マタイによる福音書11章20節

マタイによる福音書
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† 福音書対観 「悔い改めぬ町」 マタイ11:20~24

マタイ11:20~24 ルカ10:12~15
マタイ11:20~24

11:20それからイエスは、数々の力あるわざがなされたのに、悔い改めることをしなかった町々を、責めはじめられた。 11:21「わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちのうちでなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰をかぶって、悔い改めたであろう。 11:22しかし、おまえたちに言っておく。さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。 11:23ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その町は今日までも残っていたであろう。 11:24しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方がおまえよりは耐えやすいであろう」。口語訳聖書

ルカ10:12~15

10:12あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。 10:13わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちの中でなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰の中にすわって、悔い改めたであろう。 10:14しかし、さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。 10:15ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。口語訳聖書

† 福音書縦観 「悔い改めぬ町」 マタイ11:20~24

マタイ11:20~24 ルカ10:12~15
マタイ11:20~24

Matt.11:20それからイエスは、数々の力あるわざがなされたのに、悔い改めることをしなかった町々を、責めはじめられた。

Matt.11:21「わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちのうちでなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰をかぶって(灰の中にすわって ルカ10:13)、悔い改めたであろう。

Matt.11:22しかし、おまえたちに言っておく。さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。 (あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。 ルカ10:12)

Matt.11:23ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その町は今日までも残っていたであろう。

Matt.11:24しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方がおまえよりは耐えやすいであろう」。

口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.11:20

【漢訳聖書】
Matt.11:20 時、耶穌其向所多施異能之諸邑、因彼不悔改而責之、

【明治元訳】
Matt.11: 20 厥時(そのとき)イエス多(おほく)の異能(ことなるわざ)を行(なし)たまひたる諸邑(むらむら)の悔改(くいあらた)めざるに由(より)て責(いましめ)いひけるは

【大正文語訳】
Matt.11: 20 爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ、

【ラゲ訳】
Matt.11: 20 然てイエズス、奇蹟の多く行はれたる町々の改心せざるによりて、之を責め始め給ひけるは、

【口語訳】
Matt.11:20 それからイエスは、数々の力あるわざがなされたのに、悔い改めることをしなかった町々を、責めはじめられた。

【新改訳改訂3】
Matt.11:20 それから、イエスは、数々の力あるわざの行われた町々が悔い改めなかったので、責め始められた。

【新共同訳】
Matt.11:20 それからイエスは、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、叱り始められた。

【バルバロ訳】
Matt.11:20 イエズスは多くの奇跡を見た町が悔い改めぬのを責められた、

【フランシスコ会訳】
Matt.11:20 さて、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、イエズスはそれらの町を責めてこう仰せになった。

【日本正教会訳】
Matt.11:20 其時イイスス殊に多く異能を行はれし諸邑の悔改せざるに因りて、是れを責めて曰へり、

【塚本虎二訳】
Matt.11:20 それから、数多くの奇蹟を行っていただいた町々が悔改めなかったので、これを叱り始められた、

【前田護郎訳】
Matt.11:20 そのころのこと、彼の奇跡がもっとも多くなされた町々が悔い改めなかったのを責めはじめられた。

【永井直治訳】
Matt.11:20 そのとき彼は多くのある行(わざ)の發(おこ)りし市々(まちまち)を非難し始め給へり。そは彼等の悔い改めざりしが故なり。

【詳訳聖書】
Matt.11:20 その時、イエスは、彼の力あるみわざの大部分がなされた町々が悔い改めない<彼らの心が変わらない>ので、その町々をとがめ<責め>はじめられた、

† 聖書引照 Matt.11:20

Matt.11:20 爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ、

[爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて] マタ12:41; 21:28~32; エレ8:6; 使徒17:20; Ⅱテモ2:25,26; 黙示2:21; 9:20,21; 16:9,11
[之を責めはじめ給ふ] ルカ10:13~15 詩篇81:11~13; イザ1:2~5; ミカ6:1~5; マル9:19; 16:14; ヤコ1:5

† ギリシャ語聖書 Matt.11:20

Stephens 1550 Textus Receptus
τοτε ηρξατο ονειδιζειν τας πολεις εν αις εγενοντο αι πλεισται δυναμεις αυτου οτι ου μετενοησαν

Scrivener 1894 Textus Receptus
τοτε ηρξατο ονειδιζειν τας πολεις εν αις εγενοντο αι πλεισται δυναμεις αυτου οτι ου μετενοησαν

Byzantine Majority
τοτε ηρξατο ονειδιζειν τας πολεις εν αις εγενοντο αι πλεισται δυναμεις αυτου οτι ου μετενοησαν

Alexandrian
τοτε ηρξατο ονειδιζειν τας πολεις εν αις εγενοντο αι πλεισται δυναμεις αυτου οτι ου μετενοησαν

Hort and Westcott
τοτε ηρξατο ονειδιζειν τας πολεις εν αις εγενοντο αι πλεισται δυναμεις αυτου οτι ου μετενοησαν

† ギリシャ語聖書 品詞色分け

Matt.11:20

Τότε ἤρξατο ὀνειδίζειν τὰς πόλεις ἐν αἷς ἐγένοντο αἱ πλεῖσται δυνάμεις αὐτοῦὅτι οὐ μετενόησαν

† ヘブライ語聖書 Matt.11:20

Matt.11:20

אָז הֵחֵל לִגְעֹר בֶּעָרִים שֶׁהִתְחוֹלְלוּ בָּהֶן נִסָּיו הָרַבִּים וְלֹא חָזְרוּ בִּתְשׁוּבָה

† ラテン語聖書 Matt.11:20

Latin Vulgate
Matt.11:20

Tunc cœpit exprobrare civitatibus, in quibus factæ sunt plurimæ virtutes eius, quia non egissent pœnitentiam.
Then he began to rebuke the cities in which many of his miracles were accomplished, for they still had not repented.

† 私訳(詳訳)Matt.11:20

【私訳】 「そこで、彼〔イエス〕は、彼の幾多の奇跡<力>のなされた町々が悔い改め<考えを変え、目的を変え、心を変え、思いを変え>なかったので、責め<とがめ、非難し、叱責し>始められた。」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究

Matt.11:20

Τότε ἤρξατο ὀνειδίζειν τὰς πόλεις ἐν αἷς ἐγένοντο αἱ πλεῖσται δυνάμεις αὐτοῦ, ὅτι οὐ μετενόησαν

【そこで】 Τότε  τότε トテ tote {tot‘-eh} (ab 副詞)

1)そのとき 2)それから 3)そうすれば 4)そのあとで 5)そこで 6)その時間に 7)次に 8)同時に

(G5119 τότε From (the neuter of) 3588 and 3753 the when, that is, at the time that (of the past or future, also in consecution): – that time, then.  Internet Sacred Text Archive)

【叱り】 ὀνειδίζειν  ὀνειδίζω オネイディゾー oneidezō {on-i-did‘-zo} (vnpa 不定詞・現能)

< ὄνειδος  恥、叱責

1)叱責する 2)ののしる 3)とがめる 4)責める、譴責する、難詰する 4)侮辱する、非難する、そしる

(G3679  ὀνειδίζω From 3681 to defame, that is, rail atchidetaunt: – cast in teeth, (suffer) reproach, revile, upbraid.  Internet Sacred Text Archive)

マタ5:11; 11:20; 27:44; マル15:32; 16:14; ルカ6:22 etc.

【始められた】 ἤρξατο  ἄρχω アルこー arch ō{ar‘-kh ō} (viam–3s 動詞・直・1アオ・中・3単)

1)始める、手を染める 2)第一の(最初の)者である 3)指導者である、支配者である、治める、支配する 4)案内する、先導する、先に立つ 5)指揮する、指導する

(G756 ἄρχω Middle voice of 757 (through the implication of precedence); to commence (in order of time): – rehearse from the) begin (-ning).  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:17; 11:20; 12:1; 16:21; 18:24; 20:8; 24:29; マル1:45: 2:23; 4:1; 6:2,7,34; 8:11;,31; 14:65; 15:18 etc.

【というのは】 ὅτι  ὅτι ホティ hoti {hot‘-ee} (cs 接続詞・従)

1)~ということ 2)なぜなら~だから、というのは~だから、すなわち 3)~であるから 4)というのは

(G3754  ὅτι Neuter of 3748 as conjugation; demonstrative that (sometimes redundant); causatively because: – as concerning that, as though, because (that), for (that), how (that), (in) that, though, why.  Internet Sacred Text Archive)

【数多くの】 πλεῖσται  πολύς ポりゆス polus polos {pol-oos‘} (a-snf-p 形容詞・最上主女複)

1)(数が)多い、よリ多く、余る、余分にある、十分過ぎる、ほどである、余裕がある、余計である 2)(大きさ、強さ、程度の)大きい、激しい、大いなる、非常な、重大な、3)おびただしい、幾多の、幾つもの、大量の 4)より永い、より先の 5)価値の高い、より優れた、より大切な

(G4183 πολύς Including the forms from the alternate “pollos”; (singular) much (in any respect) or (plural) many; neuter (singular) as adverb largely; neuter (plural) as adverb or noun oftenmostlylargely: – abundant, + altogether, common, + far (passed, spent), (+ be of a) great (age, deal, -ly, while), long, many, much, oft (-en [-times]), plenteous, sore, straitly. Compare 4118 4119.  Internet Sacred Text Archive)

【彼の】 αὐτοῦ  αὐτός アウトス autos {ow-tos‘} (npgm3s 代名詞・属男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.  Internet Sacred Text Archive)

【奇跡の】 δυνάμεις  δύναμις どュナミス dunamis {doo‘-nam-is} (n-nf-p 名詞・主女複)

1)力、体力、原動力  2)能力、才能 3)権力、影響力 4)戦力、兵力、軍勢 5)名声、名望 6)価値 7)意味 8)奇跡

(G1411 δύναμιςFrom 1410 force (literally or figuratively); specifically miraculous power (usually by implication a miracle itself): – ability, abundance, meaning, might (-ily, -y, -y deed), (worker of) miracle (-s), power, strength, violence, mighty (wonderful) work.  Internet Sacred Text Archive)

マタ7:22; 11:20,21,23; 13:58; マル6:2,5; 9:39; ルカ10:13; 19:37; etc.

【行われた】 ἐγένοντο  γίνομαι ギノマイ ginomai {ghin‘-om-ahee} (viad–3p 動詞・直・2アオ・能欠・3複)

1)存在するようになる、存在するにいたる、存在を始める 2)生じる、生ずる、生まれる 3)現れる、おこる、発生する、始まる、になる、ふりかかる、成る、登場する、来る 4)~とされる、仕上げられる、作られる、行われる、なされる 5)出る、起こる

(G1096 γίνομαι A prolonged and middle form of a primary verb; to cause to be (“gen” -erate), that is, (reflexively) to become (come into being), used with great latitude (literally, figuratively, intensively, etc.): – arise be assembled, be (come, -fall, -have self), be brought (to pass), (be) come (to pass), continue, be divided, be done, draw, be ended, fall, be finished, follow, be found, be fulfilled, + God forbid, grow, happen, have, be kept, be made, be married, be ordained to be, partake, pass, be performed, be published, require, seem, be showed, X soon as it was, sound, be taken, be turned, use, wax, will, would, be wrought.  Internet Sacred Text Archive)

マタ10:29; 13:5,8,23; 15:35; 23:35; 27:51; マル4:8,20,26,28,31; 8:6; 9:20; 14:35; ルカ13:7;14:35; 22:44; 24:5; ヨハ8:6,8: 12:24; ヘブ6:7; ヤコ5:5 etc.

【ところの】
ἐν ἐν エン en {en}  (pd 前置詞・属)

1)~の中に、~の間に 2)~の上に 3)ところに、のそばに 4)で 3)よって 5)に

(G1722  ἐν A primary preposition denoting (fixed) position (in place, time or state), and (by implication) instrumentality (medially or constructively), that is, a relation of rest (intermediate between 1519 and 1537 ; “in”at, (up-) onby, etc.: – about, after, against, + almost, X altogether, among, X as, at, before, between, (here-) by (+ all means), for (. . . sake of), + give self wholly to, (here-) in (-to, -wardly), X mightily, (because) of, (up-) on, [open-] ly, X outwardly, one, X quickly, X shortly, [speedi-] ly, X that, X there (-in, -on), through (-out), (un-) to(-ward), under, when, where (-with), while, with (-in). Often used in compounds, with substantially the same import; rarely with verbs of motion, and then not to indicate direction, except (elliptically) by a separate (and different) prep.  Internet Sacred Text Archive)

αἷς  ὅς ホス hos {hos} (aprdf-p 関係代名詞・与女複)

1)この~ 2)これ 3)ところの、そして

(G3739  ὅς Probably a primary word (or perhaps a form of the article 3588 ; the relative (sometimes demonstrative) pronoun, whowhichwhatthat: – one, (an-, the) other, some, that, what, which, who (-m, -se), etc. See also 3757 Internet Sacred Text Archive)

【町々が】 πόλεις  πόλις ポりス polis {pol‘-is} (n-af-p 名詞・対女複)

1)城砦、都市、市、町、住民 2)都市国家、国家、自由都市 3)市民としての権利 4)天のエルサレム

(G4172 πόλις Probably from the same as 4171 or perhaps from 4183 a town (properly with walls, of greater or less size): – city.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:23; 5:14; 8:33; 9:1,35; 10:5,11,14,15,23; 11:1,20; 12:25; 14:13; 22:7; 23:34; マル1:33,45; 5:14; 6:33,56 etc.

【悔改め】 μετενόησαν\ μετανοέω メタノエオー  metanoeō {met-an-o-eh‘-o} (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3複)

< μετά 変化 + νοέω 理解、考え、思惟、思慮、思い、心、わきまえ、分別、知性、理性、意味

1)考えを変える、考え直す、目的を変える、心を変える、思いを変える、思考を変える 2)後悔する 3)悔改め、改心する

「悔い改め」を意味するヘブル語 שׁוּב shu-b には「回転」の意味がある。神の方向に向きを変えることである。

(G3340 μετανοέω From 3326 and 3539 to think differently or afterwards, that is, reconsider (morally to feel compunction): – repent.  Internet Sacred Text Archive)

マタ3:2; 4:17; 11:20,21; 12:41; マル1:15; 6:12; ルカ10:13; 11:32; 13:3,5; 15:7,10; 16:30; 17:3,4; etc.

【なかったので】 οὐ  οὐ ウー ou {oo} (qn 不変化詞・否定)

1)否 2)~ない 3)~でない

(G3756 οὐ Also οὐκ ouk ook used before a vowel and οὐχ ouch ookh before an aspirate. A primary word; the absolutely negative (compare 3361 adverb; no or not: – + long, nay, neither, never, no (X man), none, [can-] not, + nothing, + special, un ([-worthy]), when, + without, + yet but. See also 3364 3372.  Internet Sacred Text Archive)

† 英語訳聖書 Matt.11:20

King James Version
11:20 Then began he to upbraid the cities wherein most of his mighty works were done, because they repented not:

New King James Version
11:20 Then He began to rebuke the cities in which most of His mighty works had been done, because they did not repent:

American Standard Version
11:20 Then began he to upbraid the cities wherein most of his mighty works were done, because they repented not.

New International Version
11: 20 Then Jesus began to denounce the cities in which most of his miracles had been performed, because they did not repent.

Bible in Basic English
11:20 Then he went on to say hard things to the towns where most of his works of power were done, because they had not been turned from their sins.

Today’s English Version
11:20 The people in the towns where Jesus had performed most of his miracles did not turn from their sins, so he reproached those towns.

Darby’s English Translation
11:20 Then began he to reproach the cities in which most of his works of power had taken place, because they had not repented.

Douay Rheims
11:20 Then began he to upbraid the cities wherein were done the most of his miracles, for that they had not done penance.

Noah Webster Bible
11:20 Then he began to upbraid the cities in which most of his mighty works had been done, because they repented not.

Weymouth New Testament
11:20 Then began He to upbraid the towns where most of His mighty works had been done–because they had not repented.

World English Bible
11:20 Then he began to denounce the cities in which most of his mighty works were done, because they didn’t repent.

Young’s Literal Translation
11:20 Then began he to reproach the cities in which were done most of his mighty works, because they did not reform.

Amplified Bible
11:20 Then He began to denounce [the people in] the cities in which most of His miracles were done, because they did not repent [and change their hearts and lives].

† 細き聲 聖書研究ノート

 <爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ>

バプテスマのヨハネがの弟子たちはイエスのことばを携えて去って行った。それからイエスは教えや力ある業を見たのに悔改めようとしないイスラエルの町々を責められ始めた。

 <爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々>

「奇跡 δύναμις どュナミス」は、「力、体力、原動力」を意味することばで「能力、影響力、価値、意味」などを示す。

「力ある業」とも訳される。

英語 miracle はラテン語mīrāculum (mīrārī不思議に思う+-cle指小辞)から来ている。

 <悔改めぬによりて>

「奇跡」の目的は「悔い改め」である。

「奇跡」は「悔い改め μετανοέω メタノエオー 理解、考え、思惟、思想、思い、心を変えること」を求める。

だが、イエスが奇跡をおこされた町々は悔い改めなかった。

 <之を責めはじめ給ふ>

「叱る ὀνειδίζω オネイディゾー」は「ののしる、とがめる、責める、譴責する、侮辱する、非難する、難詰する」などの意味がある。

† 心のデボーション  

「爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ」 マタイ11:20 大正文語訳聖書

「さて、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、イエズスはそれらの町を責めてこう仰せになった」 フランシスコ会訳聖書

 「悔改め」

「悔改め μετανοέω メタノエオー」は「μετά 変化 + νοέω 理解、考え、思惟、思慮、思い、心、わきまえ、分別、知性、理性、意味」で、「考えを変える、目的を変える、心を変える、思いを変える」ことである。

何一つ変えることなく口で悔改めるのは容易い。だが、「考えを変え、目的を変え、心を変え、思いを変える」となると、人はめったには悔い改めるものではない。「悔改め」は全生涯をかけてなされる「私」への回帰である。

† 心のデボーション  

「爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ」 マタイ11:20 大正文語訳聖書

「さて、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、イエズスはそれらの町を責めてこう仰せになった」 フランシスコ会訳聖書

 「奇跡」

人は「奇跡」を求める。「奇跡」は「悔い改め μετανοέω メタノエオー 理解、考え、思惟、思想、思い、心を変えること」を求めるが、そこに至るにはなお距離がある。

奇跡を見て信じたことは、奇跡が消えれば失われる。

† 心のデボーション  

「爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ」 マタイ11:20 大正文語訳聖書

「さて、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、イエズスはそれらの町を責めてこう仰せになった」 フランシスコ会訳聖書

 「激しい感情」

「叱る ὀνειδίζω オネイディゾー」は「ののしる、とがめる、責める、譴責する、侮辱する、非難する、難詰する」などの意味がある。イエスはしるしを見ても信じない町々を激しく「ののしられた」のである。イエスは怒りも含めた「激しい感情」をお持ちであった。すべての人の内にもそれはある。

激しい感情はおさえるべきものではなく、また自由に解き放つものでもない。

† 細き聲 説教 

 「悔改め」

「爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ」 マタイ11:20 大正文語訳聖書

「さて、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、イエズスはそれらの町を責めてこう仰せになった」 フランシスコ会訳聖書

イエスは人々の連れて来る、多くの病める人々をことごとく癒された。

バプテスマのヨハネがの弟子たちはイエスのことばを携えて去って行った。それからイエスは教えや力ある業を見たのに悔改めようとしないイスラエルの町々を責められ始めた。

「奇跡」の目的は「悔い改め」であった。

「力ある業」は「悔い改め μετανοέω メタノエオー 理解、考え、思惟、思想、思い、心を変えること」を求める。

だが、イエスが奇跡をおこされた町々は悔い改めなかった。

最大の奇跡は人の心が変わることであり、奇跡の目的は悔改めにある。

人は奇跡を目撃し、奇跡を体験したとしても、それが「悔改め」ではないと知るべきである。

悔改めによっていのちと存在の目的が変えられた人こそが奇跡を経験したのである。

(皆川誠)

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