聖書の食べ物

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いり麦

「いり麦」といえば、子どもの頃の「香煎(こうせん)」を思い出します。紙の子袋に入った香煎を麦のストローで吸った記憶がよみがえります。現在なら「落雁」でしょうか。いずれにしても甘く美味しいお菓子です。 聖書で「いり麦」はレビ記23:14に見ら...
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いのんど

「いのんど」はセリ科の一年草で、ギリシャ語名「アネートン」、ヘブライ語名「ケツアーク」、英名「ディル dill」、和名「いのんど」又は「ういきょう」と呼ばれます。 旧約聖書には、農夫が土地を起こし、地面をならしたら、「ういきょうを蒔き、クミ...
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いなご豆

「いなご豆」はギリシャ語の「ケラティオーン」、学名Ceratonia siliquaで、Ceratoniaがダイヤモンドの重さをあらわず「carat カラット」の語源とされています。1カラット(0.2グラム)はいなご豆の乾燥した種一粒の重さ...
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いなご

「いなご」は海の遠い長野県や群馬県の山間部では海産物が少ないことからいなごを貴重なタンパク源として普通に食べられていました。 群馬県で育った私は秋になると稲田にいなごをとりに行き、手拭いで作った袋に捕まえたいなごを入れて帰ったものです。捕ま...
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いちじく桑

「いちじく桑」はヘブライ語「shiqmah シクマー」、ギリシャ語「sykomoreaシュコモレア」と呼ばれるくわ科の樹木です。英語はsycomore figとなります。 教会学校でザアカイ物語を聞いた人はすぐに「ザアカイのいちじく桑の木」...
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いちじく

「いちじく」はヘブライ語で「テエーナー」、ギリシャ語で「シュケー」です。 子どもの頃、「いちじく」は遊び場にある木で、その甘い実をもいて食べるのは密やかな楽しみでした。でも、いちじくは上手に食べないと口の周りがただれて、こすると赤くかぶれる...
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あめんどう 巴旦杏 アーモンド

ヨセフの時代にイスラエルの地にひどい飢饉がおこり、ヤコブはエジプトに「少しの食糧」を買うために子どもたちを送り出します。それと知ったヨセフは身分を隠して「次はあなた方の弟(ベニヤミン)を連れてくるように」と告げます。そこでヤコブは「地の名産...
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油菓子

旧約聖書に神の宮に仕える祭司が任職するときの捧げものの中に「油菓子」が見られます。「油を入れた輪型のパン」(出エジプト29:23)で、ヘブライ語で「レヘブ セメン」と呼ばれています。 これはスペインのチュロスのように油で揚げるお菓子というよ...
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あぶら尾

「あぶら尾」は日本人にはなじみの薄い食材ですが、アラブ世界では今も愛される食材です。 聖書にはなによりも神への捧げものとして登場します。 アロンの祭司としての任職式で雄羊の脂肪、あぶら尾などが祭壇で焼かれ「神へのなだめの香」としてささげられ...
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あつもの

イサクの長子エサウは狩りに疲れ飢えて帰宅したとき、弟ヤコブが「あつもの」料理をしているのを見て、「見てくれ、死にそうなのだ。長子の権利など、今の私に何になろう」と言って一椀のあつものと長子の権利を交換してしまいます。(創世25:29~34)...