マタイによる福音書17章12節

マタイによる福音書
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† 福音書縦観 「来るべきエリヤ」 マタイ17:9~13  

マタイ17:9~13 マルコ9:9~13
マタイ17:9~13

Matt.17:12しかし、あなたがたに言っておく。エリヤはすでにきたのだ。しかし(そして彼について書いてあるように マルコ9:13)人々は彼を認めず、自分かってに彼をあしらった。人の子もまた、そのように彼らから苦しみを受けることになろう」。 口語訳聖書

† 日本語訳聖書 Matt.17:12 

【漢訳聖書】
Matt.17:12 惟我語爾、以利亞已至、而衆不之識、乃任意待之。如是、人子亦將由彼受害矣。

【明治元訳】
Matt.17:12 然(され)どなんぢらに告(つげ)んエリヤは既(すで)に來(きたり)しに人(ひと)これを知(しら)ずただ意(こころ)の任(まま)に彼(かれ)を待(あしら)へり此(かく)の如(ごと)く人(ひと)の子(こ)もまた彼等(かれら)より苦難(くるしみ)を受(うく)べし

【大正文語訳】
Matt.17:12 我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』

【ラゲ訳】
Matt.17:12 但我汝等に告ぐ、エリアは既に來れり、然れど人々之を識らず、而も縦に遇へり。斯の如く、人の子も亦彼等より苦を受けんとす、と。

【口語訳】
Matt.17:12  しかし、あなたがたに言っておく。エリヤはすでにきたのだ。しかし人々は彼を認めず、自分かってに彼をあしらった。人の子もまた、そのように彼らから苦しみを受けることになろう」。

【新改訳改訂3】
Matt.17:12  しかし、わたしは言います。エリヤはもうすでに来たのです。ところが彼らはエリヤを認めようとせず、彼に対して好き勝手なことをしたのです。人の子もまた、彼らから同じように苦しめられようとしています。」

【新共同訳】
Matt.17:12  言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる。」

【バルバロ訳】
Matt.17:12 私は言う。エリアはもう来た。だが人々はそれを認めず、ほしいままにあしらった。人の子もそれと同じように、彼らに苦しめられる」。

【フランシスコ会訳】
Matt.17:12 しかし、あなた方に言っておく。エリヤはすでに来た。それなのに、人々は彼を認めず、意のままにあしらった。そのように、人の子も人々から苦しみを受けようとしている」。

【日本正教会訳】
Matt.17:12 惟我爾等に語ぐ、イリヤ既に來りて、而して人彼を識らざりき、乃欲する所に隨ひて、彼を待へり、是くの如く人の子も、彼等より苦を受けん。

【塚本虎二訳】
Matt.17:12 しかしわたしは言う、すでにエリヤは来た。ただ人々は彼を(それと)認めず、したい放題のことを彼にし(て殺してしまっ)たのである。(だから)同じように、人の子(わたし)も人々から苦しみをうけねばならない。」

【前田護郎訳】
Matt.17:12 しかしわたしはいう、エリヤはすでに来た。しかし人々は彼を認めず、思うままに彼をあしらった。そのように人の子も彼らに苦しめられよう」と。

【永井直治訳】
Matt.17:12 されどわれ汝等に云はん、エリヤは既に到りしに、彼等は彼を認めず、反つてその欲することを彼に爲せり。かくの如く人の子も將に彼等より苦を受けんとす。

【詳訳聖書】
Matt.17:12 けれども私はあなたたちみ告げる。エリヤはすでに来ている。人々は彼を知らないで<認めないで>、自分たちの好むままのことを彼にしたのである。人の子もまた、彼らによってそのように取り扱われ<苦しめられ>ようとしている」。

† 聖書引照  Matt.17:12 

Matt.17:12 我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』

[我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず]  マタ11:9~15; 21:23~25,32; マル9:12,13; 11:30-32; ルカ7:33; ヨハ1:11; 5:32~36; 使徒13:24-
[反つて心のままに待へり]  マタ11:2; 14:3~10; マル6:14~28; ルカ3:19,20; 使徒7:52
[かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし]  マタ16:21; イザ53:3; etc.; ルカ9:21~25; 使徒2:23; 3:14,15; 4:10

† ギリシャ語聖書 Matt.17:12 

Stephens 1550 Textus Receptus
λεγω δε υμιν οτι ηλιας ηδη ηλθεν και ουκ επεγνωσαν αυτον αλλ εποιησαν εν αυτω οσα ηθελησαν ουτως και ο υιος του ανθρωπου μελλει πασχειν υπ αυτων

Scrivener 1894 Textus Receptus 
λεγω δε υμιν οτι ηλιας ηδη ηλθεν και ουκ επεγνωσαν αυτον αλλ εποιησαν εν αυτω οσα ηθελησαν ουτως και ο υιος του ανθρωπου μελλει πασχειν υπ αυτων

Byzantine Majority
λεγω δε υμιν οτι ηλιας ηδη ηλθεν και ουκ επεγνωσαν αυτον αλλα εποιησαν εν αυτω οσα ηθελησαν ουτως και ο υιος του ανθρωπου μελλει πασχειν υπ αυτων

Alexandrian 
λεγω δε υμιν οτι ηλιας ηδη ηλθεν και ουκ επεγνωσαν αυτον αλλα εποιησαν εν αυτω οσα ηθελησαν ουτως και ο υιος του ανθρωπου μελλει πασχειν υπ αυτων

Hort and Westcott 
λεγω δε υμιν οτι ηλιας ηδη ηλθεν και ουκ επεγνωσαν αυτον αλλα εποιησαν εν αυτω οσα ηθελησαν ουτως και ο υιος του ανθρωπου μελλει πασχειν υπ αυτων

† ギリシャ語聖書 品詞色分け 

Matt.17:12

λέγω δὲ ὑμῖν ὅτι ἠλίας ἤδη ἦλθενκαὶ οὐκ ἐπέγνωσαν αὐτὸν ἀλλὰ ἐποίησαν ἐν αὐτῶ ὅσα ἠθέλησαν· οὕτως καὶ ὁ υἱὸς τοῦ ἀνθρώπου μέλλει πάσχειν ὑπ᾽ αὐτῶν.

† ヘブライ語聖書 Matt.17:12 

Matt.17:12

אֲבָל אוֹמֵר אֲנִי לָכֶם שֶׁאֵלִיָּהוּ כְּבָר בָּא וְלֹא הִכִּירוּהוּ אֶלָּא עָשׂוּ בּוֹ כִּרְצוֹנָם; כָּךְ גַּם בֶּן־הָאָדָם עָתִיד לִסְבֹּל מִיָּדָם

† ラテン語聖書 Matt.17:12 

Latin Vulgate
Matt.17:12

Dico autem vobis, quia Elias iam venit, et non cognoverunt eum, sed fecerunt in eo quæcumque voluerunt. Sic et Filius hominis passurus est ab eis.
But I say to you, that Elijah has already arrived, and they did not recognize him, but they did whatever they wanted to him. So also shall the Son of man suffer from them.” 

† 私訳(詳訳)Matt.17:12 

【私訳】 「そして、あなた方に言っておく。エリヤは既に来ている。しかし、彼らは彼〔エリヤ〕を見分け<見出し、認め、理解し、悟る、確かめ>ないばかりか、好きなように<望むように、心に描くように、好むように>彼にしたのである。人の子もまた、同じように彼らによって危害<受難、苦痛、不快>を受けようとしている」

† 新約聖書ギリシャ語語句研究 

Matt.17:12

λέγω δὲ ὑμῖν ὅτι ἠλίας ἤδη ἦλθεν, καὶ οὐκ ἐπέγνωσαν αὐτὸν ἀλλὰ ἐποίησαν ἐν αὐτῶ ὅσα ἠθέλησαν· οὕτως καὶ ὁ υἱὸς τοῦ ἀνθρώπου μέλλει πάσχειν ὑπ᾽ αὐτῶν.

【そして】 δὲ  δέ  デ de {deh} (ch 接続詞・完)

1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次に、さらに 4)否、むしろ

(G1161 δέ A primary particle (adversative or continuative); butand, etc.: – also, and, but, moreover, now [often unexpressed in English].  Internet Sacred Text Archive)

【あなたがたに】 ὑμῖν  σύ スゆ sou {soo} (npd-2p 代名詞・与2複)

1)あなた 2)汝 3)君

(G4771 σύ The personal pronoun of the second person singular; thou: – thou. See also 4571 4671 4675 and for the plur. 5209 5210 5213 5216.   Internet Sacred Text Archive)

【言っておく】 λέγω  λέγω れゴー legō {leg‘-o} (vipa–1s 動詞・直・現・能・1)

1)言う、告げる、語る、話す、言い表す、述べる 2)呼ぶ、命ずる、指図する、言いつける 3)名づける、称する、呼びかける 4)意味する、指す

(G3004 λέγω  A primary verb; properly to “lay” forth, that is, (figuratively) relate (in words [usually of systematic or set discourse; whereas2036 and 5346 generally refer to an individual expression or speech respectively; while 4483 is properly to break silence merely, and 2980 means an extended or random harangue]); by implication to mean: – ask, bid, boast, call, describe, give out, name, put forth, say (-ing, on), shew, speak, tell, utter.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:20; 2:23; 5:44; 9:14,34;  マル2:11; 5:9; 12:18;  ルカ5:39; 6:46; 20:41;  ヨハ1:29; 2:6; 16:12; etc.

【なぜなら】 ὅτι  ὅτε  ホテ  hote {hot‘-eh,}  (ch 接続詞・完)

1)~したときに 2)~の時はいつも 3)~でない限り 4)~の間に

(G3754  ὅτε Neuter of 3748 as conjugation; demonstrative that (sometimes redundant); causatively because: – as concerning that, as though, because (that), for (that), how (that), (in) that, though, why.  Internet Sacred Text Archive)

【エリヤは】 ἠλίας  ᾽Ηλίας  エーりアス  Hēlias {hay-lee‘-as} (n-nm-s 名詞・主男単)

エリヤ  ヘブライ名「我が神はヤーウェ」

(G2243 ᾽Ηλίας Of Hebrew origin [452 ; Helias (that is, Elijah), an Israelite: – Elias.  Internet Sacred Text Archive)

マタ11:14; 16:14; 17:3,4,10,11,12; 27:47;,49;  マル6:15; 8:28; 9:4,5,11,12,13; 15:35,36;  ルカ1:17; 4:25,26; 9:8,19,30,33; etc.

【既に】 ἤδη  ἤδη  エーデー  ēdē {ay‘-day} (ab 副詞)

1)すでに、もう 2)すぐに、今にも、今や 3)いまやついに、いまやすでに

(G2235  ἤδη Apparently from 2228 (or possibly 2229 and 1211 even now: – already, (even) now (already), by this time.  Internet Sacred Text Archive)

【来たのだ】 ἦλθεν  ἔρχομαι エルこマイ  erchomai {er‘-khom-ahee} (viaa–3s 動詞・直・2アオ・能・3単)

1)来る、やってくる、~しにやってくる 2)近づく、臨む、達する 3)着く、到着する 4)現れる 5)上がる、下る

(G2064 ἔρχομαι Middle voice of a primary verb (used only in the present and imperfect tenses, the others being supplied by a kindred [middle voice] word, ἐλεύθομαι eleuthomai or ἕλθω elthō ; which do not otherwise occur); to come or go (in a great variety of applications, literally and figuratively): – accompany, appear, bring, come enter, fall out, go, grow, X light, X next, pass, resort, be set.  Internet Sacred Text Archive)

【しかし】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; andalsoevensothentoo, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【彼を】 αὐτὸν  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npam3s 代名詞・対男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.   Internet Sacred Text Archive)

【見分ける】 ἐπέγνωσαν  ἐπιγινώσκω  エピギノースコー  epiginōskō {ep-ig-in-oce‘-ko} (viaa–3p 動詞・

直・2アオ・能・3複)

< ἐπί  向かって + γινώσκω 理解する

1)知り尽くす、知覚する、感ずく 2)見出す、確かめる、理解する 3)認める、識別する、しかと見届ける、目撃する、悟る、見分ける、はっきり知る、洞察する 4)決定する、よしとする 5)後できづく 6)知り尽くす

(G1921  ἐπιγινώσκω From 1909 and 1097 to know upon some mark, that is, recognise; by implication to become fully acquainted with, to acknowledge: – (ac-, have, take) know (-ledge, well), perceive.  Internet Sacred Text Archive)

マタ7:16,20; 11:27; 17:12;  マル7:37; 23:7;  ルカ7:37; 23:7etc.

【ず】 οὐκ  οὐ  ウー ou {oo} (qn 不変化詞・否定)

1)否 2)~ない 3)~でない

(G3756 οὐ Also οὐκ ouk ook used before a vowel and οὐχ ouch ookh before an aspirate. A primary word; the absolutely negative (compare 3361 adverb; no or not: – + long, nay, neither, never, no (X man), none, [can-] not, + nothing, + special, un ([-worthy]), when, + without, + yet but. See also 3364 3372.   Internet Sacred Text Archive)

【それどころか】 ἀλλὰ  ἀλλά アるら alla {al-lah‘} (ch 接続詞・完)

1)けれども、たしかに 2)しかし、それでも 3)かえって 4)むしろ、むしろ反対に、それのみか 5)以外に、そうではなくて、それどころか

(G235  ἀλλά Neuter plural of 243 properly other things, that is, (adverbially) contrariwise (in many relations): – and, but (even), howbeit, indeed, nay, nevertheless, no, notwithstanding, save, therefore, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【好きな】 ἠθέλησαν\ θέλω  てろー  thelō ethelō {thel‘-o, eth-el‘-o} (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3複)

1)欲する、望む、願望する、したいと思う、主張する 2)~の気がある、気が向く、用意がある、~しようとする、心に持つ、(~する)つもりである、志す、決意する 3)好む 4)心に持つ 5)惑わす、呪縛する

(G2309 θέλω Either the first or the second form may be used. In certain tenses θελέω theleō thel-eh‘-o (and ἐθέλέω etheleō eth-el-eh‘-o ) are used, which are otherwise obsolete; apparently strengthened from the alternate form of 138 to determine (as an active voice option from subjective impulse; whereas 1014 properly denotes rather a passive voice acquiescence in objective considerations), that is, choose or prefer (literally or figuratively); by implication to wish, that is, be inclined to (sometimes adverbially gladly); impersonally for the future tense, to be about to; by Hebraism to delight in: – desire, be disposed (forward), intend, list, love, mean, please, have rather, (be) will (have, -ling, -ling [ly]).  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:19; 2:18; 5:40; 9:23; 12:38; 13:28; 23:4;  マル3:13; 6:22;  ルカ1:62; 10:29;15:28;  ヨハ5:21; etc.

【ように】 ὅσα  ὅσος  ホソス  hosos {hos‘-os} (apran-p 関係代名詞・対中複)

1)何事でも 2)~だけ 3)それだけ 4)~ほどの大きさの 5)~くらい長い

(G3745  ὅσος By reduplication from 3739 as (muchgreatlong, etc.) as: – all (that), as (long, many, much) (as), how great (many, much), [in-] asmuch as, so many as, that (ever), the more, those things, what (great, -soever), wheresoever, wherewithsoever, which, X while, who (-soever).  Internet Sacred Text Archive)

【彼】 αὐτῶ  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘} (npdm3s 代名詞・与男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.   Internet Sacred Text Archive)

【に】 ἐν  ἐν エン en {en}  (pd 前置詞・属)

1)~の中に、~の間に 2)~の上に 3)ところに、のそばに 4)で 3)よって 5)に

(G1722  ἐν A primary preposition denoting (fixed) position (in place, time or state), and (by implication) instrumentality (medially or constructively), that is, a relation of rest (intermediate between 1519 and 1537 ; “in”at, (up-) onby, etc.: – about, after, against, + almost, X altogether, among, X as, at, before, between, (here-) by (+ all means), for (. . . sake of), + give self wholly to, (here-) in (-to, -wardly), X mightily, (because) of, (up-) on, [open-] ly, X outwardly, one, X quickly, X shortly, [speedi-] ly, X that, X there (-in, -on), through (-out), (un-) to(-ward), under, when, where (-with), while, with (-in). Often used in compounds, with substantially the same import; rarely with verbs of motion, and then not to indicate direction, except (elliptically) by a separate (and different) prep.  Internet Sacred Text Archive)

【した】 ἐποίησαν  ποιέω  ポイエオー poieō {poy-eh‘-o } (viaa–3p 動詞・直・1アオ・能・3複)

1)造る、こしらえる、建てる 2)創造する、原因となる、準備する、生み出す 3)やる、なす、行う~にならせる、~にする、こしらえる、準備する、~を~とする、ある状態にする 4)発芽する、結ぶ 5)行う、為す、行動する 6)過ごす 7)守る

(G4160 ποιέω Apparently a prolonged form of an obsolete primary; to make or do (in a very wide application, more or less direct): – abide, + agree, appoint, X avenge, + band together, be, bear, + bewray, bring (forth), cast out, cause, commit, + content, continue, deal, + without any delay, (would) do (-ing), execute, exercise, fulfil, gain, give, have, hold, X journeying, keep, + lay wait, + lighten the ship, make, X mean, + none of these things move me, observe, ordain, perform, provide, + have purged, purpose, put, + raising up, X secure, shew, X shoot out, spend, take, tarry, + transgress the law, work, yield. Compare 4238.   Internet Sacred Text Archive)

【人の子】
【人の】 ἀνθρώπου  ἄνθρωπος  アンとローポス anthrōpos {anth‘-ro-pos} (n-gm-s 名詞・属男)

< ἄνήρ  人 +ὤψ  顔

1)人間、人、人類 2)男、夫 3)ある人、或る者、この人

(G444  ἄνθρωπος From 435 and ὤψ ōps (the countenance; from 3700 ; manfaced, that is, a human being: – certain, man.  Internet Sacred Text Archive)

【子】 υἱὸς  υἱός フゅィオス huios {hwee-os’}  (n-nm-s 名詞・主男)

1)息子、子、子供、男の子、兄 2)子孫、末裔 3)従者、弟子、仲間 4)客、深い関係にあるもの 5)(ロバの)子

「υἱός フィオス」はヘブライ語「בֵּן  ベーン ben {bane}  息子」にあたり、「בֵּן ベーン ben {bane}」は「בָּנָה バーナー banah {baw-naw’} 建てる」に由来する。「家を建ち上げる、興す者」の意味である。

(G5207  υἱός Apparently a primary word; a “son” (sometimes of animals), used very widely of immediate, remote or figurative kinship: – child, foal, son.  Internet Sacred Text Archive)

マタ1:1; 3:17; 16:16; 22:42,45;  Ⅱコリ6:18;  ガラ3:7

【もまた】 καὶ  καί カイ kai {kahee} (ab 副詞)

1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それでは、それだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた

(G2532 καί Apparently a primary particle, having a copulative and sometimes also a cumulative force; andalsoevensothentoo, etc.; often used in connection (or composition) with other particles or small words: – and, also, both, but, even, for, if, indeed, likewise, moreover, or, so, that, then, therefore, when, yea, yet.  Internet Sacred Text Archive)

【同じように】 οὕτως  οὕτω フートー houtō {hoo‘-to} (ab 副詞)

1)次のように、このように、それ程に、こういう風にして 2)さあ、ぐずぐずせずに 3)そこで、かくて 4)それ故、だから 5)それほど、非常に

(G3779 οὕτω Or, before a vowel, οὕτως houtōs hoo‘-toce . From 3778 in this way (referring to what precedes or follows): – after that, after (in) this manner, as, even (so), for all that, like (-wise), no more, on this fashion (-wise), so (in like manner), thus, what.  Internet Sacred Text Archive)

【彼らに】 αὐτῶν  αὐτός  アウトス autos {ow-tos‘}  (npgn3p 代名詞・属男3)

1)彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同じ同一の 4)まさに、ちょうど

(G846 αὐτός From the particle αὖ au (perhaps akin to the base of 109 through the idea of a baffling wind; backward); the reflexive pronoun self, used (alone or in the compound of 1438 of the third person, and (with the proper personal pronoun) of the other persons: – her, it (-self), one, the other, (mine) own, said, ([self-], the) same, ([him-, my-, thy-]) self, [your-] selves, she, that, their (-s), them ([-selves]), there [-at, -by, -in, -into, -of, -on, -with], they, (these) things, this (man), those, together, very, which. Compare 848.   Internet Sacred Text Archive)

【よって】 ὑπ᾽  ὑπό ヒゆポ hupo {hoop-o‘} (pg 前置詞・属)

1)下に、~の下から 2)~の下に、下の 3)によって 4)~の故に 5)と共に

(G5259  ὑπό A primary preposition; under, that is, (with the genitive) of place (beneath), or with verbs (the agency or means, through); (with the accusative) of place (whither [underneath] or where [below]) or time (when [at]): – among, by, from, in, of, under, with. In compounds it retains the same genitive applications, especially of inferior position or condition, and specifically covertly or moderately.  Internet Sacred Text Archive)

【危害を受け】 πάσχειν  πάσχω  パスこー paschō {pas‘-kho} (+vnpa 不定詞・現能)

1)(苦痛、不快なことを)経験する、受ける 2)苦労する、辛酸をなめる、危害を受ける、こうむる、味わう 4)悩む、苦しむ、受難する

(G3958 πάσχω Apparently a primary verb (the third form used only in certain tenses for it); to experience a sensation or impression (usually painful): – feel, passion, suffer, vex.  Internet Sacred Text Archive)

マタ16:21;  マル8:31; 9:12;  ルカ9:22; 17:25; 24:26.46; etc.

【ようとしている】 μέλλει  μέλλω  メるろー  mellō {mel‘-lo} (vipa–3s+ 動詞・直・現・能・3単)

1)まさに~しようとしている 2)決心がつかずまだしていないが確実に来る 3)きっと~である、~に違いない 4)~でなければならない、~することになっている、~するつもりでいる 5)ためらう、ぐずぐずする、遅らせる

(G3195 μέλλω A strengthened form of 3199 (through the idea of expectation); to intend, that is, be about to be, do, or suffer something (of persons or things, especially events; in the sense of purposedutynecessityprobabilitypossibility, or hesitation): – about, after that, be (almost), (that which is, things, + which was for) to come, intend, was to (be), mean, mind, be at the point, (be) ready, + return, shall (begin), (which, that) should (after, afterwards, hereafter) tarry, which was for, will, would, be yet.  Internet Sacred Text Archive)

マタ2:13; 20:17,22;  マル10:32; 13:4; ルカ9:31; 10:1; 19:4; 21:7;  ヨハ6:6,15,71; 7:35,39; 12:4 etc.

† 英語訳聖書 Matt.17:12 

King James Version 
17:12 But I say unto you, That Elias is come already, and they knew him not, but have done unto him whatsoever they listed. Likewise shall also the Son of man suffer of them.

New King James Version
17:12 “But I say to you that Elijah has come already, and they did not know him but did to him whatever they wished. Likewise the Son of Man is also about to suffer at their hands.”

American Standard Version 
17:12 but I say into you, that Elijah is come already, and they knew him not, but did unto him whatsoever they would. Even so shall the Son of man also suffer of them.

New International Version
17:12 But I tell you, Elijah has already come, and they did not recognize him, but have done to him everything they wished. In the same way the Son of Man is going to suffer at their hands.”

Bible in Basic English 
17:12 But I say to you that Elijah has come, and they had no knowledge of him, but did to him whatever they were pleased to do; the same will the Son of man undergo at their hands.

Today’s English Version
17:12 But I tell you that Elijah has already come and people did not recognize him, but treated him just as they pleased. In the same way they will also mistreat the Son of Man.”

Darby’s English Translation 
17:12 But I say unto you that Elias has already come, and they have not known him, but have done unto him whatever they would. Thus also the Son of man is about to suffer from them.

Douay Rheims 
17:12 But I say to you, that Elias is already come, and they knew him not, but have done unto him whatsoever they had a mind. So also the Son of man shall suffer from them.

Noah Webster Bible 
17:12 But I say to you, that Elijah is come already, and they knew him not, but have done to him whatever they pleased: likewise will also the Son of man suffer by them.

Weymouth New Testament 
17:12 But I tell you that he has already come, and they did not recognize him, but dealt with him as they chose. And before long the Son of Man will be treated by them in a similar way.’

World English Bible 
17:12 but I tell you that Elijah has come already, and they didn’t recognize him, but did to him whatever they wanted to. Even so will the Son of Man also suffer by them.’

Young’s Literal Translation 
17:12 and I say to you — Elijah did already come, and they did not know him, but did with him whatever they would, so also the Son of Man is about to suffer by them.’

Amplified Bible
17:12 but I say to you that Elijah has come already, and they did not recognize him, but did to him as they wished. The Son of Man is also going to suffer at their hands.”

† 細き聲 聖書研究ノート  

 <我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』>

「エリヤが来るはずだ」と主張する律法学者にイエスは「エリヤはすでに来た。しかし、あなた方はそのことを知らず、認めようともせず、エリヤを好き勝手にしており、遣わされた人の子を苦しめている」と告げられた。

 <エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり>

イエスは「エリヤは既に来た」と言われる。

だが、人々は彼を見分けることができず、「好きなように θέλω  てろー したいように」した。

弟子たちはこの言葉から、「エリヤ」が「バプテスマのヨハネ」を指していることを知った。

「人の子」もまた、ヨハネと同じように、人々から「好きなようにされる」とイエスは言われるのである。

† 心のデボーション   

「我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』」 マタイ17:12 大正文語訳聖書

「しかし、あなた方に言っておく。エリヤはすでに来た。それなのに、人々は彼を認めず、意のままにあしらった。そのように、人の子も人々から苦しみを受けようとしている」 フランシスコ会訳聖書

 「エリヤ来たれり」

バプテスマのヨハネがユダヤの荒野で「なんぢら悔改めよ、天國は近づきたり」と予告し(マタイ3:2)、イエスが教を宣べはじめて「なんぢら悔改めよ、天國は近づきたり」と告げたとき、「神の国」は既に来たのである。しかし、人々はこれを知らず、ヨハネを好きなように扱ったように、イエスも意のままにあしらうのである。

「神の国」はやがてではなく、既に「今、ここに」来ている。しかし、人はそれを知らない。

† 心のデボーション   

「我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』」 マタイ17:12 大正文語訳聖書

「しかし、あなた方に言っておく。エリヤはすでに来た。それなのに、人々は彼を認めず、意のままにあしらった。そのように、人の子も人々から苦しみを受けようとしている」 フランシスコ会訳聖書

 「好きなように」

「好きなように θέλω  てろー」は「欲する、望む、願望する、したいと思うように行う」の意味である。

人は「好きなように θέλω  てろー」物事を判断する限り、真実に近づくことはできない。「好き」を捨てるがよいが、なかなか捨てられない。

† 細き聲 説教  

 「エリヤは既に來れり」

「我なんぢらに告ぐ、エリヤは既に來れり。されど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。かくのごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』」 マタイ17:12 大正文語訳聖書

「しかし、あなた方に言っておく。エリヤはすでに来た。それなのに、人々は彼を認めず、意のままにあしらった。そのように、人の子も人々から苦しみを受けようとしている」 フランシスコ会訳聖書

「エリヤが来るはずだ」と主張する律法学者にイエスは「エリヤはすでに来た。しかし、あなた方はそのことを知らず、認めようともせず、エリヤを好き勝手にしており、遣わされた人の子を苦しめている」と告げられた。

イエスは「エリヤは既に来た」と言われる。

だが、人々は彼を見分けることができず、「好きなように θέλω  てろー したいように」している。

弟子たちはこの言葉から、「エリヤ」が「バプテスマのヨハネ」を指していることを知った。

「人の子」もまた、ヨハネと同じように、人々から「好きなようにされる」とイエスは言われるのである。

「好きなように θέλω  てろー」は「欲する、望む、願望する、したいと思うように行う」の意味である。

人は「好きなように θέλω  てろー」物事を判断したがる。信仰も又例外ではない。

しかし、人は「好きなように θέλω  てろー」物事を判断している限り、真実に近づくことはできない。

「好き」を捨てて、真実の前に立つのでなければ、「救い」は分からない。

(皆川誠)

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