マタイによる福音書13章31節

マタイによる福音書
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† 福音書対観 「からし種」 マタイ13:24~32 マルコ4:30~32 ルカ13:18~19

マタイ13:24~32
13:31また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、 13:32それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる」。 口語訳聖書

マルコ4:30~32
4:30また言われた、「神の国を何に比べようか。また、どんな譬で言いあらわそうか。 4:31それは一粒のからし種のようなものである。地にまかれる時には、地上のどんな種よりも小さいが、 4:32まかれると、成長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほどになる」。 口語訳聖書

ルカ13:18~19
13:18そこで言われた、「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか。 13:19一粒のからし種のようなものである。ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、空の鳥もその枝に宿るようになる」。 口語訳聖書

† 福音書縦観 「からし種」 マタイ13:24~32 マルコ4:30~32 ルカ13:18~19

マタイ13:24~32

Matt.13:31また、ほかの譬を彼らに示して言われた(また言われた、「神の国を何に比べようか。また、どんな譬で言いあらわそうか。マルコ4:30 神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか。ルカ13:18)、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと(地にまかれる時には、マルコ4:31)、

Matt.13:32(ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、ルカ13:19)それはどんな種よりも小さいが(地上のどんな種よりも小さいが、マルコ4:31)、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり(どんな野菜よりも大きくなり、マルコ4:32)、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる(大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほどになる。 マルコ4:32)」。

口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.13:31

【漢訳聖書】
Matt.13:31 又以譬語之曰、天國猶一芥種、人取之而播於田。

【明治元訳】
Matt.13:31 またを彼等(かれら)に示(しめ)し曰(いひ)けるは天國(てんこく)は芥種(からしだね)の如(ごと)し人(ひと)これを取(とり)て畑(はたけ)に播(まけ)ば

【大正文語訳】
Matt.13:31 また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは

【ラゲ訳】
Matt.13:31 又他の喩を彼等に提出て曰ひけるは、天國は人の取りて其畑に播きたる芥種に似たり。

【口語訳】
Matt.13:31 また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、

【新改訳改訂3】
Matt.13:31 イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、からし種のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、

【新共同訳】
Matt.13:31 イエスは、別のたとえを持ち出して、彼らに言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、

【バルバロ訳】
Matt.13:31 ほかのたとえも話された、「天の国は人が畑にまいた一粒の芥子だねのようである。

【フランシスコ会訳】
Matt.13:31 イエスはほかの喩えを示して仰せになった、「天の国は一粒の芥子種に似ている。ある人がそれを取って畑に蒔いた。

【日本正教会訳】
Matt.13:31 又譬を設けて彼等に謂へり、天國は芥種、人取りて其田に播きたる者の如し、

【塚本虎二訳】
Matt.13:31 またほかの譬を彼らに示して言われた、「天の国は芥子粒に似ている。ある人がそれを畑にまいた。

【前田護郎訳】
Matt.13:31 もうひとつの譬えを彼らに示していわれた、「天国はある人がつまんで自らの畑にまいたからし種に似る。

【永井直治訳】
Matt.13:31 他の喩を彼等の前に置きて渡ひ給ひけるは、天國はに等しきなり。人これを取りてその畠に播けり。

【詳訳聖書】
Matt.13:31 彼はたとえ話で、もうひとつの話を彼らに示して、言われた、「天の国はある人が取って自分の畑にまいた一粒のからし種のようである。

† 聖書引照 Matt.13:31

Matt.13:31 また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは

[また他の譬を示して言ひたまふ] マタ13:24; ルカ19:11; 20:9
[天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは] マル4:30~32; ルカ13:18,19

† ギリシャ語聖書 Matt.13:31

Stephens 1550 Textus Receptus
αλλην παραβολην παρεθηκεν αυτοις λεγων ομοια εστιν η βασιλεια των ουρανων κοκκω σιναπεως ον λαβων ανθρωπος εσπειρεν εν τω αγρω αυτου

Scrivener 1894 Textus Receptus
αλλην παραβολην παρεθηκεν αυτοις λεγων ομοια εστιν η βασιλεια των ουρανων κοκκω σιναπεως ον λαβων ανθρωπος εσπειρεν εν τω αγρω αυτου

Byzantine Majority
αλλην παραβολην παρεθηκεν αυτοις λεγων ομοια εστιν η βασιλεια των ουρανων κοκκω σιναπεως ον λαβων ανθρωπος εσπειρεν εν τω αγρω αυτου

Alexandrian
αλλην παραβολην παρεθηκεν αυτοις λεγων ομοια εστιν η βασιλεια των ουρανων κοκκω σιναπεως ον λαβων ανθρωπος εσπειρεν εν τω αγρω αυτου

Hort and Westcott
αλλην παραβολην παρεθηκεν αυτοις λεγων ομοια εστιν η βασιλεια των ουρανων κοκκω σιναπεως ον λαβων ανθρωπος εσπειρεν εν τω αγρω αυτου

† ギリシャ語聖書 品詞色分け

Matt.13:31

ἄλλην παραβολὴν παρέθηκεν αὐτοῖς λέγων, ὁμοία ἐστὶν ἡ βασιλεία τῶν οὐρανῶν κόκκῳ σινάπεως, ὃν λαβὼν ἄνθρωπος ἔσπειρεν ἐν τῶ ἀγρῶ αὐτοῦ·

† ヘブライ語聖書 Matt.13:31

Matt.13:31

הוֹסִיף וְסִפֵּר מָשָׁל אַחֵר: מַלְכוּת הַשָּׁמַיִם דּוֹמָה לְגַרְגִּיר חַרְדָּל אֲשֶׁר לְקָחוֹ אִישׁ וְזָרַע אוֹתוֹ בְּשָׂדֵהוּ

† ラテン語聖書 Matt.13:31

Latin Vulgate
Matt.13:31

Aliam parabolam proposuit eis dicens: Simile est regnum cælorum grano sinapis, quod accipiens homo seminavit in agro suo:
He proposed another parable to them, saying: “The kingdom of heaven is like a grain of mustard seed, which a man took and sowed in his field.

† 私訳(詳訳)Matt.13:31

【私訳】 「彼は別のたとえ<比喩、譬え話>を彼らに示して<説明して、提供して、傍らに置いて、前に置いて、説明して>言われた。『天の国は、人がとって彼の畑に蒔いたからし種に似ている<のようである>』」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究

Matt.13:31

ἄλλην παραβολὴν παρέθηκεν αὐτοῖς λέγωνὁμοία ἐστὶν ἡ βασιλεία τῶν οὐρανῶν κόκκῳ σινάπεως, ὃν λαβὼν ἄνθρωπος ἔσπειρεν ἐν τῶ ἀγρῶ αὐτοῦ·

【別の】 ἄλλην  ἄλλος  アるろス  allos {al‘-los} (a–af-s 形容詞・対女単)

1)けれども、しかし、そうではなくて、それどころか 2)むしろ、反対に、別の、他の、もう一つの 3)異なる、違った

(G243  ἄλλος A primary word; “else”, that is, different (in many applications): – more, one (another), (an-, some an-) other (-s, -wise).  Internet Sacred Text Archive)

【たとえを】 παραβολὴν  παραβολή  パラボれー  parabolē {par-ab-ol-ay‘} (n-af-s 名詞・対女単)

< παραβάλλω (比較のため)傍らにおく

1)比較、対比、 2)比喩、譬え、たとえ話、ことわざ、訓話 3)惑星の合

(G3850 παραβολή From 3846 a similitude (“parable”), that is, (symbolically) fictitious narrative (of common life conveying a moral), apoth gm or adage: – comparison, figure, parable, proverb. Internet Sacred Text Archive)

マタ13:3,10,13,18,24,31,33,34,35,36,53, 15:15; 21:33,45; 22:1; 24:32; マル3:23; 4:2,10,11,13,30,33,34,7:17; 12:1,12; 13:28; etc.

【彼らに】 αὐτοῖς  αὐτός アウトス autos {ow-tos‘} (npdm3p 代名詞・与男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848. Internet Sacred Text Archive)

【持ち出して】 παρέθηκεν  παρατίθημι パラティてーミ  paratithēmi {par-at-ith‘-ay-mee} (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・3単)

< παρά 傍らに + τίθημι 置く

1)前へ置く、傍らに置く 2)供する、提供する、与える、出す 3)見せる、示す、説明する 4)並べる、比較する 5)任せる、委ねる、委任する

(G3908 παρατίθημι From 3844 and 5087 to place alongside, that is, present (food, truth); by implication to deposit (as a trust or for protection): – allege, commend, commit (the keeping of), put forth, set before.  Internet Sacred Text Archive)

マタ13:24,31; ルカ10:8; 11:6; 12:48; 使徒16:34; 17:3

永井訳「彼は他のたとえを彼らの前に置きて、言いたまいけるは」

【言われた】 λέγων  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vppanm-s 分詞・現能主男)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34; マル2:11; 5:9; 12:18; ルカ5:39; 6:46; 20:41; ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【天の国は】 ἡ βασιλεία τῶν οὐρανῶν

【天の】 οὐρανῶν  οὐρανός ウーラノス ouranos {oo-ran-os‘} (n-gm-p 名詞・属男複)

1)空、大空、蒼穹、丸天井 2)天の、天にある、天、天界  3)神の座、神のいますところ、神のみ住まい 4)王権 5)宇宙

ユダヤ人は天が幾層もあると考えた

(G3772 οὐρανός Perhaps from the same as 3735 (through the idea of elevation); the sky; by extension heaven (as the abode of God); by implication happinesspowereternity; specifically the Gospel (Christianity): – air, heaven ([-ly]), sky.  Internet Sacred Text Archive)

マタ3:2,17; 5:35,48; 6:9,20,26; 7:11; 24:29; マル1:11; 13:25; 16:19; ルカ2:1311:13; 12:33; 15:18; 24:51; ヨハ1:51 etc.

【国は】 βασιλεία  βασιλεία バシれイア basileia {bas-il-i‘-ah} (n-nf-s 名詞・主女単)

1)統治、支配、王位、主権 2)王権、王国、王権

「天の国」は「神の支配」を意味する

(G932 βασιλεία From 935 properly royalty, that is, (abstractly) rule, or (concretely) a realm (literally or figuratively): – kingdom, + reign.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:33; 12:25; 21:31; 24:7; 25:34; 26:29; マル1:15; 11:10; 13:8; 14:25; ルカ4:43; 9:62; 11:17; 13:18; 17:21: 18:29; 21:25 ヨハ3:3; 18:36 etc.

【人が】 ἄνθρωπος  ἄνθρωπος アンとローポス anthrōpos {anth‘-ro-pos} (n-nm-s 名詞・主男)

< ἄνήρ 人 +ὤψ  顔

1)人間、人、人類 2)男、夫 3)ある人、或る者、この人

(G444  ἄνθρωπος From 435 and ὤψ ōps (the countenance; from 3700 ; manfaced, that is, a human being: – certain, man.  Internet Sacred Text Archive)

【取って】 λαβὼν  λαμβάνω らムバノー lambanō {lam-ban‘-o} (vpaanm-s 分詞・2アオ能主男単)

1)取る、取り去る、捉える、得る、つかむ、つかまえる 2)握る、抱える、自分のものとする 3)奪い去る、取り上げる、引き取る、捕らえる、取り去る、取り立てる

(G2983 λαμβάνω A prolonged form of a primary verb, which is used only as an alternate in certain tenses; to take (in very many applications, literally and figuratively [probably objective or active, to get hold of; whereas 1209 is rather subjective or passive, to have offered to one; while 138 is more violent, to seize or remove]): – accept, + be amazed, assay, attain, bring, X when I call, catch, come on (X unto), + forget, have, hold, obtain, receive (X after), take (away, up).  Internet Sacred Text Archive)

マタ5:40; 10:38; 13:31,33; 16:19; 15:26;,36; 17:25;,27; 25:1,3; 26:26,27,52; 27:6,9,24,30,48,59; 28:15 etc.

【彼の】 αὐτοῦ  αὐτός アウトス autos {ow-tos‘} (npgm3s 代名詞・属男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848. Internet Sacred Text Archive)

【畑】 ἀγρῶ   ἀργός  アルゴス  argos {ar-gos‘} (n-dm-s 名詞・与男単)

1)野、野原、田舎 2)農地、耕作地、畑、野良 3)村、集落、田舎、郊外

(G68  ἀργός From 71 a field (as a drive for cattle); generally the country; specifically a farm, that is, hamlet: – country, farm, piece of ground, land.  Internet Sacred Text Archive)

マタ12:36; 20:3,6; Ⅰテモ5:13; テト1:12;

【に】 ἐν ἐν エン en {en}  (pd 前置詞・属)

1)~の中に、~の間に 2)~の上に 3)ところに、のそばに 4)で 3)よって 5)に

(G1722  ἐν A primary preposition denoting (fixed) position (in place, time or state), and (by implication) instrumentality (medially or constructively), that is, a relation of rest (intermediate between 1519 and 1537 ; “in”at, (up-) onby, etc.: – about, after, against, + almost, X altogether, among, X as, at, before, between, (here-) by (+ all means), for (. . . sake of), + give self wholly to, (here-) in (-to, -wardly), X mightily, (because) of, (up-) on, [open-] ly, X outwardly, one, X quickly, X shortly, [speedi-] ly, X that, X there (-in, -on), through (-out), (un-) to(-ward), under, when, where (-with), while, with (-in). Often used in compounds, with substantially the same import; rarely with verbs of motion, and then not to indicate direction, except (elliptically) by a separate (and different) prep.  Internet Sacred Text Archive)

【蒔く】 ἔσπειρεν  σπείρω スペイロー speirō {spi‘-ro} (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・3単)

1)(種を)蒔く、種まきをする 2)(子を)もうける

(G4687 σπείρω Probably strengthened from 4685 (through the idea of extending); to scatter, that is, sow (literally or figuratively): – sow (-er), receive seed.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:26; 13:3,4,18,19,20,22,23,24,27,31,37,39; 25:24;,26; マル4:3,4,14,15,16,18,20,31,32 etc.

【ところの】 ὃν  ὅς ホス hos {hos} (apram-s 関係代名詞・対男単)

1)この~ 2)これ 3)ところの、そして

(G3739  ὅς Probably a primary word (or perhaps a form of the article 3588 ; the relative(sometimes demonstrative) pronoun, whowhichwhatthat: – one, (an-, the) other, some, that, what, which, who (-m, -se), etc. See also 3757. Internet Sacred Text Archive)

【からし種に】 κόκκῳ σινάπεως  原文「からしの粒」

【からしの】 σινάπεως  σίναπι シナピ sinapi {sin‘-ap-ee} (n-gn-s 名詞・属中単)

1)からし 2)シロカラシ・クロカラシ

西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる

一年生草木であるが、成長すると3~4mになり「木」とみなされた

「地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり」マルコ4:31

(G4615 σίναπι Perhaps from σίνομαι sinomai (to hurt, that is, sting); mustard (the plant): – mustard.  Internet Sacred Text Archive)

マタ13:31; 17:20; マル4:31; ルカ13:19; 17:6

【粒に】 κόκκῳ  κόκκος コクコス kokkos {kok‘-kos} (n-dm-s 名詞・与男単)

1)粒 2)穀粒 3)種

(G2848 κόκκος Apparently a primary word; a kernel of seed: – corn, grain.  Internet Sacred Text Archive)

マタ13:31; 17:20; マル4:31; ルカ13:19; 17:6; ヨハ12:24

【似て】 ὁμοία  ὁμοιόω ホモイオオー homoioō {hom-oy-o‘-o} (a–nf-s 形容詞・主女単)

< ὅμοιος 同類の

1)~のようにする(同類の) 2)似せる、まねをする 3)同じにする 4)比べる、なぞらえる、~にたとえる

(G3666  ὁμοιόω From 3664 to assimilate, that is, compare; passively to become similar: – be (make) like, (in the) liken (-ess), resemble.  Internet Sacred Text Archive)

マタ7:24,26; 11:16; 13:31; 25:1; マル4:30; ルカ7:31; 13:18,20

【いる】 ἐστὶν  εἰμί エイミ eimi {i-mee‘} (vipa–3s 動詞・直・現・能・3単)

1)ある、いる、~である、~です、~だ 2)行われる、おこる、生ずる、現れる、来る 3)いる、滞在する、とどまる 4)存在する 5)生きている

(G1510 εἰμί  First person singular present indicative; a prolonged form of a primary and defective verb; I exist (used only when emphatic): – am, have been, X it is I, was. See also 1488 1498 1511 1527 2258 2071 2070 2075 2076 2771 2468 5600. Internet Sacred Text Archive)

† 英語訳聖書 Matt.13:31

King James Version
13:31 Another parable put he forth unto them, saying, The kingdom of heaven is like to a grain of mustard seed, which a man took, and sowed in his field:

New King James Version
13:31 Another parable He put forth to them, saying: “The kingdom of heaven is like a mustard seed, which a man took and sowed in his field,

American Standard Version
13:31 Another parable set he before them, saying, The kingdom of heaven is like unto a grain of mustard seed, which a man took, and sowed in his field:

New International Version
13:31 He told them another parable: “The kingdom of heaven is like a mustard seed, which a man took and planted in his field.

Bible in Basic English
13:31 He put another story before them, saying, The kingdom of heaven is like a grain of mustard seed which a man took and put in his field:

Today’s English Version
13:31 Jesus told them another parable: “The Kingdom of heaven is like this. A man takes a mustard seed and sows it in his field.

Darby’s English Translation
13:31 Another parable set he before them, saying, The kingdom of the heavens is like a grain of mustard seed which a man took and sowed in his field;

Douay Rheims
13:31 Another parable he proposed unto them, saying: The kingdom of heaven is like to a grain of mustard seed, which a man took and sowed in his field.

Noah Webster Bible
13:31 Another parable he proposed to them, saying, The kingdom of heaven is like a grain of mustard-seed, which a man took, and sowed in his field:

Weymouth New Testament
13:31 Another parable He put before them. ‘The Kingdom of the Heavens,’ He said, ‘is like a mustard-seed, which a man takes and sows in his ground.

World English Bible
13:31 He set another parable before them, saying, ‘The Kingdom of Heaven is like a grain of mustard seed, which a man took, and sowed in his field;

Young’s Literal Translation
13:31 Another simile he set before them, saying: ‘The reign of the heavens is like to a grain of mustard, which a man having taken, did sow in his field,

Amplified Bible
13:31 He gave them another parable [to consider], saying, “The kingdom of heaven is like a mustard seed, which a man took and sowed in his field;

† 細き聲 聖書研究ノート

 <また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは>

イエスは「毒麦の譬え」を語り終えると、続いて「からし種の譬え」をもって神の国を畑に蒔かれた小さな「からし種」に譬えられた。

 <また他の譬を示して言ひたまふ>

ルカ並行記事ではイエスは「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか」と言われた。神の国はさまざまにたとえられる。

 <からし種>

「からし種 σίναπι シナピ」西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる一年生草木であるが、成長すると3~3mになり「木」とみなされた。黒色の種子からは油も絞れる。種を採取するにはさやが充分に枯れ割れ黒い種が見えるころに枝ごと切り取って叩けばよい。ゴミは風で吹き分ける。

† 心のデボーション  

「また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは』」 マタイ13:31 大正文語訳聖書

「イエスはほかの喩えを示して仰せになった、「天の国は一粒の芥子種に似ている。ある人がそれを取って畑に蒔いた」 フランシスコ会訳聖書

 「小さきもの」

「からし種」からでも「天の国」が語られる。自然には神のメッセージが満ちている。

「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくても、その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう」 詩篇19:2~5

謙虚でありさえすれば、人は神の言葉の響きを「小さきもの」から聞くことができる。

† 心のデボーション  

「また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは』」 マタイ13:31 大正文語訳聖書

「イエスはほかの喩えを示して仰せになった、「天の国は一粒の芥子種に似ている。ある人がそれを取って畑に蒔いた」 フランシスコ会訳聖書

 「聖書の豆本」

聖書の豆本を Mustard Seed(からし種)という。「最小の本」の意味だが、小さくても大きく育つ神の言葉の意味も含まれている。

† 細き聲 説教 

 「一粒のからし種」

「また他の譬を示して言ひたまふ『天國は一粒の芥種のごとし、人これを取りてその畑に播くときは』」 マタイ13:31 大正文語訳聖書

「イエスはほかの喩えを示して仰せになった、「天の国は一粒の芥子種に似ている。ある人がそれを取って畑に蒔いた」 フランシスコ会訳聖書

ルカ並行記事ではイエスは「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか」と言われた。神の国はさまざまにたとえられる。

「からし種 σίναπι シナピ」西アジアの「くろからし brassica nigra」とされる一年生草木であるが、成長すると3~3mになり「木」とみなされた。

多くの種は風に飛ばされるほどに小さい。しかし、種は地に蒔かれれば発芽し成長するいのちを宿している。

「からし種」は黒色の堅く小さな弾薬のような「くろからし」の種である。

種は保存がよければ数年を経ても発芽する。堅い殻にまもられていのちは発芽を待つのである。

神のことばは「からし種」の如く、小さく地に蒔かれる。種が地の水分を吸って成長し、発芽するように、人に蒔かれた神のことばはただちに働きはじめ、やがて新芽を伸ばす。

畑を耕す者にとって、蒔いた種が発芽するのを見ることほど嬉しいことはない。深い安堵と共に、新芽の健やかな成長を祈りをもって見守るのである。

自身の内に「神のことば」が発芽する瞬間を捉える人は幸いである。内なる霊が小躍りして喜ぶのがわかる。

(皆川誠)

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