マタイによる福音書6章16節

マタイによる福音書
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† 福音書対観 「断食」 マタイ6:16~18

マタイ6:16~18

6:16また断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。 6:17あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。 6:18それは断食をしていることが人に知れないで、隠れた所においでになるあなたの父に知られるためである。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて下さるであろう。

† 福音書縦観 「断食」 マタイ6:16~18

マタイ6:16~18

Matt.6:16また断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。

Matt.6:17あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。
Matt.6:18それは断食をしていることが人に知れないで、隠れた所においでになるあなたの父に知られるためである。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて下さるであろう。

口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.6:16

【漢訳聖書】
Matt.6:16 爾禁食時、毋若僞善者作憂容、蓋彼變色、致其以禁食現於人、我誠告爾、彼已得其賞矣。

【明治元訳】
Matt.6:16 なんぢら斷食(だんじき)するとき僞善者(ぎぜんしや)の如(ごと)き憂(うき)容(さま)をする勿(なか)れ彼等(かれら)は斷食(だんじき)を人(ひと)に見(みせ)ん爲(ため)に顏色(かほいろ)を損(そこな)ふ我(われ)まことに爾曹(なんぢら)に告(つげ)ん彼等(かれら)は既(すで)に其(その)報賞(むくい)を得(え)た

【大正文語訳】
Matt.6:16 なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり。

【ラゲ訳】
Matt.6:16 汝等断食する時、僞善者の如く悲しき容を為すこと勿れ。即彼等は、断食する者と人に見えん為に其顔色を損ふなり。我誠に汝等に告ぐ、彼等は既に其報を受けたり。

【口語訳】
Matt.6:16 また断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。

【新改訳改訂3】
Matt.6:16 断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。彼らは、断食していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。

【新共同訳】
Matt.6:16 「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。

【バルバロ訳】
Matt.6:16 断食をするときには、偽善者のように悲しい面持をしてはならぬ。偽善者は他人に断食を見てもらおうと思い、わざと暗い顔つきをする。まことに私は言う、彼らはすでに報いを得た。

【フランシスコ会訳】
Matt.6:16 断食するとき、偽善者のように暗い顔つきをしてはならない。彼らは断食していることを人々に見せるために、暗い顔つきをする。あなたがたによく言っておく。彼らはすでにその報いを受けているのである。

【日本正教会訳】
Matt.6:16 又爾等齋(ものいみ)する時、僞善者の如く憂(うれ)はしき容(さま)を爲す勿れ、蓋彼等は、其齋(ものいみ)の人に顯れん爲に、顔色を損ふ、我誠に爾等に語ぐ、彼等は已(すで)に其賞(むくい)を受く。

【塚本虎二訳】
Matt.6:16 また断食をしている時には、偽善者のように陰気な顔つきをしてはならない。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、(顔を洗わず、髭をそらず、わざと)顔を見苦しくするのである。アーメン、わたしは言う、彼らは(褒められた時、)すでに褒美をもらっている。

【前田護郎訳】
Matt.6:16 断食するとき、偽善者のように暗い顔をするな。彼らは顔を見ぐるしくして、断食しているのが人々に目立つようにする。本当にいう、彼らはその報いを得ている。

【永井直治訳】
Matt.6:16 また汝等斷食するとき、僞善者等の如く曇りがちなる容子(ようす)になる勿れ。そは彼等は斷食することの人に顯はるるやう、その顏を見苦しうすればなり。誠にわれ汝等に云はん、彼等はその報を得たり。

【詳訳聖書】
Matt.6:16 また、あなたたちが断食するときはいつでも、偽善者がするような陰うつな<つらそうな<悲痛な>顔をしてはいけない。彼らは自分の断食が外に表われる<人に見られる>ように悲痛な顔を作るからである。真実に、私はあなたたちに告げる、彼らは<すでに十分に>自分の報いを得ている。

† 聖書引照 Matt.6:16

Matt.6:16 なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり。

[なんぢら斷食するとき]  マタ9:14,15; Ⅱサム12:16,21; ネヘ1:4; エス4:16; 詩篇35:13; 69:10; 109:24; ダニ9:3; ルカ2:37; 使徒10:30; 13:2,3; 14:23; Ⅰコロ7:5; Ⅱコロ6:5; 11:27
[僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり]  マタ6:2,5; Ⅰ列王21:27; イザ58:3~5; ゼカ7:3~5; マラ3:14; マル2:18; ルカ18:12

† ギリシャ語聖書 Matt.6:16

Stephens 1550 Textus Receptus
οταν δε νηστευητε μη γινεσθε ωσπερ οι υποκριται σκυθρωποι αφανιζουσιν γαρ τα προσωπα αυτων οπως φανωσιν τοις ανθρωποις νηστευοντες αμην λεγω υμιν οτι απεχουσιν τον μισθον αυτων

Scrivener 1894 Textus Receptus
οταν δε νηστευητε μη γινεσθε ωσπερ οι υποκριται σκυθρωποι αφανιζουσιν γαρ τα προσωπα αυτων οπως φανωσιν τοις ανθρωποις νηστευοντες αμην λεγω υμιν οτι απεχουσιν τον μισθον αυτων

Byzantine Majority
οταν δε νηστευητε μη γινεσθε ωσπερ οι υποκριται σκυθρωποι αφανιζουσιν γαρ τα προσωπα αυτων οπως φανωσιν τοις ανθρωποις νηστευοντες αμην λεγω υμιν οτι απεχουσιν τον μισθον αυτων

Alexandrian
οταν δε νηστευητε μη γινεσθε ωσ οι υποκριται σκυθρωποι αφανιζουσιν γαρ τα προσωπα αυτων οπως φανωσιν τοις ανθρωποις νηστευοντες αμην λεγω υμιν απεχουσιν τον μισθον αυτων

Hort and Westcott
οταν δε νηστευητε μη γινεσθε ωσ οι υποκριται σκυθρωποι αφανιζουσιν γαρ τα προσωπα αυτων οπως φανωσιν τοις ανθρωποις νηστευοντες αμην λεγω υμιν απεχουσιν τον μισθον αυτων

† ギリシャ語聖書 品詞色分け

Matt.6:16

῞Οταν δὲ νηστεύητε, μὴ γίνεσθε ὡς οἱ ὑποκριταὶ σκυθρωποί, ἀφανίζουσιν γὰρ τὰ πρόσωπα αὐτῶν ὅπως φανῶσιν τοῖς ἀνθρώποις νηστεύοντες ἀμὴν λέγω ὑμῖνἀπέχουσιν τὸν μισθὸν αὐτῶν.

† ヘブライ語聖書 Matt.6:16

Matt. 6:16

כַּאֲשֶׁר אַתֶּם צָמִים אַל תְּהַלְּכוּ קוֹדְרִים כְּמוֹ הַצְּבוּעִים, הַמְשַׁנִּים אֶת פְּנֵיהֶם כְּדֵי לְהֵרָאוֹת צָמִים לִבְנֵי אָדָם. אָמֵן אוֹמֵר אֲנִי לָכֶם, שְׂכָרָם אִתָּם

† ラテン語聖書 Matt.6:16

Latin Vulgate
Matt.6:16

Cum autem ieiunatis, nolite fieri sicut hypocritæ tristes. Exterminant enim facies suas, ut appareant hominibus ieiunantes. Amen dico vobis, quia receperunt mercedem suam.
And when you fast, do not choose to become gloomy, like the hypocrites. For they alter their faces, so that their fasting may be apparent to men. Amen I say to you, that they have received their reward.

† 私訳(詳訳)Matt.6:16

【私訳】 「そして、断食するときには、偽善者<擬信者>のようにふさぎ込んだ<悲しそうな、陰気な、不機嫌な、悲痛な>顔をして<おこして、見せて>はいけない。というのは、彼ら〔偽善者〕は断食しているのを人に見て<あからさまにして、明らかにして、知らせて>もらおうとして、その顔を曇らせる<陰気にする、輝きを消す、見苦しくする>からである。アーメン<まことに>あなたがたに言います。彼らは既にその報いを受けている<報いから遠ざかっている>」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究

Matt.6:16

῞Οταν δὲ νηστεύητε, μὴ γίνεσθε ὡς οἱ ὑποκριταὶ σκυθρωποί, ἀφανίζουσιν γὰρ τὰ πρόσωπα αὐτῶν ὅπως φανῶσιν τοῖς ἀνθρώποις νηστεύοντες ἀμὴν λέγω ὑμῖν, ἀπέχουσιν τὸν μισθὸν αὐτῶν.

【そして】 δὲ  δέ  デ de {deh} (cc 接続詞・等位)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

G1161 δέ A primary particle (adversative or continuative); butand, etc.: – also, and, but, moreover, now [often unexpressed in English].  Internet Sacred Text Archive)

【断食する】 νηστεύητε  νηστεύω  ネーステウオー  nēsteuō {nace-tyoo‘-o} (vspa–2p 動詞・仮・現・能・2複)

<νῆστις < νῆ  否定+ ἐσθίω 食べる

1)断食する 2)~を控える

(G3522 νηστεύω From 3523 to abstain from food (religiously): – fast.  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:2; 6:16,17,18; 9:14,15;  マル2:18,19,20;  ルカ5:33,34,35; 18:12;  使徒13:2,3

【とき】 ῞Οταν  ὅταν  ホタン hotan {hot‘-an} (cs 接続詞・従位)

1)~するとき、~時はいつも、~時に 2)~のような場合に、~する度ごとに

(G3752  ὅταν From 3753 and 302 whenever (implying hypothesis or more or less uncertainty); also causative (conjugationally) inasmuch as: – as long (soon) as, that, + till, when (-soever), while.  Internet Sacred Text Archive)

【偽善者の】 ὑποκριταὶ  ὑποκριτής  フゆポクリテース  hupokritēs {hoop-ok-ree-tace‘} (n-nm-p 名詞・主男複)

< ὑποκρίνομαι 答える、俳優がある役を演じる、ふりをする、見せかける

1)俳優 2)偽善者、擬信者 3)(答える人の意味で)解説者、解釈者

(G5273  ὑποκριτής From 5271 an actor under an assumed character (stage player), that is, (figuratively) a dissembler (“hypocrite”): – hypocrite.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:2,5,16; 7:5; 15:7; 22:18; 23:13; 24:51;  マル7:6;  ルカ6:42; 12:56; 13:15

【ように】 ὡς  ὡς ホース hōs {hoce} (cs 接続詞・従位)

1)~のように、ちょうど~のように 2)~なので 3)と同じように、~であるかのように 4)おおよそ、ほぼ 5)の時

G5613  ὡς Probably adverb of compound from 3739 which how, that is, in that manner (very variously used as shown): – about, after (that), (according) as (it had been, it were), as soon (as), even as (like), for, how (greatly), like (as, unto), since, so (that), that, to wit, unto, when ([-soever]), while, X with all speed.  Internet Sacred Text Archive)

【沈んだ顔つき】 σκυθρωποί  σκυθρωπός  スクゆとローポス  skuthrōpos {skoo-thro-pos‘} (a–nm-p 形容詞・主男複)

< σκυθρός むっつりした + ὤψ 顔、眼、容貌

1)悲しそうな、陰気な、やつれた 2)気難しい、不機嫌な、ふさぎ込んだ顔つき、仏頂面 3)怖い、暗い

(G4659 σκυθρωπός From σκυθρός skuthros (sullen) and a derivative of 3700 angry visaged, that is, gloomy or affecting a mournful appearance: – of a sad countenance.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:16;  ルカ24:17

【~をしては】 γίνεσθε  γίνομαι  ギノマイ ginomai {ghin‘-om-ahee} (vmpn–2p 動詞・命・現・能欠・2複)

1)存在するようになる、存在するにいたる、存在を始める 2)生じる、生ずる、生まれる 3)現れる、おこる、発生する、始まる、になる、ふりかかる、成る、登場する、来る 4)~とされる、仕上げられる、作られる、行われる、なされる 5)出る、起こる

(G1096 γίνομαι A prolonged and middle form of a primary verb; to cause to be (“gen” -erate), that is, (reflexively) to become (come intobeing), used with great latitude (literally, figuratively, intensively, etc.): – arise be assembled, be (come, -fall, -have self), be brought (to pass), (be) come (to pass), continue, be divided, be done, draw, be ended, fall, be finished, follow, be found, be fulfilled, + God forbid, grow, happen, have, be kept, be made, be married, be ordained to be, partake, pass, be performed, be published, require, seem, be showed, X soon as it was, sound, be taken, be turned, use, wax, will, would, be wrought.  Internet Sacred Text Archive)

【いけない】 μὴ  μή メー  mē {may} (qn 不変化詞・否定)

1)~ない

G3361 μή A primary particle of qualified negation (whereas 3756 expresses an absolute denial); (adverbially) not, (conjugationally) lest; also (as interrogitive implying a negative answer [whereas 3756 expects an affirmative one]); whether: – any, but, (that), X forbear, + God forbid, + lack, lest, neither, never, no (X wise in), none, nor, [can-] not, nothing, that not, un [-taken], without. Often used in compounds in substantially the same relations. See also 3362 3363 3364 3372 3373 3375 3378.  Internet Sacred Text Archive)

【というのは】 γὰρ  γάρ  ガル gar {gar} (cs 接続詞・従位)

1)なぜなら、というのは、その理由は、だから 2)すなわち、では、いったい、結局 4)確かに、もちろん、だって

G1063 γάρ A primary particle; properly assigning a reason (used in argument, explanation or intensification; often with other particles): – and, as, because (that), but, even, for indeed, no doubt, seeing, then, therefore, verily, what, why, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【断食しているのを】 νηστεύοντες \ νηστεύω  ネーステウオー  nēsteuō {nace-tyoo‘-o} (vppanm-p 分詞・現能主男複)

<νῆστις < νῆ  否定+ ἐσθίω 食べる

1)断食する 2)~を控える

(G3522 νηστεύω From 3523 to abstain from food (religiously): – fast.  Internet Sacred Text Archive)

マタ4:2; 6:16,17,18; 9:14,15;  マル2:18,19,20;  ルカ5:33,34,35; 18:12;  使徒13:2,3

【人に】 ἀνθρώποις  ἄνθρωπος  アンとローポス anthrōpos {anth‘-ro-pos} (n-dm-p 名詞・与男)

< ἄνήρ  人 +ὤψ  顔

1)人間、人、人類 2)男、夫 3)ある人、或る者、この人

(G444  ἄνθρωπος From 435 and ὤψ ōps (the countenance; from 3700 ; manfaced, that is, a human being: – certain, man.  Internet Sacred Text Archive)

【見て】 φανῶσιν  φαίνω ふァイノー phainō {fah‘ee-no} (vsap–3p 動詞・仮・2アオ・受・3複)

1)輝く、光を放つ、見えるようになる、照らす、現われる、見える、姿を見せる 2)示す、出現させる 3)明るい 4)あらわにする、明らかにする 5)知らせる、訴える、告発する

(G5316 φαίνω Prolongation for the base of 5457 to lighten (shine), that is, show (transitive or intransitive, literal or figurative): – appear, seem, be seen, shine, X think.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:7,13,19; 13:26; 24:27,30;  マル16:9;  ヨハ1:5; 5:35;  ロマ7:13;  Ⅱコリ13:7; Ⅱペテ1:19;

Ⅰヨハ2:4;  黙示1:16 etc.

【もらおうとして】 ὅπως  ὅπως  ホポース hopōs {hop‘-oce} (cs 接続詞・従)

1) ~してもらいたい 2)~するために 3)~のように 4)~できるように

G3704  ὅπως From 3739 nad 4459 what (-ever) how, that is, in the manner that (as adverb or conjugation of coincidence, intentional or actual): – because, how, (so) that, to, when.  Internet Sacred Text Archive)

【彼らの】 αὐτῶν  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npgn3p 代名詞・属男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.  Internet Sacred Text Archive)

【顔を】 πρόσωπα  πρόσωπον  プロソーポン  prosōpon {pros‘-o-pon} (n-an-p 名詞・対中複)

< πρός  前 + ὤψ  顔、目

1)顔、顔面、面 2)顔つき、形相、容貌、外観、姿、様、表面 3)体、身体 4)神の顔、御顔

G4383 πρόσωπον From 4314 and ὤψ ōps (the visage; from 3700 ; the front (as being towards view), that is, the countenanceaspectappearancesurface; by implication presenceperson: – (outward) appearance, X before, countenance, face, fashion, (men’s) person, presence.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:16,17; 17:2; 26:67;  マル1:2; 14:65  ルカ9:51,53; 24:5;  使徒2:28; 3:20; 5:41; 6:15; Ⅱコリ3:7,15,18  ガラ1:22;  黙示4:7; 9:7; 10:1 etc.

【見苦しくする】 ἀφανίζουσιν  ἀφανίζω  アふァニゾー  aphanizō {af-an-id‘-zo} (vipa–3p 動詞・直・現・能・3複)

< ἀφανής 隠れる

1)消滅させる、見えなくする、隠す、消す 2)輝きをなくす、無にする、顔を曇らせる、陰気になる 3)取り去る、うやむやにする、曖昧にする、拭い去る、台なしにする

(G853  ἀφανίζω From 852 to render unapparent, that is, (actively) consume (becloud), or (passive

マタ6:16,19,20;  使徒13:41;  ヤコ4:14

【まことにあなたがたに言っておく】 ἀμὴν λέγω ὑμῖν 「アーメン、わたしはあなたがたに言う」

【まことに】 ἀμὴν  ἀμήν アメーン amēn {am-ane‘} (qs 不変化詞)

1)まことに、真実に、本当に、たしかに 2)はっきりと 3)おごそかに 3)アーメン 4)(文の終わりで)かくあれ、かくあれかし、そうでありますように

ギリシャ語「ἀμήν アーメン」はヘブル語の「a-me-n アーメーン」で、動詞「a-mam アーマン たよりになる」からくる

(G281 ἀμήν Of Hebrew origin [543 ; properly firm, that is, (figuratively) trustworthy; adverbially surely(often as interjection so be it): – amen, verily.  Internet Sacred Text Archive)

【あなたがたに】 ὑμῖν  σύ スゆ sou {soo} (npd-2p 代名詞・与2複)

1)あなた 2)汝 3)君

G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216.  Internet Sacred Text Archive)

【言う】 λέγω  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–1s 動詞・直・現・能・1)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas 2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【その】 αὐτῶν  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘} (npgm3p 代名詞・属男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.  Internet Sacred Text Archive)

【報いを】 μισθὸν  μισθός  ミスとス  misthos {mis-thos‘} (n-am-s 名詞・対男単)

1)労賃、賃銀、報酬、給料、手当 2)代償、報い、返報 3)雇用 4)むくい、神の報い

(G3404 μισέω From a primary word μῖσος misos (hatred); to detest (especially to persecute); by extension to love less: – hate (-ful).  Internet Sacred Text Archive)

マタ5:12,46; 6:1,2,5,16; 10:41,42;  マル9:41;  ルカ6:23,35;  ロマ4:4;  Ⅰコリ9:17,18;  Ⅱコリ2:15;  Ⅱヨハ8;  黙示11:18; 22:12 etc.

【彼らは受けている】 ἀπέχουσιν  ἀπέχω  アペこー  apechō {ap-ekh‘-o} (vipa–3p 動詞・直・現・能・3複)

1)~から遠ざかる、退ける、拒む、分つ 2)離れている、遠くにいる 3)受け取る、領収する 4)十分に得ている 5)避ける、慎む

G568  ἀπέχω From 575 and 2192 (active) to have out, that is, receive in full; (intransitive) to keep away(oneself) , that is, be distant (literally or figuratively): – be, have, receive.  Internet Sacred Text Archive)

マタ6:2,5,16; 15:8;  マル7:6 etc.

† 英語訳聖書 Matt.6:16

King James Version
6:16 Moreover when ye fast, be not, as the hypocrites, of a sad countenance: for they disfigure their faces, that they may appear unto men to fast. Verily I say unto you, They have their reward.

New King James Version
6:16 “Moreover, when you fast, do not be like the hypocrites, with a sad countenance. For they disfigure their faces that they may appear to men to be fasting. Assuredly, I say to you, they have their reward.

American Standard Version
6:16 Moreover when ye fast, be not, as the hypocrites, of a sad countenance: for they disfigure their faces, that they may be seen of men to fast. Verily I say unto you, They have received their reward.

New International Version
6:16 ”When you fast, do not look somber as the hypocrites do, for they disfigure their faces to show men they are fasting. I tell you the truth, they have received their reward in full.

Bible in Basic English
6:16 And when you go without food, be not sad-faced as the false-hearted are. For they go about with changed looks, so that men may see that they are going without food. Truly I say to you, They have their reward.

Today’s English Version
6:16 “And when you fast, do not put on a sad face as the hypocrites do. They neglect their appearance so that everyone will see that they are fasting. I assure you, they have already been paid in full.

Darby’s English Translation
6:16 And when ye fast, be not as the hypocrites, downcast in countenance; for they disfigure their faces, so that they may appear fasting to men: verily I say unto you, They have their reward.

Douay Rheims
6:16 And when you fast, be not as the hypocrites, sad. For they disfigure their faces, that they may appear unto men to fast. Amen I say to you, they have received their reward.

Noah Webster Bible
6:16 Moreover, when ye fast, be not as the hypocrites, of a sad countenance: for they disfigure their faces, that they may appear to men to fast. Verily, I say to you, they have their reward.

Weymouth New Testament
6:16 ‘When any of you fast, never assume gloomy looks as the hypocrites do; for they disfigure their faces in order that it may be evident to men that they are fasting. I solemnly tell you that they already have their reward.

World English Bible
6:16 ‘Moreover when you fast, don’t be, as the hypocrites, with sad faces. For they disfigure their faces, that they may be seen by men to be fasting. Most assuredly I tell you, they have received their reward.

Young’s Literal Translation
6:16 ‘And when ye may fast, be ye not as the hypocrites, of sour countenances, for they disfigure their faces, that they may appear to men fasting; verily I say to you, that they have their reward.

Amplified Bible
6:16 “And whenever you are fasting, do not look gloomy like the hypocrites, for they put on a sad and dismal face [like actors, discoloring their faces with ashes or dirt] so that their fasting may be seen by men. I assure you and most solemnly say to you, they [already] have their reward in full.

† 細き聲 聖書研究ノート

<なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり>

偽善者が人前で好んで行う三つの信仰の行い「施しと祈りと断食」の「断食」が取り上げられる。

断食をする者は周囲の人にそれとわかるような「顔つき」をして、自分の信仰深さをアッピールすべきではない。彼はすでに「報い」を受けている。

<なんぢら斷食するとき>

ユダヤ人は年に四回の断食をし、パリサイ人は二回断食し全収入の十分の一を献げた(ルカ18:12)。しかし、イエスの弟子たちは断食をしなかったことから、ヨハネの弟子たちとの間に論争が生じている(マタイ9:14~17)。

断食は、必ずしも食を断つことではなく、飢えた人にパンを裂き与え、彷徨う貧しき人を家に招き入れ、裸の人に衣を着せ、同胞に助けを惜しまないことは、ことごとく「断食」であった(イザヤ58:6~14)。餓えた人に与えるのは、余り物ではない。食卓に「飢えた人」を迎える家族はそれぞれが自分の分を少しずつ「断食した」のである。

<僞善者のごとく、悲しき面容をすな>

「沈んだ顔つき」は「不機嫌でむっつりした顔」、気難しく、暗く、ふさぎこんだ顔である。偽善者は断食しているのがわかるように、わざと顔を曇らせてみせる。断食は誰にも知られてはならない。信仰は「私と神」の間にあり、人に見せるものではない。

断食に祈りの力があるのではない。祈りに集中するために「断食」があるのである。

「見苦しくする ἀφανίζω  アふァニゾー」は「輝きをなくす」で「顔を曇らせる」の意味である。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「仏頂面」

信仰者に、これみよがしな「仏頂面」を見ることがある。深刻そうな「気難しさ」が身についているのである。それは偽善者の演技なのか、それとも信仰の気恥ずかしさを隠すポーズなのか。キリスト臭い人である。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「顔つき」

生まれながらに「むっつりした顔つき」というのはない。それは作られたものである。どこか寂しげな「顔つき」の人もいる。その人が「寂しい人」であるとは限らない。「顔つき」からわかることは意外と少ない。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「心の痛み」

箴言15:13 「心に痛みがあれば霊は沈みこむ」(新共同訳)

イザヤ61:3 「シオンのゆえに嘆いている人々に、灰に交えて冠をかぶらせ、嘆きに代えて賛美の衣をまとわせるために。彼らは主が輝きを現すために植えられた正義の樫の木と呼ばれる」(新共同訳)

「心に痛みがあれば霊は沈みこむ」、嘆かずにいられようか。だが、「灰に交えて冠をかぶらせ、嘆きに代えて賛美の衣をまとえ」、「シオンのゆえの嘆き」は「主が輝きを現すために植えられた正義の樫の木」なのだ。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「満腹が原因の病気」

ヒポクラテス(紀元前460~357)の格言に「満腹が原因の病気は空腹によって治る」とある。

断食によって癒される病もある。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「分かち合う」

人の「飢え」はパンだけではない。その人のいのちに、真に裂き与えるものが「パン」である。それを持っていると自覚できる人は幸いである。彼は「分かち合う」相手を見出したのだ。

† 心のデボーション

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

「見苦しくする」

「見苦しくする ἀφανίζω  アふァニゾー」は「輝きをなくす」で「顔を曇らせる」の意味である。この場合

断食をしているのを人に知らせようとして、わざと悲しみと苦しみの表情をすることで、滑稽極まりない。彼は

自分自身を「見苦しくする ἀφανίζω  アふァニゾー  台なしに」している。

† 細き聲 説教

「偽りの断食」

「なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏

色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり」 マタイ6:16 大正文語訳聖書

「断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」 新共同訳聖書

ユダヤ人は年に四回の断食をし、パリサイ人は二回断食し全収入の十分の一を献げた(ルカ18:12)

「断食」はいくつかの理由で行われた。その主たる理由は「罪の悔い改め」であった。

「わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、す

べてのくびきを折るなどの事ではないか」 イザヤ58:6 口語訳聖書

「断食の日」にただ「人がおのれを苦しめる(悔改める)」こともしないで、「そのこうべを葦のように伏せ、荒布と灰とをその下に敷くこと」であってはならない。そのような「断食」は「ただ争いと、いさかいのため、また悪のこぶしをもって人を打つため」であり、そのような断食はその声を上に聞えさせるもの」ではない。

(イサヤ58:3~5 口語訳聖書)

パリサイ人や律法学者は、自分が断食をしていることを人々に知らせる為に顔を見苦しくした。

「見苦しくする ἀφανίζω  アふァニゾー」は「輝きをなくす」で「顔を曇らせる」の意味である。この場合、断食をしているのを人に知らせようとして、わざと悲しみと苦しみの表情をすることで、滑稽極まりない。

彼らは自分自身を「見苦しくする ἀφανίζω  アふァニゾー  台なしに」したのである。

イエスの教えはパリサイ人や律法学者たちのしたこれ見よがしな断食を戒めるだけのものではない;

「罪の悔改め」を人々に見えるように苦し気な表情をしてみせることである。それは「罪の悔改め」を信仰誇示の道具にする浅はかな行為である。

あらゆる信仰の行為は隠れて見ておられる神にのみ明らかにすべきである。

(皆川誠)

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