マタイによる福音書14章13節

マタイによる福音書
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† 福音書対観 「五千人の給食」 マタイ14:13~21  

マタイ14:13~21 マルコ6:30~44 ルカ9:10~17 ヨハネ6:1~14

† 福音書縦観 「五千人の給食」 マタイ14:13~21  

マタイ14:13~21 マルコ6:30~44 ルカ9:10~17 ヨハネ6:1~14

マタイ14:13~21

Matt.14:13イエスはこのことを聞くと、舟に乗ってそこを去り、自分ひとりで寂しい所へ行かれた。しかし、群衆はそれと聞いて、町々から徒歩であとを追ってきた。 (6:30さて、使徒たちはイエスのもとに集まってきて、自分たちがしたことや教えたことを、みな報告した。 6:31するとイエスは彼らに言われた、「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」。それは、出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。マルコ6:30~31 使徒たちは帰ってきて、自分たちのしたことをすべてイエスに話した。それからイエスは彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた。ルカ9:10)(そののち、イエスはガリラヤの海、すなわち、テベリヤ湖の向こう岸へ渡られた。 6:2すると、大ぜいの群衆がイエスについてきた。病人たちになさっていたしるしを見たからである。 6:3イエスは山に登って、弟子たちと一緒にそこで座につかれた。 6:4時に、ユダヤ人の祭である過越が間近になっていた。ヨハネ6:1~4) 口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.14:13 

【漢訳聖書】
Matt.14:13 耶穌聞之、乗舟離彼、濳徃野處。衆聞此、則由諸邑歩從焉。

【明治元訳】
Matt.14:13 イエスこれをて人(ひと)をさけ舟(ふね)に登(のり)て其處(そこ)を去(さり)さびしき處(ところ)に往(ゆき)給(たま)ひしが衆人(ひとびと)ききて歩行(かち)にて彼(かれ)に從(したが)へり

【大正文語訳】
Matt.14:13 イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく。

【ラゲ訳】
Matt.14:13 イエズス之を聞き給ひて、小舟にて其處を去り、寂しき處に避け給ひしが、群衆之を聞きて、町々より徒歩にて從ひしかば、

【口語訳】
Matt.14:13  イエスはこのことを聞くと、舟に乗ってそこを去り、自分ひとりで寂しい所へ行かれた。しかし、群衆はそれと聞いて、町々から徒歩であとを追ってきた。

【新改訳改訂3】
Matt.14:13  イエスはこのことを聞かれると、舟でそこを去り、自分だけで寂しい所に行かれた。すると、群衆がそれと聞いて、町々から、歩いてイエスのあとを追った。

【新共同訳】
Matt.14:13  イエスはこれを聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。

【バルバロ訳】
Matt.14:13 それを聞いたイエズスは舟でそこを去り、人里離れたさびしいところに退かれた。そのことを伝え聞いた群衆は町々から徒歩でついてきた。

【フランシスコ会訳】
Matt.14:13 さて、イエスはこれを聞くと、舟に乗ってそこを去り、自分たちだけで人里離れた所に退かれた。これを聞いた群衆は、それぞれの町から歩いてイエスの後を追った。

【日本正教会訳】
Matt.14:13 イイスス聞きて舟に乘り、彼處を離れて、獨野の處に往けり、民之を聞きて、諸邑より歩みて彼に從へり。

【塚本虎二訳】
Matt.14:13 これを聞くと、イエスは自分(と弟子たち)だけ、そこから舟で人里はなれた所へ立ちのかれた。すると群衆はそれと聞いて、町々から陸を歩いてついて行った。

【前田護郎訳】
Matt.14:13 これを聞いてイエスはひとりそこを去って舟で人里遠くへ行かれた。群衆はそれを聞いて町々から徒歩で彼に従った。

【永井直治訳】
Matt.14:13 さればイエス聞きて人を避け、彼處より船にて寂しき場處に退き給へり。然るに多くの群衆これを聞き、市より徒歩にて彼に從へり。

【詳訳聖書】
Matt.14:13 イエスは、それを聞かれると、小舟でひそかにそこから寂しい場所へと立ちのかれた。けれども群衆はそれを聞くと、町を出て陸路を<歩いて>彼のあとに従った。

† 聖書引照 Matt.14:13  

Matt.14:13 イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく。

[イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく]  マタ14:1,2; 10:23; 12:15; マル6:30~33; ルカ9:10; etc.; ヨハ6:1; etc.

† ギリシャ語聖書 Matt.14:13  

Stephens 1550 Textus Receptus
και ακουσας ο ιησους ανεχωρησεν εκειθεν εν πλοιω εις ερημον τοπον κατ ιδιαν και ακουσαντες οι οχλοι ηκολουθησαν αυτω πεζη απο των πολεων

Scrivener 1894 Textus Receptus 
και ακουσας ο ιησους ανεχωρησεν εκειθεν εν πλοιω εις ερημον τοπον κατ ιδιαν και ακουσαντες οι οχλοι ηκολουθησαν αυτω πεζη απο των πολεων

Byzantine Majority 
και ακουσας ο ιησους ανεχωρησεν εκειθεν εν πλοιω εις ερημον τοπον κατ ιδιαν και ακουσαντες οι οχλοι ηκολουθησαν αυτω πεζη απο των πολεων

Alexandrian
ακουσας ο ιησους ανεχωρησεν εκειθεν εν πλοιω εις ερημον τοπον κατ ιδιαν και ακουσαντες οι οχλοι ηκολουθησαν αυτω πεζη απο των πολεων

Hort and Westcott

ακουσας ο ιησους ανεχωρησεν εκειθεν εν πλοιω εις ερημον τοπον κατ ιδιαν και ακουσαντες οι οχλοι ηκολουθησαν αυτω πεζη απο των πολεων

† ギリシャ語聖書 品詞色分け 

Matt.14:13

ἀκούσας δὲ ὁ ἰησοῦς ἀνεχώρησεν ἐκεῖθεν ἐν πλοίῳ εἰς ἔρημον τόπον κατ᾽ ἰδίαν· καὶ ἀκούσαντες οἱ ὄχλοι ἠκολούθησαν αὐτῶ πεζῇ ἀπὸ τῶν πόλεων.

† ヘブライ語聖書 Matt.14:13 

Matt.14:13

יֵשׁוּעַ שָׁמַע וְנָסַע מִשָּׁם בְּסִירָה אֶל מָקוֹם שׁוֹמֵם, הוּא לְבַדּוֹ. כֵּיוָן שֶׁשָּׁמְעוּ הַהֲמוֹנִים הָלְכוּ אַחֲרָיו בָּרֶגֶל מִן הֶעָרִים

† ラテン語聖書 Matt.14:13 

Latin Vulgate
Matt.14:13

Quod cum audisset Iesus, secessit inde in navicula, in locum desertum seorsum: et cum audissent turbæ, secutæ sunt eum pedestres de civitatibus.
When Jesus had heard it, he withdrew from there by boat, to a deserted place by himself. And when the crowds had heard of it, they followed him on foot from the cities. 

† 私訳(詳訳)Matt.14:13 

【私訳】 「そして、イエスはこれを聞かれると、舟に乗って、ひとり<人から離れ>、荒涼とした所<荒野、沙漠、寂しい所>へひそかに退かれた<人目を避けて去られた、危険を避けて逃れた>。しかし、群衆はこれを聞き、町々から歩いて<陸路を>彼〔イエス〕について行った<つき従った>」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究 

Matt.14:13

ἀκούσας δὲ ὁ ἰησοῦς ἀνεχώρησεν ἐκεῖθεν ἐν πλοίῳ εἰς ἔρημον τόπον κατ᾽ ἰδίαν· καὶ ἀκούσαντες οἱ ὄχλοι ἠκολούθησαν αὐτῶ πεζῇ ἀπὸ τῶν πόλεων.

【そして】 δὲ δέ  デ de {deh} (ch 接続詞・完)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

(G1161 δέ A primary particle (adversative or continuative); butand, etc.: – also, and, but, moreover, now [often unexpressed in English].  Internet Sacred Text Archive)

【イエスは】 ἰησοῦς  ᾽Ιησοῦς イエースウース  Iēsous {ee-ay-sooce‘ } (n-nm-s 名詞・主男単)

イエス 意味は「ヤㇵウェは救いである」

「イエス」はヘブル語「 יְהוֺשׁוּעַ イェホーシュア Yehowshuwa` {yeh-ho-shoo’-ah} ”Jehovah is salvation” 主は救い、ヨシュア」の ギリシャ名

(G2424  ᾽Ιησοῦς Of Hebrew origin [3091; Jesus (that is, Jehoshua), the name of our Lord and two (three) other Israelites: – Jesus.  H3091 יְהוֹשׁוַּע יְהוֹשׁוַּע ‎ yehôshûa‛ yehôshûa‛ yeh-ho-shoo‘-ah,yeh-ho-shoo‘-ah From 3068 and 3467 Jehovah-saved; Jehoshua (that is, Joshua), the Jewish leader: – Jehoshua, Jehoshuah, Joshua. Compare 1954 3442.   Internet Sacred Text Archive)

マタ16:16;  マル5:7;  ルカ1:32;  ヨハ1:29,36; 14:6; 6:33,51;  ロマ1:16; 3:29; 11:26; 14:9;  Ⅰコリ1:24; 2:8; 15:45;  Ⅰテモ6:15;  ヘブ2:10; 3:6; 9:11,15; 12:24;  黙示1:5,8; 2:8; 3:14 etc.

【これを聞いて】 ἀκούσας   ἀκούω アクーオー akouō {ak-oo‘-o} (vpaanm-s 分詞・1アオ能主男)

1)聞く、傾聴する、伝え聞く 2)耳に入る、知らせを受け取る、聞こえる 3)耳を傾ける、聞き従う、理解する 4)~と呼ばれる

(G191  ἀκούω A primary verb; to hear (in various senses): – give (in the) audience (of), come (to the ears), ([shall]) hear (-er, -ken), be noised, be reported, understand.   Internet Sacred Text Archive)

マタ2:3,9; 7:24; 13:15; 17:5;  マル7:14; 8:18; ルカ2:46; 5:1; 7:22; 8:18; 9:35; 19:48; 20:45;  ヨハ5:24; 9:31;  使徒3:22; 4:19; 12:13; 13:16; 15:12; 22:1;  ロマ10:17;  ガラ3:2,5;  etc.

【舟に】 πλοίῳ  πλοῖον  プろイオン  ploion {ploy‘-on}  (n-dn-s 名詞・与中単)

1)舟、船 2)漁船、軍船

(G4143 πλοῖον From 4126 a sailer, that is, vessel: – ship (-ping).  Internet Sacred Text Archive)

マタ:21,22; 8:23,24; 9:1; 13:2; 14:13,22,24,29,32,33; 15:39 etc.

【乗って】 ἐν  ἐν エン en {en}  (pd 前置詞・属)

1)~の中に、~の間に 2)~の上に 3)ところに、のそばに 4)で 3)よって 5)に

(G1722  ἐν A primary preposition denoting (fixed) position (in place, time or state), and (by implication) instrumentality (medially or constructively), that is, a relation of rest (intermediate between 1519 and 1537 ; “in”at, (up-) onby, etc.: – about, after, against, + almost, X altogether, among, X as, at, before, between, (here-) by (+ all means), for (. . . sake of), + give self wholly to, (here-) in (-to, -wardly), X mightily, (because) of, (up-) on, [open-] ly, X outwardly, one, X quickly, X shortly, [speedi-] ly, X that, X there (-in, -on), through (-out), (un-) to(-ward), under, when, where (-with), while, with (-in). Often used in compounds, with substantially the same import; rarely with verbs of motion, and then not to indicate direction, except (elliptically) by a separate (and different) prep.  Internet Sacred Text Archive)

【そこから】 ἐκεῖθεν  ἐκεῖθεν エケイてン  ekeithen {ek-i‘-then} (ab 副詞)

1)そこから 2)そのところから 3)その場所から 4)その時から 5)そのことから

(G1564  ἐκεῖθεν From 1563 thence: – from that place, (from) thence, there.  Internet Sacred Text Archive)

【ひとり】 κατ᾽ ἰδίαν

κατ᾽  κατά カタ kata {kat-ah‘} (pa 前置詞・対)

1)~から下へ、下まで 2)に従って、によって 3)に向って 4)~の向かい側に、の近くに 5)の間に 6)毎に 7)~に逆らって、反対して 8)~に誓って、~にかけて、~を指して 9)~の故に、~に関して、~の為に

(G2596 κατά A primary particle; (preposition) down (in place or time), in varied relations (according to the case [genitive, dative or accusative] with which it is joined): – about, according as (to), after, against, (when they were) X alone, among, and, X apart, (even, like) as (concerning, pertaining to, touching), X aside, at, before, beyond, by, to the charge of, [charita-] bly, concerning, + covered, [dai-] ly, down, every, (+ far more) exceeding, X more excellent, for, from . . . to, godly, in (-asmuch, divers, every, -to, respect of), . . . by, after the manner of, + by any means, beyond (out of) measure, X mightily, more, X natural, of (up-) on (X part), out (of every), over against, (+ your) X own, + particularly, so, through (-oughout, -oughout every), thus, (un-) to (-gether, -ward), X uttermost, where (-by), with. In composition it retains many of these applications, and frequently denotes oppositiondistribution or intensity.  Internet Sacred Text Archive)

ἰδίαν  ἴδιος  イディオス  idios {id‘-ee-os}  (ap-af-s 形容詞・対女単)

1)自らの、自分自身の 3)自分に属する、私有の、自分の所有の、私の、私的な、個人的な 3)特有の、固有の、専有の、本来の、独特の 4)各自に、個々に、別々に、個人的に 5)ひそかに

(G2398  ἴδιος Of uncertain affinity; pertaining to self, that is, one‘s own; by implication private or separate: – X his acquaintance, when they were alone, apart, aside, due, his (own, proper, several), home, (her, our, thine, your) own (business), private (-ly), proper, severally, their (own).  Internet Sacred Text Archive)

マタ9:1; 22:5;  ルカ6:41; 10:34;  ヨハ1:11; 4:44; 5:43; 7:18; 8:44; 10:3,12; 13:1; 15:19; 16:32; 19:27; etc.

【人里離れた】 ἔρημον  ἔρημος  エレーモス  erēmos {er‘-ay-mos}  (a–am-s 形容詞・対男単)

1)人の住まない所、荒野、砂漠、無人の地、だれもいない 2)荒れた、荒涼たる 3)寂しい、見捨てられた、孤独な、孤立した 4)群れをなさない、人里離れた 5)~のない、~を欠いた、~を奪われた、~を失った

「神の知識に欠けた土地、異邦人の地」(ユスティノス「ユダヤ人トリュフォンとの対話」)

(G2048  ἔρημος Of uncertain affinity; lonesome, that is, (by implication) waste (usually as a noun, 5561 being implied): – desert, desolate, solitary, wilderness.  Internet Sacred Text Archive)

マタ3:1,3; 4:1; 14:13,15; 24:26;  マル1:3,4,12,13,35,45  ルカ1:80; 3:2,4; 4:1; 8:29;  ヨハ1:23; 3:14; 6:31,49; 11:54;  使徒7:30,36,38,42,44; 13:18; 21:38 etc.

【所】 τόπον  τόπος  トポス topos {top‘-os}  (n-am-s 名詞・対男単)

1)場所、所、 2)地域、地方 3)地点、土地、地、国土 4)墓所 5)話題 6)機会、余地 7)地位、位置 8)話題

(G5117 τόπος Apparently a primary word; a spot (generally in space, but limited by occupancy; whereas 5561 is a larger but particular locality), that is, location (as a position, home, tract, etc.); figuratively conditionopportunity; specifically a scabbard: – coast, licence, place, X plain, quarter, + rock, room, where.  Internet Sacred Text Archive)

マタ12:43; 14:13,35; 24:7,15; 27:33; 28:6;  マル1:35,43; 6:31,32; 13:8; 15:22; etc.

【退かれた】 ἀνεχώρησεν  ἀναχωρέω   アナこーレオー  anachōreō {an-akh-o-reh‘-o} (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・3単)

< ἀνά  戻る + χωρέω 進む

1)戻る、帰る、去る、後ずさりする、退く 2)退却する、引き下がる 3)危険を避けて逃れ去る、人目を避けて去る

(G402  ἀναχωρέω From 303 and 5562 to retire: – depart, give place, go (turn) aside, withdraw self.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:12,14; 4:12; 9:24; 14:13; 15:21 マル2:12,13,14; 12:15; 27:5; ヨハ6:15

【そして】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; andalsoevensothentoo, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【群衆は】 ὄχλοι  ὄχλος  オくろス  ochlos {okh‘-los}  (n-nm-p 名詞・主男複)

1)群衆、集団、群れ、大勢の人々 2)軍勢 3)大衆、民衆、人民、市民、 4)人だかり、雑踏 5)ごたごた、煩わしさ、迷惑、厄介、面倒

(G3793  ὄχλος From a derivative of 2192 (meaning a vehicle); a throng (as borne along); by implication the rabble; by extension a class of people; figuratively a riot: – company, multitude, number (of people), people, press.  Internet Sacred Text Archive)

【これを聞いて】 ἀκούσαντες  ἀκούω アクーオー akouō {ak-oo‘-o}  (n-nm-p 名詞・主男複)

1)聞く、傾聴する、伝え聞く 2)耳に入る、知らせを受け取る、聞こえる 3)耳を傾ける、聞き従う、理解する 4)~と呼ばれる

(G191  ἀκούω A primary verb; to hear (in various senses): – give (in the) audience (of), come (to the ears), ([shall]) hear (-er, -ken), be noised, be reported, understand.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:3,9; 7:24; 13:15; 17:5;  マル7:14; 8:18; ルカ2:46; 5:1; 7:22; 8:18; 9:35; 19:48; 20:45;  ヨハ5:24; 9:31;  使徒3:22; 4:19; 12:13; 13:16; 15:12; 22:1;  ロマ10:17;  ガラ3:2,5;  etc.

【方々の町】 πόλεων  πόλις  ポりス  polis {pol‘-is} (n-gf-p 名詞・属女複)

1)城砦、都市、市、町、住民 2)都市国家、国家、自由都市 3)市民としての権利 4)天のエルサレム

(G4172 πόλις Probably from the same as 4171 or perhaps from 4183 a town (properly with walls, of greater or less size): – city.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:23; 5:14; 8:33; 9:1,35; 10:5,11,14,15,23; 11:1,20; 12:25; 14:13; 22:7; 23:34;  マル1:33,45; 5:14; 6:33,56 etc.

【から】 ἀπὸ  ἀπό  アポ apo {apo‘} (pg 前置詞・属)

1)~から  2)~から離れて 3)~の中から、~のうちの、~のうちから 4)~以来、~の後で 5)によって 6)(人、物、状態から)自由にする、取り去る

(G575  ἀπό A primary particle; “off”, that is, away (from something near), in various senses (of place, time, or relation; literally or figuratively): – (X here-) after, ago, at, because of, before, by (the space of), for (-th), from, in, (out) of, off, (up-) on (-ce), since, with. In composition (as a prefix) it usually denotes separationdeparturecessationcompletionreversal, etc.  Internet Sacred Text Archive)

【歩いて】 πεζῇ  πεζῇ ペデー  pezē {ped-zay‘} (ab 副詞)

1)徒歩で、歩いて 2)陸路で

(G3979 πεζῇ Dative feminine of a derivative of 4228 (as adverb); foot wise, that is, by walking: – a- (on) foot.  Internet Sacred Text Archive)

マタ14:13;  マル6:33

【後を】 αὐτῶ  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npdm3s 代名詞・与男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.   Internet Sacred Text Archive)

【従った】 ἠκολούθησαν  ἀκολουθέω  アコるーてオー  akoloutheō {ak-ol-oo-theh‘-o}  (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3複)

< α + κέλευθος 道

1)同じ道を歩む、ついて行く、従う、つき従う、一緒に行く、~に同行する、随行する、同行する 2)導かれる、適合する 3)弟子になる、弟子である 4)愛着する、固く結びつく、生死を共にする

(G190  ἀκολουθέω From 1 (as a particle of union) and κέλευθος keleuthos (a road); properly to be in the same way with, that is, to accompany (specifically as a disciple): – follow, reach.  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:20,22,23; 8:1,10,19,22,23; 9:9,27; 10:24; 19:2,21,27,28; 20:29,34; 26:58 etc.

† 英語訳聖書 Matt.14:13 

King James Version 
14:13 When Jesus heard [of it], he departed thence by ship into a desert place apart: and when the people had heard [thereof], they followed him on foot out of the cities.

New King James Version
14:13 When Jesus heard it, He departed from there by boat to a deserted place by Himself. But when the multitudes heard it, they followed Him on foot from the cities.

American Standard Version 
14:13 Now when Jesus heard it, he withdrew from thence in a boat, to a desert place apart: and when the multitudes heard thereof, they followed him on foot from the cities.

New International Version
14:13 When Jesus heard what had happened, he withdrew by boat privately to a solitary place. Hearing of this, the crowds followed him on foot from the towns.

Bible in Basic English 
14:13 Now when it came to the ears of Jesus, he went away from there in a boat, to a waste place by himself: and the people hearing of it, went after him on foot from the towns.

Today’s English Version
14:13 When Jesus heard the news about John, he left there in a boat and went to a lonely place by himself. The people heard about it, and so they left their towns and followed him by land.

Darby’s English Translation 
14:13 And Jesus, having heard it, went away thence by ship to a desert place apart. And the crowds having heard of it followed him on foot from the cities.

Douay Rheims 
14:13 Which when Jesus had heard, he retired from thence by boat, into a desert place apart, and the multitudes having heard of it, followed him on foot out of the cities.

Noah Webster Bible 
14:13 When Jesus heard of it, he departed thence in a boat, into a desert place apart: and when the people had heard of it, they followed him on foot out of the cities.

Weymouth New Testament 
14:13 Upon receiving these tidings, Jesus went away by boat to an uninhabited and secluded district; but the people heard of it and followed Him in crowds from the towns by land.

World English Bible 
14:13 Now when Jesus heard this, he withdrew from there in a boat, to a desert place apart. When the multitudes heard it, they followed him on foot from the cities.

Young’s Literal Translation 
14:13 and Jesus having heard, withdrew thence in a boat to a desolate place by himself, and the multitudes having heard did follow him on land from the cities.

Amplified Bible
14:13 When Jesus heard about John, He left there privately in a boat and went to a secluded place. But when the crowds heard of this, they followed Him on foot from the cities.

† 細き聲 聖書研究ノート 

 <イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく>

バプテスマのヨハネがの殉教がヨハネの弟子たちによって伝えられると、イエスは舟でそこを離れ、「寂しいところ」に行かれた。群衆は岸伝いにイエスの舟を追った。

 <群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく>

ヨハネの悲報を聞いたイエスは群衆を解散させ、舟に乗って人里離れた荒涼とした場所に退かれた。しかし、群衆は岸伝いにどこまでもイエスの舟を追った。

人々はバプテスマのヨハネを失い、「牧う者なき羊」(マタイ9:36)のごとくに彷徨い、イエスの後を追ったのである。

 <五千人の給食>

「五千人の給食」は全ての福音書記録されている(マタイ14:13~21 マルコ6:30~44 ルカ9:10~17 ヨハネ6:1~14)。 四福音書のすべてに記録された奇跡は「五千人の給食」のみである。

† 心のデボーション    

「イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく」 マタイ14:13 大正文語訳聖書

「イエスは、それを聞かれると、小舟でひそかにそこから寂しい場所へと立ちのかれた。けれども群衆はそれを聞くと、町を出て陸路を<歩いて>彼のあとに従った」 詳訳聖書

 「牧者なき羊」

教会はときに「牧者なき羊」の群れとなる。群れは養いなく、やせ衰える。牧者がいないのではない。牧者はいても群れを養う力がない、群れはいても牧者を求めないのである。

† 心のデボーション  

「イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく」 マタイ14:13 大正文語訳聖書

「イエスは、それを聞かれると、小舟でひそかにそこから寂しい場所へと立ちのかれた。けれども群衆はそれを聞くと、町を出て陸路を<歩いて>彼のあとに従った」 詳訳聖書

 「自分の居場所」

ネイティブ・アメリカンの成人式の儀式に「自分の場所を見つける」というのがある。父親は成人する子どもを夜の山につれて行き、「自分に心地よい場所を見つけて一晩すごしなさい」と告げて別れる。

成人になるには、自分で自分の居場所を見つけなければならない。そこは「寂しき處」であり、魂が疲れを癒す場所である。

「寂しき處」のない人生は居心地がよくない。

(†心のデボーション00181)

† 心のデボーション   

「イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく」 マタイ14:13 大正文語訳聖書

「イエスは、それを聞かれると、小舟でひそかにそこから寂しい場所へと立ちのかれた。けれども群衆はそれを聞くと、町を出て陸路を<歩いて>彼のあとに従った」 詳訳聖書

 「寂しき處」

人は思考のために「舟にのりて寂しき處」に行かねばならぬ時がある。人里離れたところに退き、祈るためである。

「鬱 うつ」の原字は「𩰪 うつ」であるという。「𩰪」は香草の名で、酒のかめに入れて密封すると香りのよい酒になる。もの事が閉じ込められて密封されると、ふさがれて行き場がなくなるのが「鬱」である。

内にこもる思いを解き放つために、一人になる。

「鬱 うつ」は「𩰪 うつ」であって、酒を香り高く醸成させるのかもしれない。

† 細き聲 説教  

 「寂しきところ」

「イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく」 マタイ14:13 大正文語訳聖書

「イエスは、それを聞かれると、小舟でひそかにそこから寂しい場所へと立ちのかれた。けれども群衆はそれを聞くと、町を出て陸路を<歩いて>彼のあとに従った」 詳訳聖書

ヨハネの悲報を聞いたイエスは群衆を解散させ、舟に乗って人里離れた荒涼とした場所に退かれた。しかし、群衆は岸伝いにどこまでもイエスの舟を追った。

人々はバプテスマのヨハネを失い、「牧う者なき羊」(マタイ9:36)のごとくに彷徨い、イエスの後を追ったのである。

イエスは疲れておられた。バプテスマのヨハネの衝撃的な死が、これからイエス御自身が向かわれる十字架が重なっていた。

「寂しきところ」とは祈りの場である。イエスは神への祈りの場を求められた。

しかし、群衆はイエスに静かな祈りの場を与えようとはしなかった。人々もバプテスマのヨハネの死に衝撃を受けていたからである。

人にも群れから離れ、寂しきところにゆき、ひとり神に祈らなければならない時がある。

そこで、人はそこに祈られるイエスを見出すであろう。

(皆川誠)

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