† 福音書縦観 「種まきの意味」 マタイ13:10~23
マタイ13:10~23 マルコ4:10~20 ルカ8:9~15
マタイ13:10~23
Matt.13:17あなたがたによく言っておく。多くの預言者や義人は、あなたがたの見ていることを見ようと熱心に願ったが、見ることができず、またあなたがたの聞いていることを聞こうとしたが、聞けなかったのである。 口語訳聖書
† 日本語訳聖書 Matt.13:17
【漢訳聖書】
Matt.13:17 我誠告爾、昔有多預言者及義人、欲見爾所見而不得見、欲聞爾所聞而不得聞。
【明治元訳】
Matt.13:7 われに爾曹(なんぢら)に告(つげ)ん多(おほく)の預言者(よげんしや)(※3)とは爾曹(なんぢら)が見(みる)ところを見(み)んとしたりしが見(みる)ことを得(え)ず爾曹(なんぢら)が聞(きく)ところを聞(きか)んとしたりしが聞(きく)ことを得(え)ざりき (※3 明治14(1881)年版では「預言者」のルビが「よげんじや」
【大正文語訳】
Matt.13:17 まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり。
【ラゲ訳】
Matt.13:17 我誠に汝等に告ぐ、多くの預言者と義人とは、汝等の見る所を見んと欲せしかど見えず、汝等の聞く所を聞かんと欲せしかど聞えざりき。
【口語訳】
Matt.13:17 あなたがたによく言っておく。多くの預言者や義人は、あなたがたの見ていることを見ようと熱心に願ったが、見ることができず、またあなたがたの聞いていることを聞こうとしたが、聞けなかったのである。
【新改訳改訂3】
Matt.13:17 まことに、あなたがたに告げます。多くの預言者や義人たちが、あなたがたの見ているものを見たいと、切に願ったのに見られず、あなたがたの聞いていることを聞きたいと、切に願ったのに聞けなかったのです。
【新共同訳】
Matt.13:17 はっきり言っておく。多くの預言者や正しい人たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」
【バルバロ訳】
Matt.13:17 まことに私は言う、多くの預言者と義人は、あなたたちの見ていることを見たいと強く望んだが見られず、あなたたちの聞いていることを聞きたいと思ったが聞けなかった。
【フランシスコ会訳】
Matt.13:17 あなた方によく言っておく。多くの預言者や義人は、あなた方が見ていることを見ようと望んだが、見ることができず、あなた方が聞いていることを聞こうと望んだが、聞くことができなかったのである」。
【日本正教会訳】
Matt.13:17 蓋我誠に爾等に語ぐ、多くの預言者と義人とは、爾等が見る所を見んと欲して見ざりき、爾等が聞く所を聞かんと欲して聞かざりき。
【塚本虎二訳】
Matt.13:17 アーメン、わたしは言う、多くの預言者と義人とは、あなた達が(いま)見ているものを見たい見たいと思ったが見られず、あなた達が(いま)聞いているものを聞きたい聞きたいと思ったが、聞かれなかったのである。
【前田護郎訳】
Matt.13:17 本当にいう、多くの預言者と義人はあなた方が見ているものを見たく思っても見られず、あなた方が聞いているものを聞きたく思っても聞けなかった。
【永井直治訳】
Matt.13:17 そは誠にわれ汝等に云はん、多くの豫言者等及び義しき者等は、汝等の視るところのものを見んと欲して見ず、また汝等の聞くところのものを聞かんと〔欲して〕聞かざりしが故なり。
【詳訳聖書】
Matt.13:17 真実に、私はあなたたちに告げる、多くの預言者また義人<まっすぐで、神のみ前での正しい身分の人々>は、あなたたちが見るところのものを見ることを切望したが見ることがなかった。またあなたたちが聞いている事を聞くことを切望したが聞くことがなかった。
† 聖書引照 Matt.13:17
Matt.13:17 まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり。
[まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり] ルカ10:24; ヨハ8:56; エペ3:5,6; ヘブ11:13,39,40; Ⅰペテ1:10~12
† ギリシャ語聖書 Matt.13:17
Stephens 1550 Textus Receptus
αμην γαρ λεγω υμιν οτι πολλοι προφηται και δικαιοι επεθυμησαν ιδειν α βλεπετε και ουκ ειδον και ακουσαι α ακουετε και ουκ ηκουσαν
Scrivener 1894 Textus Receptus
αμην γαρ λεγω υμιν οτι πολλοι προφηται και δικαιοι επεθυμησαν ιδειν α βλεπετε και ουκ ειδον και ακουσαι α ακουετε και ουκ ηκουσαν
Byzantine Majority
αμην γαρ λεγω υμιν οτι πολλοι προφηται και δικαιοι επεθυμησαν ιδειν α βλεπετε και ουκ ειδον και ακουσαι α ακουετε και ουκ ηκουσαν
Alexandrian
αμην γαρ λεγω υμιν οτι πολλοι προφηται και δικαιοι επεθυμησαν ιδειν α βλεπετε και ουκ ειδον και ακουσαι α ακουετε και ουκ ηκουσαν
Hort and Westcott
αμην γαρ λεγω υμιν οτι πολλοι προφηται και δικαιοι επεθυμησαν ιδειν α βλεπετε και ουκ ειδον και ακουσαι α ακουετε και ουκ ηκουσαν
† ギリシャ語聖書 品詞色分け
Matt.13:17
ἀμὴν γὰρ λέγω ὑμῖν ὅτι πολλοὶ προφῆται καὶ δίκαιοι ἐπεθύμησαν ἰδεῖν ἃ βλέπετε καὶ οὐκ εἶδαν, καὶ ἀκοῦσαι ἃ ἀκούετε καὶ οὐκ ἤκουσαν.
† ヘブライ語聖書 Matt.13:17
Matt.13:17
אָמֵן. אוֹמֵר אֲנִי לָכֶם, נְבִיאִים וְצַדִּיקִים רַבִּים נִכְסְפוּ לִרְאוֹת אֶת אֲשֶׁר אַתֶּם רוֹאִים וְלֹא רָאוּ, וְלִשְׁמֹעַ אֶת אֲשֶׁר אַתֶּם שׁוֹמְעִים וְלֹא שָׁמְעוּ
† ラテン語聖書 Matt.13:17
Latin Vulgate
Matt.13:17
Amen quippe dico vobis, quia multi prophetæ, et iusti cupierunt videre quæ videtis, et non viderunt: et audire quæ auditis, et non audierunt.
Amen I say to you, certainly, that many of the prophets and the just desired to see what you see, and yet they did not see it, and to hear what you hear, and yet they did not hear it.
† 私訳(詳訳)Matt.13:17
【私訳】 「だから、まことに<よくよく、真実に、はっきりと、たしかに>あなたがたに告げます。多くの預言者たちと正しい人たち<義人、神の前に正しい人>は、あなたがたの見ているものを見ようと熱望し<渇望、貪るように求め>たが、見ることがなかった。そして、あなたがたが聞いていることを聞こうと〔熱望(渇望)〕したが、聞くことがなかった」
† 新約聖書ギリシャ語語句研究
Matt.13:17
ἀμὴν γὰρ λέγω ὑμῖν ὅτι πολλοὶ προφῆται καὶ δίκαιοι ἐπεθύμησαν ἰδεῖν ἃ βλέπετε καὶ οὐκ εἶδαν, καὶ ἀκοῦσαι ἃ ἀκούετε καὶ οὐκ ἤκουσαν.
【だから】 γὰρ γάρ ガル gar {gar} (cs 接続詞・従位)
1)なぜなら、というのは、その理由は、だから 2)すなわち、では、いったい、結局 4)確かに、もちろん、だって
(G1063 γάρ A primary particle; properly assigning a reason (used in argument, explanation or intensification; often with other particles): – and, as, because (that), but, even, for indeed, no doubt, seeing, then, therefore, verily, what, why, yet. Internet Sacred Text Archive)
【はっきり言っておく】 ἀμὴν γὰρ λέγω ὑμῖν 「アーメン、わたしはあなたがたに言う」
【はっきり】 ἀμὴν ἀμήν アメーン amēn {am-ane‘} (qs 不変化詞)
1)まことに、真実に、本当に、たしかに 2)はっきりと 3)おごそかに 3)アーメン 4)(文の終わりで)かくあれ、かくあれかし、そうでありますように
ギリシャ語「ἀμήν アーメン」はヘブル語の「a-me-n アーメーン」で、動詞「a-mam アーマン たよりになる」からくる
(G281 ἀμήν Of Hebrew origin [543 ; properly firm, that is, (figuratively) trustworthy; adverbially surely (often as interjection so be it): – amen, verily. Internet Sacred Text Archive)
【あなたがたに】 ὑμῖν σύ スゆ sou {soo} (npd-2p 代名詞・与2複)
1)あなた 2)汝 3)君
(G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216. Internet Sacred Text Archive)
【言っておく】 λέγω λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–1s 動詞・直・現・能・1)
1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す
(G3004 λέγω A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter. Internet Sacred Text Archive)
マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34; マル2:11; 5:9; 12:18; ルカ5:39; 6:46; 20:41; ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.
【というのは】 ὅτι ὅτι ホティ hoti {hot‘-ee} (cc 接続詞・等)
1)~ということ 2)なぜなら~だから、というのは~だから、すなわち 3)~であるから 4)というのは
(G3754 ὅτι Neuter of 3748 as conjugation; demonstrative that (sometimes redundant); causatively because: – as concerning that, as though, because (that), for (that), how (that), (in) that, though, why. Internet Sacred Text Archive)
【多くの】 πολλοὶ πολύς ポりゆス polus polos {pol-oos‘} (a–nm-p 形容詞・主男複)
1)(数が)多い、よリ多く、余る、余分にある、十分過ぎる、ほどである、余裕がある、余計である 2)(大きさ、強さ、程度の)大きい、激しい、大いなる、非常な、重大な、3)おびただしい、幾多の、幾つもの、大量の 4)より永い、より先の 5)価値の高い、より優れた、より大切な
(G4183 πολύς Including the forms from the alternate “pollos”; (singular) much (in any respect) or (plural) many; neuter (singular) as adverb largely; neuter (plural) as adverb or noun often, mostly, largely: – abundant, + altogether, common, + far (passed, spent), (+ be of a) great (age, deal, -ly, while), long, many, much, oft (-en [-times]), plenteous, sore, straitly. Compare 4118 4119. Internet Sacred Text Archive)
【預言者たち】 προφῆται προφήτης プロふェーテース prophētēs {prof-ay‘-tace} (n-nm-p 名詞・主男複)
< πρό 前に + φημί 語る
1)あらかじめ言う 2)解釈者 3)預言者、神のことばを伝え解釈する者、代言者、予言者
(G4396 προφήτης From a compound of 4253 and 5346 a foreteller (“prophet”); by analogy an inspired speaker; by extension a poet: – prophet. Internet Sacred Text Archive)
マタ1:22; 13:57; 21:11; ルカ1:76; 7:16; 16:16; エペ4:11; Ⅰテサ2:15; 黙示22:6 etc.
【と】 καὶ καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet. Internet Sacred Text Archive)
【正しい人たちは】 δίκαιοι δίκαιος ディカイオス dikaios {dik‘-ah-yos} (ap-nm-p 形容詞・主男複)
< δίκη 正義
1)正しい、義しい、正義の 2)公平な、公正な、正当な、適正な、役に立つ 3)義人、神の目から見て正しい」 4)真の、本当の 5)罪のない、潔白な 6)神に嘉納される
「δίκαιος正しい」は元来 「δίκη 正義」を遵守する者の意味で、「δίκη 正義」はギリシャ神話のゼウスとテミスの娘で刑罰と復讐を司る正義の女神「Di,kh ディケー 正義」からきている。
「正しい人 δίκαιος ὢν ディカイオス オーン」は神の義しさに由来し、「δίκαιος ὢν」といえる存在は神だけである。
(G1342 δίκαιος From 1349 equitable (in character or act); by implication innocent, holy (absolutely or relatively): – just, meet, right (-eous). Internet Sacred Text Archive)
マタ1:19; 10:41; 13;43,29; 23:35; 27:19; ルカ1:6,17; 23:47; ヨハ5:30; 7:24; 17:25; 使徒3:14; 7:52; 22:14; ロマ1:17; 2:13; 5:7,19; 7:12 ガラ3:11; ヘブ10:38
【あなたがたの見ている】 βλέπετε βλέπω ブれポー blepō {blep‘-o} (vipa–2p 動詞・直・現・能・2複)
1)(肉眼で)見る、眺める 2)凝視する、じっと見る、熱望する、目で認める 3)見やる、認識する、見分ける、わかる、経験で知る 4)考慮する、分け隔てする、気をつける、警戒する、心する、心を向ける、熟考する 5)目指す、~に向かう、面する
(G991 βλέπω A primary verb; to look at (literally or figuratively): – behold, beware, lie, look (on, to), perceive, regard, see, sight, take heed. Compare 3700. Internet Sacred Text Archive)
【ものを】 ἃ ὅς ホス hos {hos} (-apran-p 関係代名詞・対中複)
1)この~ 2)これ 3)ところの、そして
(G3739 ὅς Probably a primary word (or perhaps a form of the article 3588 ; the relative (sometimes demonstrative) pronoun, who, which, what, that: – one, (an-, the) other, some, that, what, which, who (-m, -se), etc. See also 3757. Internet Sacred Text Archive)
【見ようと】 ἰδεῖν εἶδον ὁράω エイドン ホラオー eidon {i’-don} (vnaa 不定詞・2アオ能)
1)見る、~の方を見る、目で見る 2)感知する、知る、味わう、経験する、見て知る、洞察する、理解する、悟る、認める 3)探す、考える、心に調べる、分かる、見つける、発見する 4)注意する、心に調べる、探す 5)面会する、訪問する、行く
(G1492 εἶδοω A primary verb; used only in certain past tenses, the others being borrowed from the equivalent, 3700 and 3708 properly to see (literally or figuratively); by implication (in the perfect only) to know: – be aware, behold, X can (+ not tell), consider, (have) known (-ledge), look (on), perceive, see, be sure, tell, understand, wist, wot. Compare 3700. Internet Sacred Text Archive)
【熱望したが】 ἐπεθύμησαν ἐπιθυμέω エピとゆメオー epithumeō {ep-ee-thoo-meh‘-o} (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3複)
< ἐπί 上に + θυμός 心
1)ほしがる、(禁じれているものを)むさぼる、欲求する、欲する 2)志す、(得ようと)努力する、願う 3)切望する、渇望する 4)あこがれる、むさぼる
「心をその上に置く」こと。
(G1937 ἐπιθυμέω From 1909 and 2372 to set the heart upon, that is, long for (rightfully or otherwise): – covet, desire, would fain, lust (after). Internet Sacred Text Archive)
マタ5:28; 13:17; ルカ22:15; ガラ5:17; Ⅰテモ3:1; ヘブ6:12; Ⅰペテ1:12; 黙示9:6 etc.
【しかし】 καὶ καί カイ kai {kahee} (ch 接続詞・完)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet. Internet Sacred Text Archive)
【見ることが】 εἶδαν εἶδον ὁράω エイドン ホラオー eidon {i’-don} (viaa–3p 不定詞・2アオ能)
1)見る、~の方を見る、目で見る 2)感知する、知る、味わう、経験する、見て知る、洞察する、理解する、悟る、認める 3)探す、考える、心に調べる、分かる、見つける、発見する 4)注意する、心に調べる、探す 5)面会する、訪問する、行く
(G1492 εἶδοω A primary verb; used only in certain past tenses, the others being borrowed from the equivalent, 3700 and 3708 properly to see (literally or figuratively); by implication (in the perfect only) to know: – be aware, behold, X can (+ not tell), consider, (have) known (-ledge), look (on), perceive, see, be sure, tell, understand, wist, wot. Compare 3700. Internet Sacred Text Archive)
【なかった】 οὐκ οὐ ウー ou {oo} (qn 不変化詞・否定)
1)否 2)~ない 3)~でない
(G3756 οὐ Also οὐκ ouk ook used before a vowel and οὐχ ouch ookh before an aspirate. A primary word; the absolutely negative (compare 3361 adverb; no or not: – + long, nay, neither, never, no (X man), none, [can-] not, + nothing, + special, un ([-worthy]), when, + without, + yet but. See also 3364 3372. Internet Sacred Text Archive)
【そして】 καὶ καί カイ kai {kahee} (ch 接続詞・完)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet. Internet Sacred Text Archive)
【あなたがたが聞いている】 ἀκοῦσαι ἀκούω アクーオー akouō {ak-oo‘-o} (vnaa 不定詞・1アオ)
1)聞く、傾聴する、伝え聞く 2)耳に入る、知らせを受け取る、聞こえる 3)耳を傾ける、聞き従う、理解する 4)~と呼ばれる
(G191 ἀκούω A primary verb; to hear (in various senses): – give (in the) audience (of), come (to the ears), ([shall]) hear (-er, -ken), be noised, be reported, understand. Internet Sacred Text Archive)
マタ2:3,9; 7:24; 13:15; 17:5; マル7:14; 8:18; ルカ2:46; 5:1; 7:22; 8:18; 9:35; 19:48; 20:45; ヨハ5:24; 9:31; 使徒3:22; 4:19; 12:13; 13:16; 15:12; 22:1; ロマ10:17; ガラ3:2,5; etc.
【ものを】 ἃ ὅς ホス hos {hos} (-apran-p 関係代名詞・対中複)
1)この~ 2)これ 3)ところの、そして
(G3739 ὅς Probably a primary word (or perhaps a form of the article 3588 ; the relative (sometimes demonstrative) pronoun, who, which, what, that: – one, (an-, the) other, some, that, what, which, who (-m, -se), etc. See also 3757. Internet Sacred Text Archive)
【聞きたかったが】 ἀκούετε ἀκούω アクーオー akouō {ak-oo‘-o} (vipa–2p 動詞・直・現・能・2)
1)聞く、傾聴する、伝え聞く 2)耳に入る、知らせを受け取る、聞こえる 3)耳を傾ける、聞き従う、理解する 4)~と呼ばれる
(G191 ἀκούω A primary verb; to hear (in various senses): – give (in the) audience (of), come (to the ears), ([shall]) hear (-er, -ken), be noised, be reported, understand. Internet Sacred Text Archive)
マタ2:3,9; 7:24; 13:15; 17:5; マル7:14; 8:18; ルカ2:46; 5:1; 7:22; 8:18; 9:35; 19:48; 20:45; ヨハ5:24; 9:31; 使徒3:22; 4:19; 12:13; 13:16; 15:12; 22:1; ロマ10:17; ガラ3:2,5; etc.
【しかし】 καὶ καί カイ kai {kahee} (ch 接続詞・完)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet. Internet Sacred Text Archive)
【聞くことが】 ἤκουσαν ἀκούω アクーオー akouō {ak-oo‘-o} (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3)
1)聞く、傾聴する、伝え聞く 2)耳に入る、知らせを受け取る、聞こえる 3)耳を傾ける、聞き従う、理解する 4)~と呼ばれる
(G191 ἀκούω A primary verb; to hear (in various senses): – give (in the) audience (of), come (to the ears), ([shall]) hear (-er, -ken), be noised, be reported, understand. Internet Sacred Text Archive)
マタ2:3,9; 7:24; 13:15; 17:5; マル7:14; 8:18; ルカ2:46; 5:1; 7:22; 8:18; 9:35; 19:48; 20:45; ヨハ5:24; 9:31; 使徒3:22; 4:19; 12:13; 13:16; 15:12; 22:1; ロマ10:17; ガラ3:2,5; etc.
【なかった】 οὐκ οὐ ウー ou {oo} (qn 不変化詞・否定)
1)否 2)~ない 3)~でない
(G3756 οὐ Also οὐκ ouk ook used before a vowel and οὐχ ouch ookh before an aspirate. A primary word; the absolutely negative (compare 3361 adverb; no or not: – + long, nay, neither, never, no (X man), none, [can-] not, + nothing, + special, un ([-worthy]), when, + without, + yet but. See also 3364 3372. Internet Sacred Text Archive)
† 英語訳聖書 Matt.13:17
King James Version
13:17 For verily I say unto you, That many prophets and righteous [men] have desired to see [those things] which ye see, and have not seen [them]; and to hear [those things] which ye hear, and have not heard [them].
New King James Version
13:17 “for assuredly, I say to you that many prophets and righteous men desired to see what you see, and did not see it, and to hear what you hear, and did not hear it.
American Standard Version
13:17 For verily I say unto you, that many prophets and righteous men desired to see the things which ye see, and saw them not; and to hear the things which ye hear, and heard them not.
New International Version
3:17 For I tell you the truth, many prophets and righteous men longed to see what you see but did not see it, and to hear what you hear but did not hear it.
Bible in Basic English
13:17 For truly, I say to you that prophets and upright men had a desire to see the things which you see, and saw them not; and to have knowledge of the words which have come to your ears, and they had it not.
Today’s English Version
13:17 I assure you that many prophets and many of God’s people wanted very much to see what you see, but they could not, and to hear what you hear, but they did not.
Darby’s English Translation
13:17 for verily I say unto you, that many prophets and righteous men have desired to see the things which ye behold and did not see them, and to hear the things which ye hear and did not hear them.
Douay Rheims
13:17 For, amen, I say to you, many prophets and just men have desired to see the things that you see, and have not seen them, and to hear the things that you hear and have not heard them.
Noah Webster Bible
13:17 For verily I say to you, That many prophets and righteous men have desired to see the things which ye see, and have not seen them; and to hear the things which ye hear, and have not heard them.
Weymouth New Testament
13:17 For I solemnly tell you that many Prophets and holy men have longed to see the sights you see, and have not seen them, and to hear the words you hear, and have not heard them.
World English Bible
13:17 For most assuredly I tell you that many prophets and righteous men desired to see the things which you see, and didn’t see them; and to hear the things which you hear, and didn’t hear them.
Young’s Literal Translation
13:17 for verily I say to you, that many prophets and righteous men did desire to see that which ye look on, and they did not see, and to hear that which ye hear, and they did not hear.
Amplified Bible
13:17 I assure you and most solemnly say to you, many prophets and righteous men [who were honorable and in right standing with God] longed to see what you see, and did not see it, and to hear what you hear, and did not hear it.
† 細き聲 聖書研究ノート
<まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞
かんとせしが聞かざりしなり>
心して思うべきは、多くの預言者や義人は、イエスの弟子たちが見ているものを見ようとしたが見えず、聞いていることを聞こうとしたが聞くことができなかった。
<見んとせしが>
「熱望 ἐπιθυμέω エピとゆメオー」はマタイ5:28では「みだらな思い(ἐπιθυμέω エピとゆメオー)で他人の妻を見る者」で用いられた言葉である。
預言者や義人があれほど「見んと熱望した」こと、「聞くことを強く欲した」が見ることも聞くこともできなかったことを、イエスの弟子たちは見ており、聞いている。
† 心のデボーション
「まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり」 マタイ13:17 大正文語訳聖書
「あなた方によく言っておく。多くの預言者や義人は、あなた方が見ていることを見ようと望んだが、見ることができず、あなた方が聞いていることを聞こうと望んだが、聞くことができなかったのである」 フランシスコ会訳聖書
「見ることのできなかったメッセージ」
多くの預言者や正しい人々が「見たかったが見ることができず」、「聞きたかったが聞くことができなかった」こととは、イエス御自身(メシア)についてである。彼らは長い待望の日々を過ごした。そして私たちは「今、ここ」にイエスを見、イエスに聞くことができる。
多くの預言者や正しい人々をして見ることのできなかったメッセージが私の目で見、耳で聞くことのできるものとなった。イエスを見、イエスに聞くことは恵みによる。当然のように見、聞くべきことではない。
† 心のデボーション
「まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり」 マタイ13:17 大正文語訳聖書
「あなた方によく言っておく。多くの預言者や義人は、あなた方が見ていることを見ようと望んだが、見ることができず、あなた方が聞いていることを聞こうと望んだが、聞くことができなかったのである」 フランシスコ会訳聖書
「熱望」
「熱望 ἐπιθυμέω エピとゆメオー」はマタイ5:28 では「みだらな思い(ἐπιθυμέω エピとゆメオー)で他人の妻を見る者」で用いられた言葉である。預言者は、例えは悪いが、男が女に向けるあの「熱情、熱望」をもって、見ることを欲し、聞くことを求めたのである。
† 心のデボーション
「まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり」 マタイ13:17 大正文語訳聖書
「あなた方によく言っておく。多くの預言者や義人は、あなた方が見ていることを見ようと望んだが、見ることができず、あなた方が聞いていることを聞こうと望んだが、聞くことができなかったのである」 フランシスコ会訳聖書
「飲水思源(いんすいしげん)」
田沢湖畔に「飲水思源像(いんすいしげん)」が建立されている。1991年に田沢湖と台湾の澄清湖が姉妹湖提携した記念に台湾から贈られたもので、若い男が二つの桶に水を汲み天秤で運ぼうとしている。
「飲水思源」は中国の故事成句で「水を飲む者は、その源に思いを致せ」との意味である。
イエスによって知ることを許された我らは「旧約の預言者、義人」の存在を忘れてはならない。我らの飲む井戸は彼らが掘ったのである。
† 細き聲 説教
「見ることを熱望する」
「まことに汝らに告ぐ、多くの預言者・義人は、汝らが見る所を見んとせしが見ず、なんぢらが聞く所を聞かんとせしが聞かざりしなり」 マタイ13:17 大正文語訳聖書
「あなた方によく言っておく。多くの預言者や義人は、あなた方が見ていることを見ようと望んだが、見ることができず、あなた方が聞いていることを聞こうと望んだが、聞くことができなかったのである」 フランシスコ会訳聖書
心して思うべきは、多くの預言者や義人は、イエスの弟子たちが見ているものを見ようとしたが見えず、聞いていることを聞こうとしたが聞くことができなかった。
「熱望 ἐπιθυμέω エピとゆメオー」はマタイ5:28では「みだらな思い(ἐπιθυμέω エピとゆメオー)で他人の妻を見る者」で用いられた言葉である。
預言者や義人は、みだらな思いで他人の妻を見る者が見んと熱望するごとき熱い想いで、イエスの弟子たちが見ていることを「見たい」と思ったが、見ることは許されず、「聞くことを強く欲した」が聞くこともできなかった。
何故なら、イエスの弟子たちが見て、聞いたのは「イエス」そのものだったからである。
預言者や義人であっても、イエスを見ようとしないで、いかに見ることを熱望しても、見ることはできない。
イエスによる以外にイエスに到達する者は一人としていない。
(皆川誠)
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