マタイによる福音書11章18節

マタイによる福音書
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† 福音書縦観 「洗礼者ヨハネの質問」 マタイ11:2~19

マタイ11:2~19 ルカ7:18~35,16:16
マタイ11:2~19

Matt.11:18なぜなら、ヨハネがきて、食べることも、飲むこともしないと(パンを食べることも、ぶどう酒を飲むこともしないと ルカ7:33)、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、 口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.11:18

【漢訳聖書】
Matt.11:18 約翰至不食不飮、人言其患鬼。

【明治元訳】
Matt.11:18 蓋(そは)ヨハネ來(きたり)て食(くら)ふこと飮(のむ)ことを爲(せ)ざれば鬼(おに)に憑(つか)れたる者(もの)なりと人々言(いへ)り

【大正文語訳】
Matt.11:18 それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ、

【ラゲ訳】
Matt.11:18 蓋ヨハネ來りて飲食せざれば、惡魔に憑かれたりと云はれ、

【口語訳】
Matt.11:18 なぜなら、ヨハネがきて、食べることも、飲むこともしないと、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、

【新改訳改訂3】
Matt.11:18 ヨハネが来て、食べも飲みもしないと、人々は『あれは悪霊につかれているのだ』と言い、

【新共同訳】
Matt.11:18 ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、

【バルバロ訳】
Matt.11:18 ヨハネが来て飲み食いしないと、<あの男は悪魔につかれている>と言い、

【フランシスコ会訳】
Matt.11:18 というのは、人々は、ヨハネが来て、飲み食いしないと、『悪魔につかれている』と言い、

【日本正教会訳】
Matt.11:18 蓋イオアン來りて、食はず、飮まず、人は言ふ、彼魔鬼に憑らると、

【塚本虎二訳】
Matt.11:18 なぜならその人たちは、ヨハネが来て飲み食いしないと『悪鬼につかれている』と言い、

【前田護郎訳】
Matt.11:18 ヨハネが来て食べも飲みもしなかったので、彼は悪霊につかれている、と人々はいい、

【永井直治訳】
Matt.11:18 そはヨハネ到りて食せずまた飮まざれば、彼は惡鬼に憑かる、と彼等は云ひ

【詳訳聖書】
Matt.11:18 というのは、ヨハネが来て、人々といっしょに飲み食いをしないと、『彼は悪鬼につかれている』と言い、

† 聖書引照 Matt.11:18

Matt.11:18 それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ、

[それは、ヨハネ來りて飮食せざれば] マタ3:4; エレ15:17; 16:8,9; ルカ1:15; Ⅰコリ9:27
[「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ] マタ10:25; Ⅱ列王9:11; エレ29:26; ホセ9:7; ヨハ7:20; 8:48; 10:20; 使徒26:24

† ギリシャ語聖書 Matt.11:18

Stephens 1550 Textus Receptus
ηλθεν γαρ ιωαννης μητε εσθιων μητε πινων και λεγουσιν δαιμονιον εχει

Scrivener 1894 Textus Receptus
ηλθεν γαρ ιωαννης μητε εσθιων μητε πινων και λεγουσιν δαιμονιον εχει

Byzantine Majority
ηλθεν γαρ ιωαννης μητε εσθιων μητε πινων και λεγουσιν δαιμονιον εχει

Alexandrian
ηλθεν γαρ ιωαννης μητε εσθιων μητε πινων και λεγουσιν δαιμονιον εχει

Hort and Westcott
ηλθεν γαρ ιωαννης μητε εσθιων μητε πινων και λεγουσιν δαιμονιον εχει

† ギリシャ語聖書 品詞色分け

Matt.11:18

ἦλθεν γὰρ ᾽Ιωάννης μήτε ἐσθίων μήτε πίνων, καὶ λέγουσιν, Δαιμόνιον ἔχει.

† ヘブライ語聖書 Matt.11:18

Matt.11:18

כִּי בָּא יוֹחָנָן, לֹא אָכַל וְלֹא שָׁתָה, וְאוֹמְרִים עָלָיו שֵׁד בּוֹ

† ラテン語聖書 Matt.11:18

Latin Vulgate
Matt.11:18

Venit enim Ioannes neque manducans, neque bibens, et dicunt: Dæmonium habet.
For John came neither eating nor drinking; and they say, ‘He has a demon.’

† 私訳(詳訳)Matt.11:18

【私訳】 「というのは、ヨハネが来て<現れて>、食べもしないし飲みもしないと、『悪霊<偽りの神>を抱いている<持っている、身に着ける、保持している、身に帯びている>』と彼らは言い」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究

Matt.11:18

ἦλθεν γὰρ ᾽Ιωάννης μήτε ἐσθίων μήτε πίνων, καὶ λέγουσιν, Δαιμόνιον ἔχει.

【というのは】 γὰρ  γάρ ガル gar {gar} (cs 接続詞・従位)

1)なぜなら、というのは、その理由は、だから 2)すなわち、では、いったい、結局 4)確かに、もちろん、だって

(G1063 γάρ A primary particle; properly assigning a reason (used in argument, explanation or intensification; often with other particles): – and, as, because (that), but, even, for indeed, no doubt, seeing, then, therefore, verily, what, why, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【ヨハネが】 ᾽Ιωάννης  ᾽Ιωάννης イオーアンネース Iōannēs {ee-o-an‘-nace} (n-nm-s 名詞・主男単)

ヨハネ  ヘブライ名「ヤーゥエの賜物」

(G2491 ᾽Ιωάννης Of Hebrew origin [3110 ; Joannes (that is, Jochanan), the name of four Israelites: – John.  Internet Sacred Text Archive)

(バプテスマのヨハネ マタ3:1,2,6,11; マル1:4; 2:18; ルカ3:2,3; ヨハ3:23; 使徒10:37; 13:24,25; 19:3,4)

(ゼベダイの子ヨハネ マタ4:21; 10:2; 17:1; マル1:19,29; 3:17; 5:37; 9:2,38; 10:35, 41; 13:3; 14:33; ルカ5:10; 6:14; 8:51; 9:28, 49, 54; 22:8 etc.)

【来て】 ἦλθεν  ἔρχομαι エルこマイ erchomai {er‘-khom-ahee} (viaa–3s 動詞・直・2アオ・能・3単)

1)来る、やってくる、~しにやってくる 2)近づく、臨む、達する 3)着く、到着する 4)現れる 5)上がる、下る

(G2064 ἔρχομαι Middle voice of a primary verb (used only in the present and imperfect tenses, the others being supplied by a kindred [middle voice] word, ἐλεύθομαι eleuthomai or ἕλθω elthō ; which do not otherwise occur); to come or go (in a great variety of applications, literally and figuratively): – accompany, appear, bring, come enter, fall out, go, grow, X light, X next, pass, resort, be set.  Internet Sacred Text Archive)

【食べも】 ἐσθίων  ἐσθίω エスてィオー esthiō {es-thee‘-o} (vppanm-s 分詞・現能主男単)

1)食う、食べる、食事する 2)食い尽くす、焼き尽くす 3)摂取する 4)悩ます、苦しめる

(G2068  ἐσθίω Strengthened for a primary word ἔδω edō (to eat); used only in certain tenses, the rest being supplied by 5315 to eat (usually literally): – devour, eat, live.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:25,31; 12:1,4; 14:20,21; 15:27,32,37,38; 25:35,42; 26:26; マル1:6; 2:26; 6:37,42,44, 7:3,4,28; 8:1,2,8; 11:14; ルカ4:2; 6:2,4; 7:33; 9:17; 10:7; 12:22,29; 15:16; 17:27,28 etc.

【しない】 μήτε  μήτε メーテ mēte {may‘-the} (cc 接続詞・等位)

< μή 否定 + τέ そして

1)いけない 2)~もまた~でない 2)~でもなく~でもない

(G3383 μήτε From 3361 and 5037 not too, that is, (in continued negation) neither or nor; also, not even: – neither, (n-) or, so much as.  Internet Sacred Text Archive)

【飲みも】 πίνων  πίνω ピノー pinō {pee‘-no } (vppanm-s 分詞・現能主男単)

1)飲む 2)吸い込む 3)吸収する

(G4095 πίνω The first is a prolonged form of the second, which (together with the third form) occurs only as an alternate in certain tenses; to imbibe (literally or figuratively): – drink.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:25;,31; 20:22,23; 24:38; 26:27;,29,42; 27:34; マル10:38,39; 14:23,25; 16:18 etc.

【しないと】 μήτε  μήτε メーテ mēte {may‘-the} (cc 接続詞・等位)

< μή 否定 + τέ そして

1)いけない 2)~もまた~でない 2)~でもなく~でもない

(G3383 μήτε From 3361 and 5037 not too, that is, (in continued negation) neither or nor; also, not even: – neither, (n-) or, so much as.  Internet Sacred Text Archive)

【そして】 καὶ καί カイ kai {kahee} (ch 接続詞・完)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【あれは悪霊に取りつかれている】 原文「彼は悪霊を所有する」

【悪霊に】 Δαιμόνιον  δαιμόνιον ダイモニオン daimonion {dahee-mon‘-ee-on} (n-an-s 名詞・対中単)

1)神的なもの(存在)、神的力、神霊、神 2)異教の神々、偽りの神 3)悪霊、悪鬼、死者の霊、死霊

(G1140 δαιμόνιον Neuter of a derivative of 1142 a daemonic being; by extension a deity: – devil, god.  Internet Sacred Text Archive)

マタ7:22; 9:33,34; 10:8; 11:18; 12:24,27,28; 17:18; マル1:34,39; 3:15,22; 6:13; 7:26,29,30; 9:38; 16:9,17; etc.

【取りつかれる】 ἔχει  ἔχω エこー  echō {ekh‘-o} (vipa–3s 動詞・直・現・能・3単)

1)持っている、保持している、保存する、保管する、所有する、保つ 2)身につける、帯びる、具備している、着る 3)含んでいる、抱く、とどめる、しっかり捕らえている 4)~とみなす、思う

(G2192  ἔχω A primary verb (including an alternate form σχέω scheō skheh‘-o used in certain tenses only); to hold (used in very various applications, literally or figuratively, direct or remote; such as possessionabilitycontiguityrelation or condition): – be (able, X hold, possessed with), accompany, + begin to amend, can (+ -not), X conceive, count, diseased, do, + eat, + enjoy, + fear, following, have, hold, keep, + lack, + go to law, lie, + must needs, + of necessity, + need, next, + recover, + reign, + rest, return, X sick, take for, + tremble, + uncircumcised, use.  Internet Sacred Text Archive)

【と言い】 λέγουσιν  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–3p 動詞・直・現・能・3)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34; マル2:11; 5:9; 12:18; ルカ5:39; 6:46; 20:41; ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

† 英語訳聖書 Matt.11:18

King James Version
11:18 For John came neither eating nor drinking, and they say, He hath a devil.

New King James Version
11:18 “For John came neither eating nor drinking, and they say, ‘He has a demon.’

American Standard Version
11:18 For John came neither eating nor drinking, and they say, He hath a demon.

New International Version
11:18 For John came neither eating nor drinking, and they say, `He has a demon.’

Bible in Basic English
11:18 For John came, taking no food or drink, and they say, He has an evil spirit.

Today’s English Version
11:18 When John came, he fasted and drank no wine, and everyone said, “He has a demon in him!’

Darby’s English Translation
11:18 For John has come neither eating nor drinking, and they say, He has a demon.

Douay Rheims
11:18 For John came neither eating nor drinking; and they say: He hath a devil.

Noah Webster Bible
11:18 For John came neither eating nor drinking, and they say, He hath a demon.

Weymouth New Testament
11:18 ‘For John came neither eating nor drinking, and they say, ‘He has a demon.’

World English Bible
11:18 For John came neither eating nor drinking, and they say, ‘He has a demon.’

Young’s Literal Translation
11:18 ‘For John came neither eating nor drinking, and they say, He hath a demon;

Amplified Bible
11:18 For John came neither eating nor drinking [with others], and they say, ‘He has a demon!’

† 細き聲 聖書研究ノート

 <それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ>

バプテスマのヨハネはナジル人として濃きぶどう酒を飲まず、荒野でいなごと野蜜を食物とすると、律法学者や祭司たちは「惡鬼に憑かれたる者」と決めつけた。

 <ヨハネ來りて飮食せざれば>

「この子、主の前に大ならん、また葡萄酒と濃き酒とを飮まず、母の胎を出づるや聖靈にて滿されん」 ルカ1:15 大正文語訳聖書

バプテスマのヨハネは神に捧げられた誓願の子「ナジル人」で、葡萄酒と濃き酒を飲まず(ルカ1:15)、荒野で「いなごと野蜜」を食物とした。(マタイ3:4) ヨハネは生まれながらの「ナジル人」であった。

 <笛吹けど>

バプテスマのヨハネが荒野に現れたので人々は「宴会の笛を吹いた」が、ヨハネは「食べ」も「飲み」もせず「踊ってくれなかった」、そこで人々は「あれは悪霊にとりつかれている」と決めつけた。

身勝手な期待が裏切られると、人々は逆恨みしてヨハネを「悪霊」呼ばわりする。

† 心のデボーション  

「それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ」 マタイ11:18 大正文語訳聖書

「ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、」 新共同訳聖書

 「存在を揺すぶるもの」

バプテスマのヨハネの禁欲的生活は「ナジル人への誓い」によるものである。しかし、人々はそれを「惡鬼に憑かれたる者」とみなした。こうした人々の存在によって自らの立場が脅かされるからである。

自分の存在を揺すぶるもののすべてが悪ではないし、また善でもない。その正体を見極めるしかない。

† 心のデボーション  

「それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ」 マタイ11:18 大正文語訳聖書

「ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、」 新共同訳聖書

 「笛を吹く」

広場で「笛」さえ吹けば人は踊るものではない。踊らないからといって相手を憎むべきではない。「婚礼」でもないのに「笛」を吹くのが間違っている。

† 心のデボーション  

「それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ」 マタイ11:18 大正文語訳聖書

「ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、」 新共同訳聖書

 「都合の悪いもの」

日本人は外来のものから自分に都合のよいところを引き出す能力に長けているという。だが、エルサレムの人々がヨハネにしたように、都合の悪いところを捨てると都合のよいところも別のものになってしまわないだろうか?

† 心のデボーション  

「それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ」 マタイ11:18 大正文語訳聖書

「ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、」 新共同訳聖書

 「何を食べ何を飲むか」

招かれたからといってすべての「宴会」にも行ってはならない。そこに行けば出されたものは食べ、つがれる酒は飲まなければならないからだ。キリスト者とは「何を食べようか、何を飲もうか」で思い悩むことから解放され、「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうか」を知る者のことである。しかし、そのために人からは『あれは悪霊に取りつかれている』と囁かれるのだが、この種の声はさして気にすることもない。

† 細き聲 説教 

 「指導者」

「それは、ヨハネ來りて飮食せざれば「惡鬼に憑かれたる者なり」といひ」 マタイ11:18 大正文語訳聖書

「ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、」 新共同訳聖書

バプテスマのヨハネは生まれながらのナジル人であった。

ナジル人は、神に誓約を立てた者のことで、誓約の証として、濃い葡萄酒を断ち、ぶどうの実を食べず、誓約期間は髪の毛を切らないことが求められた。(民数6:1~4)

バプテスマのヨハネは神に捧げられた誓願の子「ナジル人」で、葡萄酒と濃き酒を飲まず(ルカ1:15)、荒野で「いなごと野蜜」を食物とし、頭髪に剃刀をあてなかった。(マタイ3:4)

バプテスマのヨハネが荒野に現れたので人々は「宴会の笛を吹いた」が、ヨハネは「食べ」も「飲み」もせず「踊ってくれなかった」、そこで人々は「あれは悪霊にとりつかれている」と決めつけた。

身勝手な期待が裏切られると、人々は逆恨みしてヨハネを「悪霊」呼ばわりしたのである。

人は自分たちのイメージを指導者に期待する。指導者が期待道理でなければ「悪霊」呼ばわりする。

「指導者がなければ民は倒れ、助言者が多ければ安全である」 箴言11:14 口語訳聖書

指導者のいない民は倒れる。指導者がいないのではなく、指導者でない者を指導者に期待したからである。

「主にあってあなたがたを指導し、訓戒している人々を認めなさい」 Ⅰテサロニケ5:12 新改訳聖書

「指導者」は神によって立てられる。指導者が神からの者であるかどうかを正しく見分けなければならない。

(皆川誠)

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