マタイによる福音書8章9節

マタイによる福音書
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† 福音書縦観 「カペナウムの百人隊長」 

マタイ8:5~13  ルカ7:1~10
マタイ8:5~13

Matt.8:9わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」。口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.8:9 

【漢訳聖書】
Matt.8:9 蓋我權屬人、亦有兵屬我、我命此去則去、命彼來則來、命我僕行是則行是。

【明治元訳】
Matt.8:9 蓋(そは)よれの權威(ちから)の下(した)にある者(もの)なるに我(わが)下(した)に亦(また)兵卒(へいそつ)ありて此(これ)に往(ゆけ)と曰(いへ)ばゆき彼(かれ)に來(きた)れと曰(いへ)ば來(きた)る我(わが)僕(しもべ)に此(これ)を行(なせ)と曰(いへ)ば則(すなは)ち行(なす)が故(ゆゑ)なり

【大正文語訳】
Matt.8:9 我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』

【ラゲ訳】
Matt.8:9 蓋我も人の権下に立つ者ながら、部下に兵卒ありて、此に往けと云へば往き、彼に來れ[と云へば]來り、又我僕に是を為せ[と云へば]為すなり、と。

【口語訳】
Matt.8:9 わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」。

【新改訳改訂3】
Matt.8:9 と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私自身の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け』と言えば行きますし、別の者に『来い』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ』と言えば、そのとおりにいたします。」

【新共同訳】
Matt.8:9 わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」

【バルバロ訳】
Matt.8:9 私自身も権威の下についていますが、私の下にも兵卒がいます。そして、こちらの者に<行け>と言えば行き、あちらの者に<来い>と言えば来ます。また下男に<これをしろ>と言えばそうします」と答えた。

【フランシスコ会訳】
Matt.8:9 わたくし自身、権威の下にある人間ですが、わたくしの下にも兵士がいて、その一人に、『行け』と言えば、行きます。他の一人に、『来い』と言えば、来ます。また、しもべに、『これをしろ』と言えば、そのとおりにします」と。

【日本正教会訳】
Matt.8:9 蓋(けだし)我人の權(けん)に屬すれども、我が下に兵卒ありて、我此に往けと云へば往き、彼に來れと云へば來り、我が僕に是を行へと云へば行ふ。

【塚本虎二訳】
Matt.8:9 というのは、わたし自身も指揮権の下にある人間であるのに、わたしの下にも兵卒がいて、これに『行け』と言えば行き、ほかのに『来い』と言えば来、また僕に『これをしろ』と言えば(すぐ)するからです。(ましてあなたのお言葉で、病気が直らないわけはありません。)」

【前田護郎訳】
Matt.8:9 それはわたくしも権威に服する人間で、わたくしの下に兵卒がいます。これに『行け』といえば行き、かれに『来い』といえば来、僕(しもべ)にこれをせよといえばします」。

【永井直治訳】
Matt.8:9 そは我自身の下に兵士をもちながら、我も權の下に在る人なるに、これに往け、と云へば、往き、また別の者に、來れ、〔と云へば〕、來り、また我が僕に、これを爲せ、〔と云はん〕に、爲せばなり。

【詳訳聖書】
Matt.8:9 というのは、私自身も権威に服従している人間ですが、私に服従する兵卒を持っています。そのひとりに『行け』と言えばいき、また、ほかのひとりに『来い』と言えば来、また私のしもべに『これをせよ』と言えばそれをするからです」。

† 聖書引照 Matt.8:9 

Matt.8:9 我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』

[我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り]  ヨブ38:34,35; 詩篇107:25-29; 119:91; 148:8; エレ47:6,7; エゼ14:17-21; マル4:39-41; ルカ4:35,36,39; 7:8
[わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり]  エペ6:5,6; コロ3:22; テト2:9

† ギリシャ語聖書 Matt.8:9 

Stephens 1550 Textus Receptus
και γαρ εγω ανθρωπος ειμι υπο εξουσιαν εχων υπ εμαυτον στρατιωτας και λεγω τουτω πορευθητι και πορευεται και αλλω ερχου και ερχεται και τω δουλω μου ποιησον τουτο και ποιει

Scrivener 1894 Textus Receptus 
και γαρ εγω ανθρωπος ειμι υπο εξουσιαν εχων υπ εμαυτον στρατιωτας και λεγω τουτω πορευθητι και πορευεται και αλλω ερχου και ερχεται και τω δουλω μου ποιησον τουτο και ποιει

Byzantine Majority 
και γαρ εγω ανθρωπος ειμι υπο εξουσιαν εχων υπ εμαυτον στρατιωτας και λεγω τουτω πορευθητι και πορευεται και αλλω ερχου και ερχεται και τω δουλω μου ποιησον τουτο και ποιει

Alexandrian 
και γαρ εγω ανθρωπος ειμι υπο εξουσιαν εχων υπ εμαυτον στρατιωτας και λεγω τουτω πορευθητι και πορευεται και αλλω ερχου και ερχεται και τω δουλω μου ποιησον τουτο και ποιει

Hort and Westcott
και γαρ εγω ανθρωπος ειμι υπο εξουσιαν τασσομενος εχων υπ εμαυτον στρατιωτας και λεγω τουτω πορευθητι και πορευεται και αλλω ερχου και ερχεται και τω δουλω μου ποιησον τουτο και ποιει

† ギリシャ語聖書 品詞色分け 

Matt.8:9

καὶ γὰρ ἐγὼ ἄνθρωπός εἰμι ὑπὸ ἐξουσίαν, ἔχων ὑπ᾽ ἐμαυτὸν στρατιώταςκαὶ λέγω τούτῳ, Πορεύθητικαὶ πορεύεταικαὶ ἄλλῳ, ῎Ερχουκαὶ ἔρχεταικαὶ τῷ δούλῳ μου, Ποίησον τοῦτο, καὶ ποιεῖ.

† ヘブライ語聖書 Matt.8:9 

Matt.8:9

גַּם אֲנִי אִישׁ כָּפוּף לְמָרוּת וּכְפוּפִים לִי אַנְשֵׁי צָבָא, וְכַאֲשֶׁר אֲנִי אוֹמֵר לָזֶה, ‘לֵךְ!’, הוּא הוֹלֵךְ; וּלְאַחֵר ‘בּוֹא!’, הוּא בָּא; וּלְעַבְדִּי, ‘עֲשֵׂה זֹאת!’, הוּא עוֹשֶׂה

† ラテン語聖書 Matt.8:9 

Latin Vulgate
Matt.8:9

Nam et ego homo sum sub potestate constitutus, habens sub me milites, et dico huic: Vade, et vadit: et alii: Veni, et venit: et servo meo: Fac hoc, et facit.
For I, too, am a man placed under authority, having soldiers under me. And I say to one, ‘Go,’ and he goes, and to another, ‘Come,’ and he comes, and to my servant, ‘Do this,’ and he does it.” 

† 私訳(詳訳)Matt.8:9 

【私訳】 「なぜなら、わたしは権威<全権、支配権、全権、統治力、影響力、能力>の下にある<持つ、所有する、帯びる、具備する>者です。私自身の下に兵士がおり、この者には『行け<死ね、生きよ>』と言えば行きます<死にます、生きます>。別の者に『来い<到達せよ>』〔と言えば〕来ます<到達します>。わたしの奴隷<部下>にこのことを『しろ<生み出せ、こしらえよ、行為せよ>』[と言えば]します<生み出します、こしらえます、行為します>」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究 

Matt.8:9

καὶ γὰρ ἐγὼ ἄνθρωπός εἰμι ὑπὸ ἐξουσίαν, ἔχων ὑπ᾽ ἐμαυτὸν στρατιώτας, καὶ λέγω τούτῳ, Πορεύθητι, καὶ πορεύεται, καὶ ἄλλῳ, ῎Ερχου, καὶ ἔρχεται, καὶ τῷ δούλῳ μου, Ποίησον τοῦτο, καὶ ποιεῖ.

【なぜなら】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

γὰρ  γάρ  ガル gar {gar} (cs 接続詞・従位)

1)なぜなら、というのは、その理由は、だから 2)すなわち、では、いったい、結局 4)確かに、もちろん、だって

(G1063 γάρ A primary particle; properly assigning a reason (used in argument, explanation or intensification; often with other particles): – and, as, because (that), but, even, for indeed, no doubt, seeing, then, therefore, verily, what, why, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【わたしは】 ἐγὼ  ἐγώ エゴー  egō {eg-o‘} (npn-1s 代名詞・主1単)

1)私 2)わたし

(G1473  ἐγώ A primary pronoun of the first person, “I” (only expressed when emphatic): – I, me. For the other cases and the plural see 1691 1698 1700 2248 2249 2254 2257 etc. Internet Sacred Text Archive)

【権威の】 ἐξουσίαν  ἐξουσία  エクスウシア  exousia {ex-oo-see‘-ah} (n-af-s 名死・対女単)

1)~し得る力、選択の自由、資格 2)権利、権威、権能、権限、権力、可能性、能力 3)全権、支配権、主権、影響力、勢力、統治力 4) 役人、当局、権威を持つ者 5)資力、富 6)霊的世界の権威、霊的主権、天使

(G1849 ἐξουσία  From 1832 (in the sense of ability); privilege, that is, (subjectively) forcecapacitycompetencyfreedom, or (objectively) mastery (concretely magistratesuperhumanpotentatetoken of control), delegated influence: – authority, jurisdiction, liberty, power, right, strength.  Internet Sacred Text Archiv)

マタ7:29; 8:9; 9:6; 10:1; 21:23,24,27;  マル1:22,27; 2:10; 3:15; 6:7; 11:28;,29,33; etc.

【下に】 ὑπὸ  ὑπό ヒゆポ hupo {hoop-o‘}  (pa 前置詞・対)

1) 下に、~の下から 2)~の下に、下の 3)によって 4)~の故に 5)と共に

(G5259  ὑπό A primary preposition; under, that is, (with the genitive) of place (beneath), or with verbs (the agency or means, through); (with the accusative) of place (whither [underneath] or where [below]) or time (when [at]): – among, by, from, in, of, under, with. In compounds it retains the same genitive applications, especially of inferior position or condition, and specifically covertly or moderately.  Internet Sacred Text Archive)

【ある】 ἔχωνἐγὼ  ἔχω エこー  echō {ekh‘-o} (vppanm1s 分詞・現能主男単)

1)持っている、保持している、保存する、保管する、所有する、保つ 2)身につける、帯びる、具備している、着る 3)含んでいる、抱く、とどめる、しっかり捕らえている 4)~とみなす、思う

(G2192  ἔχω A primary verb (including an alternate form σχέω scheō skheh‘-o used in certain tenses only); to hold (used in very various applications, literally or figuratively, direct or remote; such as possession,  abilitycontiguityrelation or condition): – be (able, X hold, possessed with), accompany, + begin to amend, can (+ -not), X conceive, count, diseased, do, + eat, + enjoy, + fear, following, have, hold, keep, + lack, + go to law, lie, + must needs, + of necessity, + need, next, + recover, + reign, + rest, return, X sick, take for, + tremble, + uncircumcised, use.  Internet Sacred Text Archive)

【者】 ἄνθρωπός ἄνθρωπος  アンとローポス anthrōpos {anth‘-ro-pos} (n-nm-s 名詞・主男)

< ἄνήρ  人 +ὤψ  顔

1)人間、人、人類 2)男、夫 3)ある人、或る者、この人

(G444  ἄνθρωπος From 435 and ὤψ ōps (the countenance; from 3700 ; manfaced, that is, a human being: – certain, man.  Internet Sacred Text Archive)

【です】 εἰμι εἰμί エイミ  eimi {i-mee‘}  (vipa–1s 動詞・直・現・能・1単)

1)ある、いる、~である、~です、~だ 2)行われる、おこる、生ずる、現れる、来る 3)いる、滞在する、とどまる 4)存在する 5)生きている

(G1510 εἰμί  First person singular present indicative; a prolonged form of a primary and defective verb; I exist (used only when emphatic): – am, have been, X it is I, was. See also 1488 1498 1511 1527 2258 2071 2070 2075 2076 2771 2468 5600.  Internet Sacred Text Archive)

【わたし自身の】 ἐμαυτὸν ἑαυτοῦ ヘアウトウー  heautou {heh-ow-too‘} (npam1s 代名詞・対男1単)

1)彼(彼女、それ)自身の 2)自分自身の 3)自らの中に、自分自身に

(G1438  ἑαυτοῦ (Including all the other cases); from a reflexive pronoun otherwise obsolete and the genitive (dative or accusative) of 846 him (heritthem, also [in conjunction with the personal pronoun of the other persons] mythyouryour) -self (-selves), etc.: – alone, her (own, -self), (he) himself, his (own), itself, one (to) another, our (thine) own (-selves), + that she had, their (own, own selves), (of) them (-selves), they, thyself, you, your (own, own conceits, own selves, -selves).  Internet Sacred Text Archive)

【下に】 ὑπ᾽  ὑπό ヒゆポ hupo {hoop-o‘}  (pa 前置詞・対)

1) 下に、~の下から 2)~の下に、下の 3)によって 4)~の故に 5)と共に

(G5259  ὑπό A primary preposition; under, that is, (with the genitive) of place (beneath), or with verbs (the agency or means, through); (with the accusative) of place (whither [underneath] or where [below]) or time (when [at]): – among, by, from, in, of, under, with. In compounds it retains the same genitive applications, especially of inferior position or condition, and specifically covertly or moderately.  Internet Sacred Text Archive)

【兵隊が】 στρατιώτας στρατιώτης  ストラティオーテース  stratiōtēs {strat-ee-o‘-tace} (n-am-p 名詞・対男複)

1)兵卒 2)兵士 3)歩兵

(G4757 στρατιώτης From a presumed derivative of the same as 4756 a camperout, that is, a (common) warrior (literally or figuratively): – soldier.  Internet Sacred Text Archive)

マタ8:9; 27:27; 28:12;  マル15:16;  ルカ7:8; 23:36;  ヨハ19:2,23,24,32,34 etc.

【おり】 ἔχων ἔχω エこー  echō {ekh‘-o} (vppanm1s 分詞・現能主男1単)

1)持っている、保持している、保存する、保管する、所有する、保つ 2)身につける、帯びる、具備している、着る 3)含んでいる、抱く、とどめる、しっかり捕らえている 4)~とみなす、思う

(G2192  ἔχω A primary verb (including an alternate form σχέω scheō skheh‘-o used in certain tenses only); to hold (used in very various applications, literally or figuratively, direct or remote; such as possession,  abilitycontiguityrelation or condition): – be (able, X hold, possessed with), accompany, + begin to amend, can (+ -not), X conceive, count, diseased, do, + eat, + enjoy, + fear, following, have, hold, keep, + lack, + go to law, lie, + must needs, + of necessity, + need, next, + recover, + reign, + rest, return, X sick, take for, + tremble, + uncircumcised, use.  Internet Sacred Text Archive)

【そして】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【この者に】 τούτῳ  οὗτος フートス houtos {hoo‘-tos}  (apddm-s 指示代名詞・与男単)

1)その、この、これ 2)この者、この男・女 2)そんな、こんな 3)すなわち、だから 4)そこで、それ故

(G3779 οὗτος Or, before a vowel, οὕτως houtōs hoo‘-toce . From 3778 in this way (referring to what precedes or follows): – after that, after (in) this manner, as, even (so), for all that, like (-wise), no more, on this fashion (-wise), so (in like manner), thus, what.  Internet Sacred Text Archive)

【行け】 Πορεύθητι πορεύομαιポレウオマイ  poreuomai {por-yoo‘-om-ahee}  (vmao–2s 動詞・命・1アオ・能欠)

< πόρος 徒渉できる浅瀬、渡し

1)進ませる、歩かせる 2)渡す、越えていく、通り過ぎる 3)旅する、旅に出る、行く、歩く、進む、旅を続ける、~から去る 4)生きる、日を過ごす 5)去る、逝く、死ぬ

(G4198 πορεύομαι Middle voice from a derivative of the same as 3984 to traverse, that is, travel (literally or figuratively; especially to remove [figuratively die], live, etc.): – depart, go (away, forth, one’s way, up), (make a, take a) journey, walk.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:8; 17:27; 19:15; 24:1; 25:41;  マル16:12; ルカ1:39; 2:41; 4:42; 13:31; 22:39;  使徒8:39

【言う】 λέγω λέγω れゴー legō {leg‘-o}  (vipa–1s 動詞・直・現・能・1)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas 2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【そすれば】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【行きます】 πορεύεται πορεύομαιポレウオマイ  poreuomai {por-yoo‘-om-ahee} (vipn–3s 動詞・直・現・能欠・3単)

< πόρος 徒渉できる浅瀬、渡し

1)進ませる、歩かせる 2)渡す、越えていく、通り過ぎる 3)旅する、旅に出る、行く、歩く、進む、旅を続ける、~から去る 4)生きる、日を過ごす 5)去る、逝く、死ぬ

(G4198 πορεύομαι Middle voice from a derivative of the same as 3984 to traverse, that is, travel (literally or figuratively; especially to remove [figuratively die], live, etc.): – depart, go (away, forth, one’s way, up), (make a, take a) journey, walk.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:8; 17:27; 19:15; 24:1; 25:41;  マル16:12; ルカ1:39; 2:41; 4:42; 13:31; 22:39;  使徒8:39 etc.

【他の者に】 ἄλλῳ  ἄλλος  アるろス  allos {al‘-los}  (ap-dm-s 形容詞・与男単)

1)けれども、しかし、そうではなくて、それどころか 2)むしろ、反対に、別の、他の、もう一つの 3)異なる、違った

(G235  ἀλλά Neuter plural of 243 properly other things, that is, (adverbially) contrariwise (in many relations): – and, but (even), howbeit, indeed, nay, nevertheless, no, notwithstanding, save, therefore, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【来い】 ῎Ερχου  ἔρχομαι エルこマイ  erchomai {er‘-khom-ahee}  (vmpn–2s 動詞・命・現・能欠・2単)

1)来る、やってくる、~しにやってくる 2)近づく、臨む、達する 3)着く、到着する 4)現れる 5)上がる、下る

(G2064 ἔρχομαι Middle voice of a primary verb (used only in the present and imperfect tenses, the others being supplied by a kindred [middle voice] word, ἐλεύθομαι eleuthomai or ἕλθω elthō ; which do not otherwise occur); to come or go (in a great variety of applications, literally and figuratively): – accompany, appear, bring, come enter, fall out, go, grow, X light, X next, pass, resort, be set.  Internet Sacred Text Archive)

【そうすれば】  καὶ καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【来ます】 ἔρχεται  ἔρχομαι エルこマイ  erchomai {er‘-khom-ahee} (vipn–3s 動詞・直・現・能欠・3単)

1)来る、やってくる、~しにやってくる 2)近づく、臨む、達する 3)着く、到着する 4)現れる 5)上がる、下る

(G2064 ἔρχομαι Middle voice of a primary verb (used only in the present and imperfect tenses, the others being supplied by a kindred [middle voice] word, ἐλεύθομαι eleuthomai or ἕλθω elthō ; which do not otherwise occur); to come or go (in a great variety of applications, literally and figuratively): – accompany, appear, bring, come enter, fall out, go, grow, X light, X next, pass, resort, be set.  Internet Sacred Text Archive)

【そして】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【わたしの】 μου  ἐγώ エゴー  egō {eg-o‘} (npg-1s 代名詞・属1単)

1)私 2)わたし

(G1473  ἐγώ A primary pronoun of the first person, “I” (only expressed when emphatic): – I, me. For the other cases and the plural see 1691 1698 1700 2248 2249 2254 2257 etc.  Internet Sacred Text Archive)

【部下に】 δούλῳ  δοῦλος  ドウーろス  doulos {doo‘-los} (n-dm-s 名詞・与男単)

1)仕えている、従属する 2)奴隷、下僕 3)召使、従者

(G1401 δοῦλος From 1210 a slave (literally or figuratively, involuntarily or voluntarily; frequently therefore in a qualified sense of subjection or subserviency): – bond (-man), servant.  Internet Sacred Text Archive)

【これを】 τοῦτο  οὗτος フートス houtos {hoo‘-tos}  (apdan-s 指示代名詞・対中単)

1)その、この、これ 2)この者、この男・女 2)そんな、こんな 3)すなわち、だから 4)そこで、それ故

(G3779 οὗτος Or, before a vowel, οὕτως houtōs hoo‘-toce . From 3778 in this way (referring to what precedes or follows): – after that, after (in) this manner, as, even (so), for all that, like (-wise), no more, on this fashion (-wise), so (in like manner), thus, what.  Internet Sacred Text Archive)

【しろ】 Ποίησον  ποιέω  ポイエオー poieō {poy-eh‘-o } (vmaa–2s 動詞・命・1アオ・能・2単)

1)造る、こしらえる、建てる 2)創造する、原因となる、準備する、生み出す 3)やる、なす、行う~にならせる、~にする、こしらえる、準備する、~を~とする、ある状態にする 4)発芽する、結ぶ 5)行う、為す、行動する 6)過ごす 7)守る

(G4160 ποιέω Apparently a prolonged form of an obsolete primary; to make or do (in a very wide application, more or less direct): – abide, + agree, appoint, X avenge, + band together, be, bear, + bewray, bring (forth), cast out, cause, commit, + content, continue, deal, + without any delay, (would) do (-ing), execute, exercise, fulfil, gain, give, have, hold, X journeying, keep, + lay wait, + lighten the ship, make, X mean, + none of these things move me, observe, ordain, perform, provide, + have purged, purpose, put, + raising up, X secure, shew, X shoot out, spend, take, tarry, + transgress the law, work, yield. Compare 4238.  Internet Sacred Text Archive)

【そうすれば】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; and, also, even, so, then, too, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【します】 ποιεῖ ποιέω  ポイエオー poieō {poy-eh‘-o } (vipa–3s 動詞・直・現・能・3単)

1)造る、こしらえる、建てる 2)創造する、原因となる、準備する、生み出す 3)やる、なす、行う~にならせる、~にする、こしらえる、準備する、~を~とする、ある状態にする 4)発芽する、結ぶ 5)行う、為す、行動する 6)過ごす 7)守る

(G4160 ποιέω Apparently a prolonged form of an obsolete primary; to make or do (in a very wide application, more or less direct): – abide, + agree, appoint, X avenge, + band together, be, bear, + bewray, bring (forth), cast out, cause, commit, + content, continue, deal, + without any delay, (would) do (-ing), execute, exercise, fulfil, gain, give, have, hold, X journeying, keep, + lay wait, + lighten the ship, make, X mean, + none of these things move me, observe, ordain, perform, provide, + have purged, purpose, put, + raising up, X secure, shew, X shoot out, spend, take, tarry, + transgress the law, work, yield. Compare 4238.  Internet Sacred Text Archive)

† 英語訳聖書 Matt.8:9 

King James Version 
8:9 For I am a man under authority, having soldiers under me: and I say to this [man], Go, and he goeth; and to another, Come, and he cometh; and to my servant, Do this, and he doeth [it].

New King James Version
8:9 “For I also am a man under authority, having soldiers under me. And I say to this one, ‘Go,’ and he goes; and to another, ‘Come,’ and he comes; and to my servant, ‘Do this,’ and he does it.”

American Standard Version 
8:9 For I also am a man under authority, having under myself soldiers: and I say to this one, Go, and he goeth; and to another, Come, and he cometh; and to my servant, Do this, and he doeth it.

New International Version
8:9 For I myself am a man under authority, with soldiers under me. I tell this one, `Go,’ and he goes; and that one, `Come,’ and he comes. I say to my servant, `Do this,’ and he does it.”

Bible in Basic English 
8:9 Because I myself am a man under authority, having under me fighting men; and I say to this one, Go, and he goes; and to another, Come, and he comes; and to my servant, Do this, and he does it.

Today’s English Version
8:9 I, too, am a man under the authority of superior officers, and I have soldiers under me. I order this one, “Go!’ and he goes; and I order that one, “Come!’ and he comes; and I order my slave, “Do this!’ and he does it.”

Darby’s English Translation 
8:9 For I also am a man under authority, having under me soldiers, and I say to this one, Go, and he goes; and to another, Come, and he comes; and to my bondman, Do this, and he does it.

Douay Rheims 
8:9 For I also am a man subject to authority, having under me soldiers; and I say to this, Go, and he goeth, and to another, Come, and he cometh, and to my servant, Do this, and he doeth it.

Noah Webster Bible 
8:9 For I am a man under authority, having soldiers under me: and I say to this man, Go, and he goeth; and to another, Come, and he cometh; and to my servant, Do this, and he doeth it.

Weymouth New Testament 
8:9 For I myself am also under authority, and have soldiers under me. To one I say ‘Go,’ and he goes, to another ‘Come,’ and he comes, and to my slave ‘Do this or that,’ and he does it.’

World English Bible 
8:9 For I am also a man under authority, having under myself soldiers. I tell this one, ‘Go,’ and he goes; and to another, ‘Come,’ and he comes; and to my servant, ‘Do this,’ and he does it.’

Young’s Literal Translation 
8:9 for I also am a man under authority, having under myself soldiers, and I say to this one, Go, and he goeth, and to another, Be coming, and he cometh, and to my servant, Do this, and he doth it.’

Amplified Bible
8:9 For I also am a man subject to authority [of a higher rank], with soldiers subject to me; and I say to one, ‘Go!’ and he goes, and to another, ‘Come!’ and he comes, and to my slave, ‘Do this!’ and he does it.”

† 細き聲 聖書研究ノート 

 <我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』>

百卒長はローマの「権威」に服する者として「権威」を知り抜いていた。そこから、イエスを「権威ある方」として拝するのである。

 <我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』>

ローマ皇帝は部下がいかに命令に忠実であるかを示して、10人の部下を呼び、二人で相向かいになって剣で互を刺せと命じた。すると10人の兵は顔色も変えずに従い全員が死んだ。皇帝はさらに10人を呼び、同じように命令すると、次の10人も同様にして死んだ。諸国の王たちは3度ローマ兵が死んで行くのを見て、ローマへの戦意を失ったという。

百人隊長は「権威」を熟知していた。自分のいかなる命令も実現されないことはなく、また、彼自身も命令されれば命をかけて服従した。

 <權威の下にある者>

百人隊長はまだイエスに会っていない。「その資格もない者である」というのがその理由である。しかし、家で下僕の病状を見守りながら、百人隊長は自分の願いがイエスを動かし我が家の近くまで来ておられることを知って、イエスに「ただ、願ってください。私のようなものでも願えば実現します。一言いただけましたら、下僕は癒えます」と言い送ったのである。

† 心のデボーション 

「我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』」 マタイ8:9 大正文語訳聖書

「わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 新共同訳聖書

 「自分の場」

百人隊長の「ひと言おっしゃってください」は、命じればことば通りに実行される自分の立場から出たものである。それはこの百人隊長にしかできない信仰の告白であって、たとえ同じ百人隊長であっても真似のできないものである。人はみな、内にイエスを見出す場がある。信仰の告白は個々それぞれの場においてなされる固有のものであり、それぞれの輝きを放つのである。自分の場がなければ信仰は現われようがない。

† 心のデボーション 

「我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』」 マタイ8:9 大正文語訳聖書

「わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 新共同訳聖書

 「鳴鏑」

モンゴルの英雄 冒頓単于(ぼくとつせんう)は音を発して飛ぶ鏑矢「鳴鏑(めいてき)」をつくり、狩りをおこない、「鳴鏑」が射た獲物を射ない者はすべて斬刑とした。自分の善馬を射て、左右の者がためらうと、ただちに左右の者を斬刑とした。自分の愛妻を射て、ためらって射ようとしない者を斬刑とした。ついにみなが「鳴鏑」の音のする方向に一斉に射るようになると、冒頓(ぼくとつ)は左右の者が使えることがわかった。こうして冒頓は継母と弟、大臣のうち服従しない者をことごとく殺害し、自分で単于(せんう 太子)の位についたという。

ローマの軍隊にも同様の厳しい掟は存在したが、イエスを訪れた「百人隊長」と「病める若者」の間にあったのは、冒頓と部下のそれではなかったに違いない。

† 細き聲 説教  

 「権威の下にある者」

「我みづから權威の下にある者なるに、我が下にまた兵卒ありて、此に「ゆけ」と言へば往き、彼に「きたれ」と言へば來り、わが僕に「これを爲せ」といへば爲すなり』」 マタイ8:9 大正文語訳聖書

「わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 新共同訳聖書

百卒長は家の近くまで来たイエスに、丁重に友人を遣わして、「異邦人である自分にはあなたを家にお迎えする資格はありません。ただ、お言葉を下さい。そうすれば私の僕の病は癒えます」と伝えた。

その理由は百卒長はローマの権威のもとにあり、「自分が部下に「行け」と言えば部下は如何なる危険のなかにも入っていきますし、「来い」と言えば、いかなる障害があっても彼は来ます」、「あなたは神の御子ですから、お言葉を下されば、お言葉が直ちに神の権威によって実行されるに違いありません」というものだった。

この告白によって、百卒長はイエスを「権威あるお方」とし、「神の権威」を認め自らをその下に置いたのである。

「権威の下にある者」がかく「神の権威」を知るとすれば、権威から解かれた者が「神の権威」を知らないことがあるだろうか?

(皆川誠)

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