マタイによる福音書1章7節

マタイによる福音書
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† 福音書対観 「イエスの系図」 マタイ1:1~17

マタイ1:1~17  ルカ3:23~38  (ヨハネ1:1~18)
マタイ1:1~17

Matt. 1:7ソロモンはレハベアムの父、レハベアムはアビヤの父、アビヤはアサの父、口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt. 1:7

【漢訳聖書】
Matt. 1:7 所羅門生羅波暗、羅波暗生亞比亞、亞比亞生亞撒、

【明治元訳】
Matt. 1:7 ソロモン、レハベアムを生(うみ)レハベアム、アビヤを生アビヤ、アサを生(うみ

【大正文語訳】
Matt. 1:7 ソロモン、レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み、

【ラゲ訳】
Matt. 1:7 サロモン ロボァムを生み、ロボァム アビアを生み、アビア アザを生み、

【口語訳】
Matt. 1:7 ソロモンはレハベアムの父、レハベアムはアビヤの父、アビヤはアサの父、

【新改訳改訂3】
Matt. 1:7 ソロモンにレハブアムが生まれ、レハブアムにアビヤが生まれ、アビヤにアサが生まれ、

【新共同訳】
Matt. 1:7 ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、

【バルバロ訳】
Matt. 1:7 ソロモンはロボアムを生み、ロボアムはアビアを生み、アビアはアサを生み、

【フランシスコ会訳】
Matt. 1:7 ソロモンの子はレハベアム、レハベアムの子はアビヤ、アビヤの子はアサ、

【日本正教会訳】
Matt. 1:7 ロワォアムはアワィヤを生み、アワィヤはアサを生み、

【塚本虎二訳】
Mat 1:7 ソロモン(王)の子はレハベアム、レハベアム(王)の子はアビヤ、アビヤ(王)の子はアサ、

【前田護郎訳】
Matt. 1:7 ソロモンはレハベアムの父、レハベアムはアビヤの父、アビヤはアサの父、

【永井直治訳】
Matt. 1:7 またソロモンはロボアムを生めり。またロボアムはアビアを生めり。またアビアはアサを生めり。

【詳訳聖書】
Matt. 1:7 ソロモンはレハベアムの父、レハベアムはアビヤの父、アビヤはアサの父、

† 聖書引照 Matt. 1:7

Matt. 1:7 ソロモン、レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み、

[ソロモン]  Ⅱサム12:24,25; Ⅰ歴代3:5; 14:4; 28:5
[レハベアム]  Ⅰ列王11:43; 12:1~24; 14:21~31; Ⅰ歴代3:10;  Ⅱ歴代9:31~12:16; 13:7
[アビヤ]  Ⅰ列王14:31; 15:1~8; Ⅱ歴代12:1
[アサ]  Ⅰ列王15:8~24; Ⅱ歴代14:1~16:14

† ギリシャ語聖書 Matt. 1:7

Stephens 1550 Textus Receptus
σολομων δε εγεννησεν τον ροβοαμ ροβοαμ δε εγεννησεν τον αβια αβια δε εγεννησεν τον ασα

Scrivener 1894 Textus Receptus
σολομων δε εγεννησεν τον ροβοαμ ροβοαμ δε εγεννησεν τον αβια αβια δε εγεννησεν τον ασα

Byzantine Majority
σολομων δε εγεννησεν τον ροβοαμ ροβοαμ δε εγεννησεν τον αβια αβια δε εγεννησεν τον ασα

Alexandrian
σολομων δε εγεννησεν τον ροβοαμ ροβοαμ δε εγεννησεν τον αβια αβια δε εγεννησεν τον ασαφ

Hort and Westcott
σολομων δε εγεννησεν τον ροβοαμ ροβοαμ δε εγεννησεν τον αβια αβια δε εγεννησεν τον ασαφ

† ギリシャ語聖書 品詞色分け

Mat 1:7

Σολομὼν δὲ ἐγέννησεν τὸν ῾Ροβοάμ῾Ροβοὰμ δὲ ἐγέννησεν τὸν ᾽Αβιά᾽Αβιὰ δὲ ἐγέννησεν τὸν ᾽Ασάφ,

† ヘブライ語聖書 Matt. 1:7

Matt. 1:7

שְׁלֹמֹה הוֹלִיד אֶת רְחַבְעָם, רְחַבְעָם הוֹלִיד אֶת אֲבִיָּה וַאֲבִיָּה הוֹלִיד אֶת אָסָא.

† ラテン語聖書 Matt. 1:7

Latin Vulgate
Matt.1:7

Salomon autem genuit Roboam. Roboam autem genuit Abiam. Abias autem genuit Asa
And Solomon conceived Rehoboam. And Rehoboam conceived Abijah. And Abijah conceived Asa.

† 私訳(詳訳)Matt. 1:7

【私訳】 「またソロモンはレハブアムをもうけた、またレハムアムはアビヤをもうけた、またアビヤはアサをもうけた」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究

Matt.1:7

Σολομὼν δὲ ἐγέννησεν τὸν ῾Ροβοάμ, ῾Ροβοὰμ δὲ ἐγέννησεν τὸν ᾽Αβιά, ᾽Αβιὰ δὲ ἐγέννησεν τὸν ᾽Ασάφ,

【また】δὲ  δέ  デ de {deh} (cc 接続詞・等位)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

【ソロモンは】Σολομὼν  Σολομών  ソろモーン Solomōn Solomōn {sol-om-one‘} (n-am-s 名詞・対男単)

ソロモン  ヘブル名「平和」

Ⅱサム5:14;  Ⅰ列王1~11章; マタ1:6,7; 12:42;  ルカ11:31; 12:27;  ヨハ10:23;  使徒3:11; 5:12; 7:24

【レハブアムを】῾Ροβοάμ  ῾Ροβοάμ  ロボアム  Rhoboam {hrob-o-am‘} (n-am-s 名詞・対男単)

レハベアム ヘブル名「民を自由にする者、民を増す者」

ソロモンがアンモニ人ナアマによって生んだ子。レハブアムの時代にイスラエルはイスラエル王国とユダ王国に分裂した。

Ⅰ列王12章;  マタ1:7

【もうけ】ἐγέννησεν  γεννάω  ゲンナオー  gennaō { ghen-nah‘-o } (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・単)

1)(父が子を)もうける、(母が子を)産む、~の父となる 2)生ませる、産出する、発生させる、生ぜしめる 3)生まれつき、生まれながら 4)(事物を)産出する、発生させる、生ずる、生ぜしめる

マタ1:2,16,20;  ヨハ1:13; 3:3,5;  Ⅰヨハ4:7; 5:1

【また】δὲ  δέ  デ de {deh} (cc 接続詞・等位)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

【レハブアムは】Ροβοάμ  ῾Ροβοάμ  ロボアム  Rhoboam {hrob-o-am‘}  (n-nm-s 名詞・主男単)

レハベアム ヘブル名「民を自由にする者、民を増す者」

ソロモンがアンモニ人ナアマによって生んだ子。レハブアムの時代にイスラエルはイスラエル王国とユダ王国に分裂した。

Ⅰ列王12章; マタ1:7

【アビヤ】᾽Αβιά  ᾽Αβιά  アビア Abia {ab-ee-ah‘} (n-am-s 名詞・対男単)

アビヤ  ヘブル名 「父はヤㇵウェ」

ユダの王で3年の治世の間、イスラエル王国とユダ王国の間には戦いが絶えず、国内には偶像崇拝があった。

Ⅰ列王15:1~8;  マタ1:7;  ルカ1:5

【もうけ】ἐγέννησεν  γεννάω  ゲンナオー  gennaō { ghen-nah‘-o } (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・単)

1)(父が子を)もうける、(母が子を)産む、~の父となる 2)生ませる、産出する、発生させる、生ぜしめる 3)生まれつき、生まれながら 4)(事物を)産出する、発生させる、生ずる、生ぜしめる

マタ1:2,16,20;  ヨハ1:13; 3:3,5;  Ⅰヨハ4:7; 5:1

【また】δὲ  δέ  デ de {deh} (cc 接続詞・等位)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

【アビヤは】᾽Αβιά  ᾽Αβιά  アビア Abia {ab-ee-ah‘} (n-nm-s 名詞・主男単)

アビヤ  ヘブル名 「父はヤㇵウェ」

ユダの王で3年の治世の間、イスラエル王国とユダ王国の間には戦いが絶えず、国内には偶像崇拝があった。

Ⅰ列王15:1~8;  マタ1:7;  ルカ1:5

【アサを】Ασά  ᾽Ασά  アサ Asa {as-ah‘} (n-am-s 名詞・対男単)

アサ ヘブル名 「癒す者、与える者」

ユダの王。偶像を除き、神殿男娼を追放するなどの改革を行なったが、イスラエル王国との戦いは続いた。

Ⅰ列王15:9~24; マタ1:7,8

【もうけ】ἐγέννησεν  γεννάω  ゲンナオー  gennaō { ghen-nah‘-o } (viaa–3s 動詞・直・1アオ・能・単)

1)(父が子を)もうける、(母が子を)産む、~の父となる 2)生ませる、産出する、発生させる、生ぜしめる 3)生まれつき、生まれながら 4)(事物を)産出する、発生させる、生ずる、生ぜしめる

マタ1:2,16,20;  ヨハ1:13; 3:3,5;  Ⅰヨハ4:7; 5:1

† 英語訳聖書 Matt. 1:7

King James Version
1:7 And Solomon begat Roboam; and Roboam begat Abia; and Abia begat Asa;

American Standard Version
1:7 and Solomon begat Rehoboam; and Rehoboam begat Abijah; and Abijah begat Asa;

New International Version
1:7 Solomon the father of Rehoboam, Rehoboam the father of Abijah, Abijah the father of Asa,

Bible in Basic English
1:7 And the son of Solomon was Rehoboam; and the son of Rehoboam was Abijah; and the son of Abijah was Asa;

Darby’s English Translation
1:7 and Solomon begat Roboam, and Roboam begat Abia, and Abia begat Asa,

Douay Rheims
1:7 And Solomon begot Roboam. And Roboam begot Abia. And Abia begot Asa.

Noah Webster Bible
1:7 And Solomon begat Roboam; and Roboam begat Abia; and Abia begat Asa;

Weymouth New Testament
1:7 Solomon of Rehoboam; Rehoboam of Abijah; Abijah of Asa;

World English Bible
1:7 Solomon became the father of Rehoboam. Rehoboam became the father of Abijah. Abijah became the father of Asa.

Young’s Literal Translation
1:7 and Solomon begat Rehoboam, and Rehoboam begat Abijah, and Abijah begat Asa,

Amplified Bible
1:7 Solomon was the father of Rehoboam, Rehoboam the father of Abijah, and Abijah the father of Asa.

† 細き聲 聖書研究ノート

<ソロモン、レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み>

イエスラエル王国の繁栄は長くは続かなかった、ダビデの子ソロモンの死後王国は南北に分裂する。

<系図 マタイ1:7 ソロモンの子>

ダビデ  - バト・シェバ   (「ダビデの家系」については細き聲Gemealogy 「イエス・キリストの系図」参照)

ソロモン

レハベアム   ソロモンの死後イスラエルは
北王国イスラエルと南王国ユダに分裂し、レハベアムは
|      南王国ユダの最初の王に即位した。(Ⅰ列王14:21)

アビヤ     アビヤは南王国ユダの第二代の王。(Ⅱ歴代11:20)

アサ      アサは南王国ユダの第三代の王。(Ⅰ列王15:9~10)ソロモン、

レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み

<善王と悪王>

内村鑑三はダビデの子孫で王として記録された者の十四人のうち「善き王」が七人「悪しき王」が七人であることを示して、「善き王かならずしも善き子を生まず、悪しき王かならずしも悪しき子を生まない」と語る。(内村鑑三『聖書注解 マタイ伝』)

善きソロモン 悪しきレハブアムを生み
悪しきレハブアム 悪しきアビヤを生み
悪しきアビヤ 善きアサを生み

<レハベアム>

レハベアムはソロモンの子で母はアンモン人の王ナアシの子アナの娘であった。レハベアムの治世のとき、ソロモンの統一王国はイスラエルとユダの二つに分裂した。

レハベアムの治世の初期に、ヤラベアムが若者とともにレハベアムに背き、イスラエルの十部族を結集して南王国を築いた。レハベアムはユダとベニアミンの二部族とともに北王国を築いた。

ベン=シラの智慧 はレハベアムについて「彼ははなはだしく愚かにして悟りを欠き、そのはかりごとを もて民をそむかせたり」ときめつけ、ヤラベアムには「イスラエルに罪を犯さしめ、エフライムに罪の道を与えぬ」と王国を分裂に導き、さらにバビロン捕囚に至らしめたものとして厳しい言葉をかけている。(ベン=シラの智慧47:23~24 日本聖公会訳)

<アビヤ>

アビヤはレハベアムの子でユダの王であった。母はアビシャロムの娘マアカであった。父レハベアムとヤラベアムの間にあった戦いは、アビヤに引き継がれた。(Ⅰ列王記15:1~8)

アビヤには「アビヤム」という名があったことが知られている。(Ⅰ列王記15:1)

<アサ>

南ユダ王国3代目の王。

アサ王は国民に偶像崇拝を厳しく禁止した。アシュラ像を造って礼拝する太后マアカであっても例外ではなく、その位から退けている。(Ⅰ列王記15:13)

「᾽Ασά  アサ Asa {as-ah‘}」はAlexandrian、Hort and Westcottでは「ασαφ アサふ」。

† 心のデボーション

「ソロモン、レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み」 マタイ1:7 大正文語訳聖書

「ソロモンにレハブアムが生まれ、レハブアムにアビヤが生まれ、アビヤにアサが生まれ」 新共同訳聖書

「民が増すように」

ソロモンの子レハベアムは「民が増すように」との意味の名前である。ソロモンは父ダビデのつくったイスラエル王国の繁栄を願って息子にその名を与えたが、レハベアムの時代にヤラベアムの反乱によりイスラエルは北ユダ王国と南イスラエル王国に分裂する。

ユダヤ人にとって「神の祝福」とは「民の繁栄」と結びつくものであった。しかし、民族の祝福は神を恐れる一人の民に基づくのである。

(†心のデボーション00670)

† 心のデボーション

「アサはその治世の三十九年に足を病みその病患つひに劇しくなりしがその病患の時にもヱホバを求めずして醫師を求めたり」 Ⅱ歴代16:12 明治元訳聖書

「アサはその治世第三十九年に足の病にかかり、その病は極めて重かった。その病の中にあっても、彼は主を求めず、医者に頼った」 新共同訳聖書

「病と信仰」

アサ王は年老いて極めて重い足の病にかかった。しかし、彼は病の中にあっても主を求めず、医者に頼った。(Ⅱ歴代16:12)

信仰者が病のときに医者を求めることには何の問題もない。しかし、アサ王は病の中に神を見出すことをせず、ひたすらに医者を求めた。患者も医師も、神不在のまま病に向かうことはできない。

人が病の中で神を求めるのは癒しのためだけではない。

(†心のデボーション00111  マタイ1:7)

† 細き聲 説教

「ダビデ王国の分裂」

「ソロモン、レハベアムを生み、レハベアム、アビヤを生み、アビヤ、アサを生み」 マタイ1:7

聖書 Ⅰ列王12章

ソロモンの子レハベアムの時代に、ダビデ統一王国は早くも南ユダと北イスラエルに分裂し、それぞれに王が生まれ王国を支配した。分裂による南と北の争いはつづき、遂に再統一されることはなかった。

分裂のきっかけは、ソロモンの子レハベアムの民への圧政であった。過酷な労働と重税に苦しむイスラエル人はエジプトにいたネバテの子ヤラべアムをたてて、レハベアムに交渉した。ソロモンにつかえていた長老たちはレハベアムにヤラべアムの提案をいれて民への圧政を解くように進言するが、レハベアムは同輩の若者たちの「さらに圧政を重くするように」との提言にしたがってしまう。

ここにヤラベアムを頭とするイスラエルが蜂起し、北イスラエル王国を建設したのである。しかし、南ユダはこれに加わらず、南ユダ王国はレハベアム王に従った。こうして、ダビデ王国は二つに分裂し、南北の民は同胞との戦闘を繰り返すことになった。

「かくイスラエル皆王の己に聽ざるを見たり」 Ⅰ列王12:16 明治元訳聖書

王が民に「耳を貸さない」ことが、民族分裂の原因である。そして、分裂は神の民から多くを奪うことになった。国土は荒廃し、やがて周辺の諸国の侵略により、イスラエルは捕囚の民となるのである。

南のヤラベアム王も、「民に耳を貸さない」点では北のレハベアム王と同じだった。そして、それは「神に耳を貸さない」ところから来たのである。

「ヱホバは眞の神なり彼は活る神なり永遠の王なり」 エレミヤ10:10 明治元訳聖書

(皆川誠)

† 細き聲 説教

「アサ王」 マタイ1:7

「アサ王の宗教改革と現実問題」

ユダの王アサは神殿から神殿男娼を追放し、偶像を取り除くなどの宗教改革を行った。(Ⅰ列王15:9~15) しかし、イスラエルの王バシャの間に戦闘が絶えず、困ったアサは神殿の宝物庫から金と銀をとりだし、ダマスコのアラムの王ベン・ハダドに贈り、援護を要請する。先見者ハナニがそれを「アラム王を頼みとし、神、主を頼みとしない」「愚かな行為」と指摘すると、怒ったアサ王はハナニを獄に投じ、民のある者たちを「虐待」する(Ⅱ歴代16:7~11)。アサ王が、「年老いてから足の病にかかった」(Ⅰ列王15:23)のは、これらの行為と無関係ではなかった。「その病は極めて重かった」が「その病の中にあっても、彼は主を求めず、医者に頼った」(Ⅱ歴代16:12)

アサ王は宗教改革を断行し、それは太后マアカであって例外としないほどの徹底したものであった。しかし、現実的な問題に対しては、その信仰は影をひそめ、信仰とは別の論理を優先させた。

(皆川誠)

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