるとそれは移るのである。あなたたちに不可能なことは何もない。

† 聖書引照 Matt.17:20 

Matt.17:20 彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』

[彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり』 マタ17:17; 14:30,31; ヘブ3:19
[まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば]  マタ21:21; マル11:23; ルカ17:6; Ⅰコリ12:9; 13:2
[芥種一粒ほどの信仰]  That is, as Bp. Pearce well remarks, a thriving and increasing faith, like a grain of mustard seed, which, from being the least of seeds, becomes the greatest of all herbs.
[この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん]  マタ13:31; マル4:31
[かくて汝ら能はぬこと無かるべし』]  マル9:23; ルカ1:37; 18:27

† ギリシャ語聖書 Matt.17:20 

Stephens 1550 Textus Receptus
ο δε ιησουσ ειπεν αυτοις δια την απιστιαν υμων αμην γαρ λεγω υμιν εαν εχητε πιστιν ως κοκκον σιναπεως ερειτε τω ορει τουτω μεταβηθι εντευθεν εκει και μεταβησεται και ουδεν αδυνατησει υμιν

Scrivener 1894 Textus Receptus 
ο δε ιησουσ ειπεν αυτοις δια την απιστιαν υμων αμην γαρ λεγω υμιν εαν εχητε πιστιν ως κοκκον σιναπεως ερειτε τω ορει τουτω μεταβηθι εντευθεν εκει και μεταβησεται και ουδεν αδυνατησει υμιν

Byzantine Majority 
ο δε ιησουσ ειπεν αυτοις δια την απιστιαν υμων αμην γαρ λεγω υμιν εαν εχητε πιστιν ως κοκκον σιναπεως ερειτε τω ορει τουτω μεταβηθι εντευθεν εκει και μεταβησεται και ουδεν αδυνατησει υμιν

Alexandrianο
δε λεγει αυτοις δια την ολιγοπιστιαν υμων αμην γαρ λεγω υμιν εαν εχητε πιστιν ως κοκκον σιναπεως ερειτε τω ορει τουτω μεταβα ενθεν εκει και μεταβησεται και ουδεν αδυνατησει υμιν

Hort and Westcott 
δε λεγει αυτοις δια την ολιγοπιστιαν υμων αμην γαρ λεγω υμιν εαν εχητε πιστιν ως κοκκον σιναπεως ερειτε τω ορει τουτω μεταβα ενθεν εκει και μεταβησεται και ουδεν αδυνατησει υμιν

† ギリシャ語聖書 品詞色分け 

Matt.17:20

ὁ δὲ λέγει αὐτοῖς, διὰ τὴν ὀλιγοπιστίαν ὑμῶν· ἀμὴν γὰρ λέγω ὑμῖνἐὰν ἔχητε πίστιν ὡς κόκκον σινάπεωςἐρεῖτε τῶ ὄρει τούτῳ, μετάβα ἔνθεν ἐκεῖκαὶ μεταβήσεται· καὶ οὐδὲν ἀδυνατήσει ὑμῖν.

† ヘブライ語聖書 Matt.17:20 

Matt.17:20

הֵשִׁיב לָהֶם: בִּגְלַל מִעוּט אֱמוּנַתְכֶם. אָמֵן אוֹמֵר אֲנִי לָכֶם, אִם יֵשׁ לָכֶם אֱמוּנָה כְּגַרְגִּיר הַחַרְדָּל וְתֹאמְרוּ לָהָר הַזֶּה ‘זוּז מִפֹּה לְשָׁם’ – הוּא יָזוּז, וְשׁוּם דָּבָר לֹא יִבָּצֵר מִכֶּם

† ラテン語聖書 Matt.17:20 

Latin Vulgate
Matt.17:20

Hoc autem genus non eiicitur nisi per orationem, et ieiunium.
But this kind is not cast out, except through prayer and fasting.” 

† 私訳(詳訳)Matt.17:20 

【私訳】 「また、彼〔イエス〕は彼ら〔弟子たち〕に言われた。『あなた方の信仰が薄い<小さい、信頼することが少ない>からだ。だからまことに<アーメン>あなたがたに言います。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山にここからそこに移れと命じれば、移る。あなたがたに出来ないことは何もない』」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究 

Matt.17:20

ὁ δὲ λέγει αὐτοῖς, διὰ τὴν ὀλιγοπιστίαν ὑμῶν· ἀμὴν γὰρ λέγω ὑμῖν, ἐὰν ἔχητε πίστιν ὡς κόκκον σινάπεως, ἐρεῖτε τῶ ὄρει τούτῳ, μετάβα ἔνθεν ἐκεῖ, καὶ μεταβήσεται· καὶ οὐδὲν ἀδυνατήσει ὑμῖν.

【また】 δὲ  δέ  デ de {deh} (ch 接続詞・完)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

(G1161 δέ A primary particle (adversative or continuative); butand, etc.: – also, and, but, moreover, now [often unexpressed in English].  Internet Sacred Text Archive)

【彼らに】 αὐτοῖς  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npdm3p 代名詞・与男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.   Internet Sacred Text Archive)

【彼は言われた】 λέγει  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–3s 動詞・直現能3)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【あなた方の】 ὑμῶν  σύ スゆ sou {soo} (npg-2p 代名詞・属2複)

1)あなた 2)汝 3)君

(G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216.   Internet Sacred Text Archive)

【信仰が薄い】 ὀλιγοπιστίαν  ὀλιγόπιστος  オリゴピストス  oligopistos {ol-ig-op‘-is-tos} (n-af-s 名詞・対女単)

< ὀλίγος 小さい + πίστις 信仰

1)信仰の小さい(薄い)者  2)信頼することの少ない

(G3640  ὀλιγόπιστος From 3641 and 4102 incredulous, that is, lacking confidence (in Christ): – of little faith.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:30;8:26; 14:31; 16:8;  ルカ11:28

【からだ】 διὰ  διά ディア dia {dee-ah‘} (pa 前置詞・対)

1)~を通って、通り抜けて 2)~を通じて、~中ずっと、~の中に、~の中へと 3)~の故に 3)~のために、~の故に 4)~の間で 5)~を経て、~によって、~の後に

(G1223 διά A primary preposition denoting the channel of an act; through (in very wide applications, local, causal or occasional). In composition it retains the same general import: – after, always, among, at, to avoid, because of (that), briefly, by, for (cause) . . . fore, from, in, by occasion of, of, by reason of, for sake, that, thereby, therefore, X though, through (-out), to, wherefore, with (-in). In composition it retains the same general import.  Internet Sacred Text Archive)

【だから】 γὰρ  γάρ  ガル gar {gar} (cs 接続詞・従位)

1)なぜなら、というのは、その理由は、だから 2)すなわち、では、いったい、結局 4)確かに、もちろん、だって

(G1063 γάρ A primary particle; properly assigning a reason (used in argument, explanation or intensification; often with other particles): – and, as, because (that), but, even, for indeed, no doubt, seeing, then, therefore, verily, what, why, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【はっきり言っておく】
【はっきり】 ἀμὴν  ἀμήν アメーン amēn {am-ane‘} (qs 不変化詞)

1)まことに、真実に、本当に、たしかに 2)はっきりと 3)おごそかに 3)アーメン4)(文の終わりで)かくあれ、かくあれかし、そうでありますように

ギリシャ語「ἀμήν アーメン」はヘブル語の「a-me-n アーメーン」で、動詞「a-mam アーマン たよりになる」からくる

(G281  ἀμήν Of Hebrew origin [543 ; properly firm, that is, (figuratively) trustworthy; adverbially surely (often as interjection so be it): – amen, verily.  Internet Sacred Text Archive)

【あなたがたに】 ὑμῖν  σύ スゆ sou {soo} (npd-2p 代名詞・属2複)

1)あなた 2)汝 3)君

(G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216.  Internet Sacred Text Archive)

【言っておく】 λέγω  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–1s 動詞・直・現・能・1)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【もし】 ἐὰν  ἐάν  エアン ean {eh-an‘} (cs 接続詞・従位)

1)もし、もし~ならば 2)~であれ 3)ひょっとして、万一

(G1437 ἐάν From 1487 and 302 a conditional particle; in case that, provided, etc.; often used in connection with other particles to denote indefiniteness or uncertainty: – before, but, except, (and) if, (if) so, (what-, whither-) soever, though, when (-soever), whether (or), to whom, [who-] so (-ever). See 3361.   Internet Sacred Text Archive)

【からし種一粒】 κόκκον σινάπεως  原文「からしの粒」

【からしの】 σινάπεως  σίναπι  シナピ  sinapi {sin‘-ap-ee} (n-gn-s 名詞・属中単)

1)からし 2)シロカラシ・クロカラシ

西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる

一年生草木であるが、成長すると3~4mになり「木」とみなされた

「地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり」マルコ4:31

(G4615 σίναπι Perhaps from σίνομαι sinomai (to hurt, that is, sting); mustard (the plant): – mustard.   Internet Sacred Text Archive)

マタ13:31; 17:20;  マル4:31;  ルカ13:19; 17:6

【粒】 κόκκον  κόκκος  コクコス  kokkos {kok‘-kos} (n-am-s 名詞・対男単)

1)粒 2)穀粒 3)種

(G2848  κόκκος Apparently a primary word; a kernel of seed: – corn, grain.  Internet Sacred Text Archive)

マタ13:31; 17:20;  マル4:31;  ルカ13:19; 17:6;  ヨハ12:24

【ほどの】 ὡς  ὡς ホース hōs {hoce} (cs 接続詞・従位)

1)~のように、ちょうど~のように 2)~なので 3)と同じように、~であるかのように 4)おおよそ、ほぼ 5)の時

(G5613  ὡς Probably adverb of compound from 3739 which how, that is, in that manner (very variously used as shown): – about, after (that), (according) as (it had been, it were), as soon (as), even as (like), for, how (greatly), like (as, unto), since, so (that), that, to wit, unto, when ([-soever]), while, X with all speed.  Internet Sacred Text Archive)

【信仰が】 πίστιν  πίστις  ピスティス  pistis {pis‘-tis} (n-af-s 名詞・対女単)

1)信ずること、信 2)信用、信任 3)信頼 4)信義 5)納得 6)信仰、確信 7)誠実、忠実 8)保証、証拠、誓約 9)論証、立証、証明

(G4102 πίστις From 3982 persuasion, that is, credence; moral conviction (of religious truth, or the truthfulness of God or a religious teacher), especially reliance upon Christ for salvation; abstractly constancy in such profession; by extension the system of religious (Gospel) truth itself: – assurance, belief, believe, faith, fidelity.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:10; 9:2,22,29; 15:28; 17:20; 21:21;  マル2:5; 4:40; 5:34; 10:52; etc.

【あれば】 ἔχητε  ἔχω エこー  echō {ekh‘-o} (vspa–2p 動詞・仮・現・能・2複)

1)持っている、保持している、保存する、保管する、所有する、保つ 2)身につける、帯びる、具備している、着る 3)含んでいる、抱く、とどめる、しっかり捕らえている 4)~とみなす、思う

(G2192  ἔχω A primary verb (including an alternate form σχέω scheō skheh‘-o used in certain tenses only); to hold (used in very various applications, literally or figuratively, direct or remote; such as possessionabilitycontiguityrelation or condition): – be (able, X hold, possessed with), accompany, + begin to amend, can (+ -not), X conceive, count, diseased, do, + eat, + enjoy, + fear, following, have, hold, keep, + lack, + go to law, lie, + must needs, + of necessity, + need, next, + recover, + reign, + rest, return, X sick, take for, + tremble, + uncircumcised, use.  Internet Sacred Text Archive)

【この】 τούτῳ  οὗτος フートス houtos {hoo‘-tos} (a-ddn-s 指示代名詞・与中単)

1)その、この、これ 2)この者、この男・女 2)そんな、こんな 3)すなわち、だから 4)そこで、それ故

(G3779 οὗτος Or, before a vowel, οὕτως houtōs hoo‘-toce . From 3778 in this way (referring to what precedes or follows): – after that, after (in) this manner, as, even (so), for all that, like (-wise), no more, on this fashion (-wise), so (in like manner), thus, what.  Internet Sacred Text Archive)

【山に】 ὄρει  ὄρος  オロス  oros {or‘-os} (n-dn-s 名詞・与中単)

1)境界 2)国境 3)山、丘 4)限られた場所、限界、限度 5)境界の標柱、柵 6)基準

(G3735  ὄρος Probably a from an obsolete word ὄρω orō (to rise or “rear”; perhaps akin to 142 compare 3733 ; a mountain (as lifting itself above the plain): – hill, mount (-ain).  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:8; 5:1,14; 8:1; 14:23; 15:29; 17:1,9,20; 18:12; 21:1,21; 24:3,16; 26:30; 28:16;  マル3:13; 5:5,11; 6:46; 9:2,9; 11:1,23: 13:3,14: 14:26 etc.

【ここから】 ἔνθεν  ἐντεύθεν  エンテウてン enteuthen {ent-yoo‘-then} (ab 副詞)

1)ここから、この場所から 2)このことから 3)そこで、それ故 4)その時から、それから

(G1782  ἐντεύθεν From the same as 1759 hence (literally or figuratively); (repeated) on both sides: – (from) hence, on either side.  Internet Sacred Text Archive)

マタ17:20;  ルカ4:9; 13:31;  ヨハ2:16; 7:3; 14:31

【そこに】 ἐκεῖ  ἐκεῖ エケイ ekei {ek-i‘} (ab 副詞)

1)そこに、そこで、かしこに、そちらへ、あちらへ、その方へ 2)その場所で 3)その時、当時

(G1563  ἐκεῖ Of uncertain affinity; there; by extension thither: – there, thither (-ward), (to) yonder (place).  Internet Sacred Text Archive)

【移れ】 μετάβα  μεταβαίνω  メタバイノー  metabainō {met-ab-ah‘ee-no} (vmaa–2s 動詞・命・2アオ・能・2単)

< μετά 移動 + βαίνω 歩む

1)場所を移る、移る 2)移動する 3)立ち去る、去る 4)変化する

(G3327 μεταβαίνω From 3326 and the base of 939 to change place: – depart, go, pass, remove.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:34; 11:1; 12:9; 15:29;  ヨハ7:3; 13:1;  使徒18:7; etc.

【と命じても】 ἐρεῖτε  εἶπον エイポン  eipon {i‘-pon}   (vifa–2p 動詞・直・未来・能・2)

εἶπον は ἔπω の2アオリスト形で実際には λέγω のアオリストとして用いられる

1)言う、話す、語る、告げる、言いあらわす、述べる、呼ぶ 2)命じる、願う、尋ねる 3)~と呼ぶ、称する 4)語られたこと、言葉、発言、発話、話の内容 5)出来事

(G2036 ἔπω A primary verb (used only in the definite past tense, the others being borrowed from 2046 4483 and 5346 ; to speak or say (by word or writting): – answer, bid, bring word, call, command, grant, say (on), speak, tell. Compare 3004.   Internet Sacred Text Archive)

【そうすれば】 καὶ  καί カイ kai {kahee} kai {kahee} (ch 接続詞・完)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; andalsoevensothentoo, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【移る】 μεταβήσεται\ μεταβαίνω  メタバイノー  metabainō {met-ab-ah‘ee-no} (vifd–3s 動詞・直・未来・能欠・3単)

< μετά 移動 + βαίνω 歩む

1)場所を移る、移る 2)移動する 3)立ち去る、去る 4)変化する

(G3327 μεταβαίνω From 3326 and the base of 939 to change place: – depart, go, pass, remove.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:34; 11:1; 12:9; 15:29;  ヨハ7:3; 13:1;  使徒18:7; etc.

【そして】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; andalsoevensothentoo, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【あなた方に】 ὑμῖν  σύ スゆ sou {soo} (npd-2p 代名詞・与2複)

1)あなた 2)汝 3)君

(G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216.   Internet Sacred Text Archive)

【できないことは】 ἀδυνατήσει  ἀδυνατέω   アドゆナテオー adunateō {ad-oo-nat-eh‘-o} (vifa–3s 動詞・直・未来・能・3単)

1)し得ない 2)不可能である、できない 3)無力である

(G101  ἀδυνατέω From 102 to be unable, that is, (passively) impossible: – be impossible.  Internet Sacred Text Archive)

マタ17:20;  ルカ1:37

【何もない】 οὐδὲν  οὐδείς  ウーデイス oudeis {oo-dice‘}  (apcnn-s 数詞・主中単)

1)何も(誰も)~ない 2)ひとつもない 3)無意味なもの、無価値なもの、役立たず

(G3762 οὐδείς Including the feminine οὐδεμία oudemia oo-dem-ee‘-ah and the neuter οὐδέν oudenoo-den‘ From 3761 and 1520 not even one (man, woman or thing), that is, nonenobodynothing: – any (man), aught, man, neither any (thing), never (man), no (man), none (+ of these things), not (any, at all, -thing), nought.  Internet Sacred Text Archive)

† 英語訳聖書 

King James Version 
17:20 And Jesus said unto them, Because of your unbelief: for verily I say unto you, If ye have faith as a grain of mustard seed, ye shall say unto this mountain, Remove hence to yonder place; and it shall remove; and nothing shall be impossible unto you.

New King James Version
17:20 So Jesus said to them, “Because of your unbelief; for assuredly, I say to you, if you have faith as a mustard seed, you will say to this mountain, ‘Move from here to there,’ and it will move; and nothing will be impossible for you.

American Standard Version 
17:20 And he saith unto them, Because of your little faith: for verily I say unto you, If ye have faith as a grain of mustard seed, ye shall say unto this mountain, Remove hence to yonder place; and it shall remove; and nothing shall be impossible unto you.

New International Version
17:20 He replied, “Because you have so little faith. I tell you the truth, if you have faith as small as a mustard seed, you can say to this mountain, `Move from here to there’ and it will move. Nothing will be impossible for you. “

Bible in Basic English 
17:20 And he says to them, Because of your little faith: for truly I say to you, If you have faith as a grain of mustard seed, you will say to this mountain, Be moved from this place to that; and it will be moved; and nothing will be impossible to you.

Today’s English Version
17:20 “It was because you do not have enough faith,” answered Jesus. “I assure you that if you have faith as big as a mustard seed, you can say to this hill, “Go from here to there!’ and it will go. You could do anything!”

Darby’s English Translation 
17:20 And he says to them, Because of your unbelief; for verily I say unto you, If ye have faith as a grain of mustard seed, ye shall say to this mountain, Be transported hence there, and it shall transport itself; and nothing shall be impossible to you.

Douay Rheims 
17:20 Jesus said to them: Because of your unbelief. For, amen I say to you, if you have faith as a grain of mustard seed, you shall say to this mountain, Remove from hence hither, and it shall remove; and nothing shall be impossible to you.

Noah Webster Bible 
17:20 And Jesus said to them, Because of your unbelief: for verily I say to you, If ye have faith as a grain of mustard-seed, ye shall say to this mountain, Remove hence to yonder place, and it shall remove; and nothing shall be impossible to you.

Weymouth New Testament 
17:20 ‘Because your faith is so small,’ He replied; ‘for I solemnly declare to you that if you have faith like a mustard-seed, you shall say to this mountain, ‘Remove from this place to that,’ and it will remove; and nothing shall be impossible to you.

World English Bible 
17:20 He said to them, ‘Because of your unbelief. For most assuredly I tell you, if you have faith as a grain of mustard seed, you will tell this mountain, ‘Move from here to there,’ and it will move; and nothing will be impossible to you.

Young’s Literal Translation 
17:20 And Jesus said to them, ‘Through your want of faith; for verily I say to you, if ye may have faith as a grain of mustard, ye shall say to this mount, Remove hence to yonder place, and it shall remove, and nothing shall be impossible to you,

Amplified Bible
17:20 He answered, “Because of your little faith [your lack of trust and confidence in the power of God]; for I assure you and most solemnly say to you, [c]if you have [living] faith the size of a mustard seed, you will say to this mountain, ‘Move from here to there,’ and [if it is God’s will] it will move; and nothing will be impossible for you.

Footnotes:
[c]Jesus used this moment to emphasize to the disciples that a person’s confident, abiding faith combined with God’s power can produce absolutely amazing results, if the request is in harmony with God’s will. God is fully capable of doing that which man regards as impossible (Mark 14:36; James 4:3).

† 細き聲 聖書研究ノート 

 <彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』>

ひそかに病を癒すことができなかった理由を尋ねる弟子たちにイエスは「なんぢら信仰うすき故なり」とお答えになった。そして「もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし」と教えられた。

 <もし芥種一粒ほどの信仰あらば>

「からし種 σίναπι  シナピ」西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる

一年生草木であるが、成長すると3~4mになり「木」とみなされた。黒色の種子からは油も絞れる。

種を採取するにはさやが充分に枯れ割れ黒い種が見えるころに枝ごと切り取って叩けばよい。ゴミは風で吹き分ける。

「芥子種」 細き聲聖書研究マタイ13:32参照

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』」 マタイ17:20 大正文語訳聖書

「イエスは仰せになった、『信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない』」 フランシスコ会訳聖書

 「信仰薄き者」

イエスは弟子たちが悪霊を追い出せなかったのは「信仰が薄い」からだと言われる。

「信仰が薄い ὀλιγόπιστος  オリゴピストス」は「ὀλίγος 小さい + πίστις 信仰」で信仰が薄い(小さい)こと。

「オリゴ糖」という言葉はギリシャ語「ὀλίγος  オりゴス  小さい」から来たもので、ブドウ糖や果糖などこ以下に分けられない糖が2~10個結びついたものの総称である。

網も老いた両親もおいてイエスに従った弟子たちの信仰も、これ以下に分けられないほどに小さい。人はイエスのために自分が捨てたものを見るが、イエスはその人の持てるものを御覧になる。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』」 マタイ17:20 大正文語訳聖書

「イエスは仰せになった、『信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない』」 フランシスコ会訳聖書

 「からし種一粒」

「からし種」はカラシ科の植物の種で、微小なもの。片手に数百粒を盛ることができる。その「一粒」ほどの信仰があれば、とイエスは言われる。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』」 マタイ17:20 大正文語訳聖書

「イエスは仰せになった、『信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない』」 フランシスコ会訳聖書

 「山を移す」

「この山に向かって、『ここから、あそこに移れ」と命じても、そのとおりになる』」ある説教者がそれを試みた男の話をした。

「ある男がマタイ17:20を読み、日ごろから家の裏にある陽を遮る「山」に悩まされてきた男は、その晩床に就く前に『ここから、あそこに移れ』と祈った。翌朝、山は移ったか、期待に胸を膨らませて、戸を開けてみると、山は微動だにせずそこにあった。男は『やはり、ね』と小さくつぶやいた」

この説教者は山が移らなかった原因は男のつぶやき(不信仰)にあると説教した。

しかし、たとえ男が、いかにかたく信じ、つぶやきももらさなかったとしても、山は移らない。この説教者はまず自分が山を移し、それから説教すべきである。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』」 マタイ17:20 大正文語訳聖書

「イエスは仰せになった、『信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない』」 フランシスコ会訳聖書

 「山は移る」

「ピッチの滴下試験」というのがある。ピッチ (Pitch 樹脂)は水の230億倍の粘度を持つ黒色で粘弾性のある樹脂で、硬いハンマーで叩くと砕けるが、長時間では流動性のある液体である。

1927年、オーストラリアのクイーンズランド大学のThomas Parnell教授が「Pitch Drop Experimentピッチの滴下試験」を開始し現在も続行中である。

漏斗にピッチを注ぎ、三年間寝かせて安定させた後、1930年に漏斗の封を切った。その後大粒の滴が10年に1滴程度落ちている。最初の一滴が落ちたのは1938年であった。 

1滴目:1938年 12月 
2滴目:1947年 2月 
3滴目:1954年 4月 
4滴目:1962年 5月 
5滴目:1970年 8月 
6滴目:1979年 4月 
7滴目:1988年 7月 
8滴目:2000年 11月28日 

Thomas Parnell教授は1948年に亡くなったが、その後も実験は引き継がれている。しかし実際にピッチがボトッと落ちる瞬間はまだ誰も目撃した者がいないのだという。

時間を短縮すれば、「ピッチ」は水のように「流れる」のが観察されるだろう。

我々の「大陸」も地球のプレートに乗って「動いて」いる。「山」も動く。

宇宙に存在するもので動かないものはない。

「動かないもの」も、実は常に動くものの上にあることを認識しなければならない。「運動」はいのちの本質である。

人間もまた、この「運動」の中にあって「運動」そのものである。だが、人間は「運動」の原因ではない。 

† 細き聲 説教  

 「からし種ほどの信仰」

「彼らに言ひ給ふ『なんぢら信仰うすき故なり。まことに汝らに告ぐ、もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に「此處より彼處に移れ」と言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし』」 マタイ17:20 大正文語訳聖書

「イエスは仰せになった、『信仰が薄いからである。あなた方によく言っておく。もし、あなた方に一粒の芥子種ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここからあそこへ移れ』と言えば、山は移る。あなた方にできないことは何もない』」 フランシスコ会訳聖書

ひそかに病を癒すことができなかった理由を尋ねる弟子たちにイエスは「なんぢら信仰うすき故なり」とお答えになった。そして「もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に此處より彼處に移れと言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし」と教えられた。

「からし種 σίναπι  シナピ」西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる

一年生草木であるが、成長すると3~4mになり「木」とみなされた。黒色の種子からは油も絞れる。

種を採取するにはさやが充分に枯れ割れ黒い種が見えるころに枝ごと切り取って叩けばよい。ゴミは風で吹き分ける。

「もし芥種一粒ほどの信仰あらば、この山に此處より彼處に移れと言ふとも移らん、かくて汝ら能はぬこと無かるべし」

イエスが教えられるのは「祈れば山も移せる」ことではない。

祈りには動かぬものも動かす力があるということである。祈りに「能はぬこと無かるべし」である。

「エルサレムの平和のために祈れ。「おまえを愛する人々が栄えるように。」 詩篇122:6 新改訳聖書

(皆川誠)

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