マタイによる福音書8章26節

マタイによる福音書
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† 福音書縦観  「暴風を静める」 マタイ8:23~27 

マタイ8:23~27  マルコ4:35~41  ルカ8:22~25
マタイ8:23~27

Matt.8:26するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。 (イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。 マルコ4:39  イエスは起き上がって、風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった。 ルカ8:24)(イエスは彼らに言われた、「なぜ、そんなにこわがるのか。どうして信仰がないのか」。 マルコ4:40  「あなたがたの信仰は、どこにあるのか」。 ルカ8:25)口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.8:26 

【漢訳聖書】
Matt.8:26 耶穌謂之曰、小信者乎、何懼耶、卽起、斥風與海、乃大平息。

【明治元訳】
Matt.8:26 イエスに曰(いひ)けるは信仰(しんかう)うすき者(もの)よ何(なん)ぞ懼(おそる)るや遂(つひ)に起(おき)て風(かぜ)と海(うみ)とを斥(いましめ)ければ大(おほい)に平息(おだやか)になりぬ

【大正文語訳】
Matt.8:26 彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ。

【ラゲ訳】
Matt.8:26 イエズス彼等に曰ひけるは、何ぞ怖るるや、信仰薄き者よ、と。即起て風と湖とを戒め給ひしに、大凪となれり。

【口語訳】
Matt.8:26 するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。

【新改訳改訂3】
Matt.8:26 イエスは言われた。「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ。」それから、起き上がって、風と湖をしかりつけられると、大なぎになった。

【新共同訳】
Matt.8:26 イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。

【バルバロ訳】
Matt.8:26 イエズスは彼らに向かい、「なせ恐るのか。信仰うすい者よ」と言われ、起き上がり、風と海を戒められると、すぐ大凪になった。

【フランシスコ会訳】
Matt.8:26 イエズスは、「なせ恐れるのか。信仰の薄い者たち」と言われた。それから、立ちあがって、風と湖とをおしかりになると、大なぎになった。

【日本正教会訳】
Matt.8:26 彼は之に謂ふ、小信(せうしん)の者よ、何ぞ怯るゝ、卽(すなわち)起きて、風と海とを禁めたれば、大に穩になれり。

【塚本虎二訳】
Matt.8:26 彼らに言われる、「なんでそんなに臆病なのか、信仰の小さい人たちよ!」それから起き上がって風と湖とを叱りつけられると、(たちどころに)大凪になった。

【前田護郎訳】
Matt.8:26 するといわれる、「何と臆病な君たちか、信仰の小さい人たちよ」と。そこで立ちあがって風と海とをたしなめられると、大凪(おおなぎ)になった。

【永井直治訳】
Matt.8:26 乃ち彼等に云ひ給ふ、信仰小さき者よ、何ぞするや。そのとき起きて風と海とを叱し給ひければ、大なる凪(なぎ)となれり。

【詳訳聖書】
Matt.8:26 すると彼らに言われた、「どうして臆病なのか<恐るのか>。ああ信仰の小さい者たちよ」。そして起き上がって、風と海をしかりつけられると、大きな<すばらしい>なぎ<完全な平穏>となった。

† 聖書引照 Matt.8:26 

Matt.8:26 彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ。

[彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』]  マタ6:30; 14:30,31; 16:8; イザ41:10~14; マル4:40; ルカ8:25; ロマ4:20
[乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ]  マタ8:27; ヨブ38:8~11; 詩篇65:7; 89:9; 93:3,4; 104:6~9; 107:28~30; 114:3~7; 箴言8:28,29; イザ50:2~4; Isa 63:12;

† ギリシャ語聖書 Matt.8:26 

Stephens 1550 Textus Receptus
και λεγει αυτοις τι δειλοι εστε ολιγοπιστοι τοτε εγερθεις επετιμησεν τοις ανεμοις και τη θαλασση και εγενετο γαληνη μεγαλη

Scrivener 1894 Textus Receptus 
και λεγει αυτοις τι δειλοι εστε ολιγοπιστοι τοτε εγερθεις επετιμησεν τοις ανεμοις και τη θαλασση και εγενετο γαληνη μεγαλη

Byzantine Majority 
και λεγει αυτοις τι δειλοι εστε ολιγοπιστοι τοτε εγερθεις επετιμησεν τοις ανεμοις και τη θαλασση και εγενετο γαληνη μεγαλη

Alexandrian 
και λεγει αυτοις τι δειλοι εστε ολιγοπιστοι τοτε εγερθεις επετιμησεν τοις ανεμοις και τη θαλασση και εγενετο γαληνη μεγαλη

Hort and Westcott 
και λεγει αυτοις τι δειλοι εστε ολιγοπιστοι τοτε εγερθεις επετιμησεν τοις ανεμοις και τη θαλασση και εγενετο γαληνη μεγαλη

† ギリシャ語聖書 品詞色分け 

Matt.8:26

καὶ λέγει αὐτοῖς, Τί δειλοί ἐστε, ὀλιγόπιστοι τότε ἐγερθεὶς ἐπετίμησεν τοῖς ἀνέμοις καὶ τῇ θαλάσσῃκαὶ ἐγένετο γαλήνη μεγάλη.

† ヘブライ語聖書 Matt.8:26 

Matt.8:26

אָמַר לָהֶם: “לָמָה אַתֶּם פּוֹחֲדִים, קְטַנֵּי אֱמוּנָה?!” הוּא קָם וְגָעַר בָּרוּחוֹת וּבַיָּם וְנִשְׂתָּרְרָה דְּמָמָה עֲמֻקָּה

† ラテン語聖書 Matt.8:26 

Latin Vulgate
Matt.8:26

Et dicit eis Iesus: Quid timidi estis, modicæ fidei? Tunc surgens, imperavit ventis, et mari, et facta est tranquillitas magna.
And Jesus said to them, “Why are you afraid, O little in faith?” Then rising up, he commanded the winds, and the sea. And a great tranquility occurred.

† 私訳(詳訳)Matt.8:26 

【私訳】 「そして、彼らに言われた。『なぜ、怖がる<臆病な、無残な、みじめな、なげかわしい、あわれな>のか。信仰の小さい<薄い、信頼することの少な>者たちよ』 それから、立ち上がって風と海を叱責される<非難される、いさめる、しかりつけられる、厳しく警告される、戒める>と、すっかり<この上なく>凪<無風、静か、滑らか、平穏>になった」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究 

Matt.8:26

καὶ λέγει αὐτοῖς, Τί δειλοί ἐστε, ὀλιγόπιστοι τότε ἐγερθεὶς ἐπετίμησεν τοῖς ἀνέμοις καὶ τῇ θαλάσσῃ, καὶ ἐγένετο γαλήνη μεγάλη.

【そして】 καὶ καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【彼らに】 αὐτοῖς  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npdm3p 代名詞・与男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.  Internet Sacred Text Archive)

【言われた】 λέγει  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–3s 動詞・直・現・能・3)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12;  etc.

【なぜ】 Τί  τίς ティス tis {tis}  (abt 副詞・疑)

1)誰 2)何 3)どんな 4)なぜ 5)どちら 6)何故、どうして

(G5101 τίς Probably emphatic of 5100 an interrogitive pronoun, who, which or what (in direct or indirect questions): – every man, how (much), + no (-ne, thing), what (manner, thing), where ([-by, -fore, -of, -unto, -with, -withal]), whether, which, who (-m, -se), why.  Internet Sacred Text Archive)

【怖がるのか】 δειλοί  δειλός  デイろス  deilos {di-los‘} (a–nm-p 形容詞・主男複)

< δείδω 恐れる

1)卑怯な 2)恐ろしがる 3)臆病な 4)無惨な 5)みじめな 6)なげかわしい、あわれな

(G1169 δειλός From δέος deos (dread); timid, that is, (by implication) faithless: – fearful.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:26;  マル4:40;  ルカ11:53

【信仰の薄い】 ὀλιγόπιστοι  ὀλιγόπιστος  オリゴピストス  oligopistos {ol-ig-op‘-is-tos}  (ap-vm-p 形容詞・呼男複)

< ὀλίγος 小さい + πίστις 信仰

1)信仰の小さい(薄い)者  2)信頼することの少ない

(G3640  ὀλιγόπιστος From 3641 and 4102 incredulous, that is, lacking confidence (in Christ): – of little faith.   Internet Sacred Text Archive)

マタ6:30;8:26; 14:31; 16:8;  ルカ11:28

永井訳「信仰小さき者よ」

【者たちよ】 ἐστε  εἰμί エイミ  eimi {i-mee‘}  (vipa–2p 動詞・直・現・能・2複)

1)ある、いる、~である、~です、~だ 2)行われる、おこる、生ずる、現れる、来る 3)いる、滞在する、とどまる 4)存在する 5)生きている

(G1510 εἰμί  First person singular present indicative; a prolonged form of a primary and defective verb; I exist (used only when emphatic): – am, have been, X it is I, was. See also 1488 1498 1511 1527 2258 2071 2070 2075 2076 2771 2468 5600.  Internet Sacred Text Archive)

【それから】 τότε  τότε トテ tote {tot‘-eh}  (ab 副詞)

1)そのとき 2)それから 3)そうすれば 4)そのあとで 5)そこで 6)その時間に 7)次に 8)同時に

(G5119 τότε From (the neuter of) 3588 and 3753 the when, that is, at the time that (of the past or future, also in consecution): – that time, then.  Internet Sacred Text Archive)

【起き上がって】 ἐγερθεὶς  ἐγείρω  エゲイロー  egeirō {eg-i‘-ro}  (vpapnm-s 分詞・1アオ受主男単)

1)眠りからさます、おこす、めざめさせる、目を覚ます、呼び起こす、起こす、立ち上がる 2)動かす、刺激する 3)甦らせる、復活する、生き返らす

(G1453  ἐγείρω Probably akin to the base of 58 (through the idea of collecting one’s faculties); to waken (transitively or intransitively), that is, rouse (literally from sleep, from sitting or lying, from disease, from death; or figuratively from obscurity, inactivity, ruins, nonexistence): – awake, lift (up), raise (again, up), rear up, (a-) rise (again, up), stand, take up.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:24; 2:13,14,20, 21; 11:11; 8:15,26; 11:5; 25:7; 26:46;  マル4:27; 5:41; 14:42;  使徒3:15; 12:7;  ロマ13:11;  エペ1:20; 5:14  コロ2:12;  Ⅰテサ1:10 etc.

【風】 ἀνέμοις  ἄνεμος  アネモス  anemos {an‘-em-os} (n-dm-p 名詞・与男複)

< ἄώ  ἄημι  吹く

1)風、嵐 2)四方(東西南北)3)方角

(G417  ἄνεμος From the base of 109 wind; (plural) by implication (the four) quarters (of the earth): – wind.  Internet Sacred Text Archive)

マタ7:25,27; 8:26,27; 11:7; 14:24,30,41;  マル4:37,39,41; 6:48,51;  ルカ7:24; 8:23,24,25;  ヨハ6:18;  使徒27:4,7,14,15;  ピリ4:14;  ヤコ3:4;  ユダ12;  黙示6:13;7:1

【と】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and,also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【湖を】 θαλάσσῃ  θάλασσα  たらスサ  thalassa {thal‘-as-sah} (n-df-s 名詞・与女単)

1)海、湖 2)海洋、湖水、海水、塩井 3)紅海 4)地中海

(G2281 θάλασσα Probably prolonged from 251 the sea (generally or specifically): – sea.  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:15,18; 8:24,26,27,32; 13:1,47; 14:25,26; 15:26; 17:27; 18:6; 21:21; 23:15; etc.

【お叱りになると】 ἐπετίμησεν  ἐπιτιμάω  エピティマオー  epitimaō {ep-ee-tee-mah‘-o} (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・3単)

< ἐπί + τιμή  値段

1)値踏みする 2)(悪く)評価する 3)非難する、いさめる、叱責する、悪し様にいう、しかりつける、厳しく命じる、警告する 4)葬る、祀る 5)値段を上げる 6)罰する、懲戒する、勧告する、いさめる、戒める 7)~せぬよう警告する

(G2008  ἐπιτιμάω From 1909 and 5091 to tax upon, that is, censure or admonish; by implication forbid: – (straitly) charge, rebuke.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:26; 12:16; 16:20,22; 17:18; 19:3; 20:31;  マル1:25; 3:12; 4:39; 8:30,32,33; 10:13,48 etc.

【すっかり】 μεγάλη  μέγας  メガス megas {meg‘-as} (a–nf-s 形容詞・主女単)

1)(大きさ、長さ、高さ、強さ、程度が)大きい、非常に、大いに 2)驚くべき 3)壮大な、広大な、偉大な、優れた 4)名高い、重要な 5)重要な 6)激しい

(G3173 μέγας Including the prolonged forms, femine μεγάλη megalē , plural μέγάλοι megaloi , etc.; compare also 3176 3187 , big (literally or figuratively, in a very wide application): – (+ fear) exceedingly, great (-est), high, large, loud, mighty, + (be) sore (afraid), strong, X to years.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:10; 4:16; 7:27; 8:24,26; 20:31; 24:21,24,31; 27:46,50; 28:2,8;  マル4:37,39,41; 5:42; ルカ2:9,10; 4:25,38; 8:37; 21:11,23; 23:23; 24:52;  ヨハ5:20; 6:18; 11:43; 14:12; 15:13 etc.

【凪ぎに】 αλήνη  γαλήνη  ガれーネー  galēnē {gal-ay‘-nay} (n-nf-s 名詞・主女単)

1)凪 2)無風 3)滑らかな海面 4)静けさ、平穏

(G1055 γαλήνη Of uncertain derivation; tranquillity: – calm.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:26;  マル4:39;  ルカ8:24

【なった】 ἐγένετο  γίνομαι  ギノマイ ginomai {ghin‘-om-ahee} (viad–3s 動詞・直・アオ・能欠・3単)

1)存在するようになる、存在するにいたる、存在を始める 2)生じる、生ずる、生まれる 3)現れる、おこる、発生する、始まる、になる、ふりかかる、成る、登場する、来る 4)~とされる、仕上げられる、作られる、行われる、なされる 5)出る、起こる

(G1096 γίνομαι A prolonged and middle form of a primary verb; to cause to be (“gen” -erate), that is, (reflexively) to become (come into being), used with great latitude (literally, figuratively, intensively, etc.): – arise be assembled, be (come, -fall, -have self), be brought (to pass), (be) come (to pass), continue, be divided, be done, draw, be ended, fall, be finished, follow, be found, be fulfilled, + God forbid, grow, happen, have, be kept, be made, be married, be ordained to be, partake, pass, be performed, be published, require, seem, be showed, X soon as it was, sound, be taken, be turned, use, wax, will, would, be wrought.  Internet Sacred Text Archive)

マタ10:29; 13:5,8,23; 15:35; 23:35; 27:51;   マル4:8,20,26,28,31; 8:6; 9:20; 14:35;   ルカ13:7;14:35; 22:44; 24:5;  ヨハ8:6,8: 12:24;  ヘブ6:7;  ヤコ5:5 etc.

† 英語訳聖書 Matt.8:26 

King James Version 
8:26 And he saith unto them, Why are ye fearful, O ye of little faith? Then he arose, and rebuked the winds and the sea; and there was a great calm.

New King James Version
8:26 But He said to them, “Why are you fearful, O you of little faith?” Then He arose and rebuked the winds and the sea, and there was a great calm.

American Standard Version 
8:26 And he saith unto them, Why are ye fearful, O ye of little faith? Then he arose, and rebuked the winds and the sea; and there was a great calm.

New International Version
8:26 He replied, “You of little faith, why are you so afraid?” Then he got up and rebuked the winds and the waves, and it was completely calm.

Bible in Basic English 
8:26 And he said to them, Why are you full of fear, O you of little faith? Then he got up and gave orders to the winds and the sea; and there was a great calm.

Today’s English Version
8:26 “Why are you so frightened?” Jesus answered. “What little faith you have!” Then he got up and ordered the winds and the waves to stop, and there was a great calm.

Darby’s English Translation 
8:26 And he says to them, Why are ye fearful, O ye of little faith? Then, having arisen, he rebuked the winds and the sea, and there was a great calm.

Douay Rheims 
8:26 And Jesus saith to them: Why are you fearful, O ye of little faith? Then rising up he commanded the winds, and the sea, and there came a great calm.

Noah Webster Bible 
8:26 And he saith to them, Why are ye fearful, O ye of little faith? Then he arose, and rebuked the winds and the sea; and there was a great calm.

Weymouth New Testament 
8:26 ‘Why are you so easily frightened,’ He replied, ‘you men of little faith?’ Then He rose and reproved the winds and the waves, and there was a perfect calm;

World English Bible 
8:26 He said to them, ‘Why are you fearful, oh you of little faith?’ Then he got up, rebuked the wind and the sea, and there was a great calm.

Young’s Literal Translation 
8:26 And he saith to them, ‘Why are ye fearful, O ye of little faith?’ Then having risen, he rebuked the winds and the sea, and there was a great calm;

Amplified Bible
8:26 He said to them, “Why are you afraid, you men of little faith?” Then He got up and rebuked the winds and the sea, and there was [at once] a great and wonderful calm [a perfect peacefulness].

† 細き聲 聖書研究ノート 

 <彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ>

イエスは眠りから覚め、「なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ」と弟子たちの心を宥め、風と海を戒められると嵐はおさまり、凪になった。

 <なにゆゑ臆するか>

大正文語訳は「臆する」と訳す。漢字の「臆」は「月」+「意」で心に感情の湧き上がる胸を意味する。胸の動悸をおしはかり断定することをさす。

 <信仰うすき者よ>

「信仰の薄い者 ὀλιγόπιστος  オリゴピストス」は「ὀλίγος 小さい + πίστις 信仰」で「信仰小さき者」永井直治訳 である。

マルコは「どうして信仰がないのか。マルコ4:40」、ルカは「あなたがたの信仰は、どこにあるのか。 ルカ8:25」とイエスの言葉を記している。

 <風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ>

マルコとルカによれば、寝ておられたイエスが立ち上がり、風と荒浪とを「静まれ、黙れ」とおしかりになると、風はやんで、大なぎになったと記している。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ」 マタイ8:26 大正文語訳聖書

「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった」 新共同訳聖書

 「怖れ」

「怖れ」を知らない信仰は確かなものではない。嵐の中で「怖れ」に気づかぬほうがよほど「怖い」。

イエスが「信仰小さき者」と呼ばれるのは、イエスがおられるところで、イエスがいないかのように振舞うことに対してである。

大胆に小心な者たれ。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ」 マタイ8:26 大正文語訳聖書

「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった」 新共同訳聖書

 「風と湖を叱る」

イエスが風と湖を「叱る ἐπιτιμάω  エピティマオー 値踏みする、(悪く)評価する、避難する、いさめる、葬る、値段を上げる、罰する、非難する、叱責する、悪し様にいう」と、風と湖は静けさを取り戻した。

激しい嵐も自然にとっては「平穏」な営みである。しかし、人間には「怒り」と映る。人は自然に「怒り」を感じて怯える。だが我々は、それが自然の「平穏」であることを忘れている。自然はその懐に災いも幸いも、すべてを包み込む。神はその懐の中に生きるよう人間を創造された。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ」 マタイ8:26 大正文語訳聖書

「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった」 新共同訳聖書

 「明鏡館」

琵琶湖の湖畔にある同志社大学の「同志社びわこリトリートセンター」の各施設には聖書にちなんだ名称がつけられている。そのセンター棟はマタイ8:23~27の「止水」と、朱子の「明鏡止水」(月を映す鏡のように静かな水の境地)から「明鏡館」と名づけられている。

† 心のデボーション   

「彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ」 マタイ8:26 大正文語訳聖書

「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった」 新共同訳聖書

 「凪 なぎ」

「凪 なぎ」は「風」が「止む」と書く。風が止み、海がおだやかになることである。

女の子に心をなごませる子への期待から「凪」の字を名に入れることもある。「愛凪 あいな」「絢凪 あやな」は可愛い名だが、だれにも読めるようでもない。

† 細き聲 説教  

 「信仰小さき者」

「彼らに言ひ給ふ『なにゆゑ臆するか、信仰うすき者よ』乃ち起きて、風と海とを禁め給へば、大なる凪となりぬ」 マタイ8:26 大正文語訳聖書

「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった」 新共同訳聖書

イエスが身近に居られるところで弟子たちは「我らは滅ぶ」と叫んだ。

「信仰の薄い者 ὀλιγόπιστος  オリゴピストス」は「ὀλίγος 小さい + πίστις 信仰」で「信仰小さき者」永井直治訳 である。

「信仰の薄い者 ὀλιγόπιστος  オリゴピストス」はイエスの居られるところでイエスがおられないかのように振舞う。

しかし、イエスはそのような「信仰の薄い者」を退け給わない。嵐の海で恐怖に慄く弟子たちと一つの舟に乗られている。

自分の「信仰の小さいこと」を恥じる必要はない。「小さな信仰」のままにイエスと共にあるべきだ。

やがて、イエスは嵐に命じて「凪」をもたらされる。

(皆川誠)

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