俳句短歌 俳句短歌2021-7〜2021-9 <2021.9.26>目の前を 見しは現や 鬼やんま次次と なすこと多し 長夜かな自転車の 我を追い越し トンボ消ゆ 日脚みじかき 夕影の道(道子)柿の葉を 踏みて步ける 樹の下に 熟れて色濃き 潰落柿薄明かり すでに蜻蛉の 飛ぶ空に 明け... 2021.06.04 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2021-4〜2021-6 <2021.6.27>杖までは 育てぬつもり あかざ拔く新じゃがや 茹でたて喰らふ 書齋かな採りたてを 甘酢につけた ラディッシュの 色あざやかに 梅雨のはじまり(道子)われはここ 妻はむかふに 草を拔く 聲とどかぬも ふたり草拔く雨音に ... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2021-1〜2021-3 <2021.3.28>一日を 惜しや惜しやと 春蚊飛ぶ茶を飲めば 影も茶を飲む 冬日かな椅子にかけ いつの間にやら 夢うつつ だあれもいない 私の時間(道子)あの鳥は とんびなるやと 問ふ妻に 否よと答ふ われもわからず若菜茹で 手にしぼり... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2020-10〜2020-12 リューベック(独) <2020.12.27>見ぬ間にも 山茶花花を 増やしけりしばらくは 姿を見せず 寒雀玄関に 夫を見送り つつがなき 一日を祈る 短日の朝(道子)御言葉に 過ぎたる巻やは ありうべき 庵の屋根に おりる朝露導きの 星あら... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2020-7〜2020-9 <2020.9.27>秋の夜や 月見ず月を 話しけり異国の 人のつくれる 案山子立つあげはちょう 野花の光り 渡りゆき いずこの原に 草泊りせん(道子)妻ともに 足を洗へる 縁台の 南の空に 星あるを見ゆ夕餉前 さみしからむと 幾粒の 豆を... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2020-4〜2020-6 <2021.3.28>一日を 惜しや惜しやと 春蚊飛ぶ茶を飲めば 影も茶を飲む 冬日かな椅子にかけ いつの間にやら 夢うつつ だあれもいない 私の時間(道子)あの鳥は とんびなるやと 問ふ妻に 否よと答ふ われもわからず若菜茹で 手にしぼり... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2020-1〜2020-3 <2020.3.29>餌場から 離れぬ鴨や 春日和音消へて 笑ふはさみし 山ひとりまれ人の 奥の細道 聞く朝の 刻しずかなり 我も旅人(道子)しゃらしゃらと 音する草を 妻摘みて わが耳元に 振りてくれたり水なくて 餌なかりしが せめてもの... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2019-10〜2019-12 <2019.11.24>他愛なく 掘り起こせれば 小芋かなしばらくは 眺むがよろし 柿落葉植えかえつ 三十年の 虎尾を 軒より移し 澄む部屋の中(道子)軋む戸の 開かんとするを 待ちわびて 日の射り込める 朝の爽やけさ日は落ちて わが手に残... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2019-7〜2019-9 <2019.9.29>月の夜に 道説く声する チャペルかな小さくも 秋刀魚は秋刀魚 煙立ついつしかに 色なき庭の おちこちに 秋涼青き ツルウリソウ(道子)崩あ岸ずに立つ イエスの見やる ガリラヤの 海凪をりて 波静かなり花見みにも 使へる... 2021.06.03 俳句短歌
俳句短歌 俳句短歌2019-4〜2019-6 <2019.6.30>優曇華の 頼りのなさや 草の陰胡瓜にも 案山子立てたる 昔かな絵の猫が 椅子に座れる われを見て ニャーと甘える コーヒータイム(道子)巌あり 押すも動かず 退かず ただそこにあれ 祈りの岩よ潰し見る 蚊に血はなく 冤... 2021.06.03 俳句短歌