ロマ9:2
ὅτι λύπη μοί ἐστιν μεγάλη καὶ ἀδιάλειπτος ὀδύνη τῇ καρδίᾳ μου.
口語訳聖書
すなわち、わたしに大きな悲しみがあり、わたしの心に絶えざる痛みがある。
【中心聖句】 ロマ9:2
【聖書引照】 ロマ9:2
Ⅰ 用語 ἀδιάλειπτος アディアれイプトス 絶え間ない
ἀδιάλειπτος アディアれイプトス adialeiptos {ad-ee-al‘-ipe-tos} G88
<α 否定+δαλείπω 中断する
①絶え間ない ②不断の ③休むことのない ④いつもの
[絶えざる、絶え間ない] ロマ9:2
[絶えず] Ⅱテモテ1:3
(ἀδιάλειπτος ロマ9:2 Ⅱテモテ1:3)
Ⅱ 絶え間ない痛み
ロマ9:2
ὅτι λύπη μοί ἐστιν μεγάλη καὶ ἀδιάλειπτος ὀδύνη τῇ καρδίᾳ μου.
口語訳聖書
すなわち、わたしに大きな悲しみがあり、わたしの心に絶えざる痛みがある。
ἀδιάλειπτος は「α 否定+δαλείπω 中断する」から来ており、「絶え間ない」の意である。パウロは同胞イスラエル民族の救霊に対する「絶え間ない ἀδιάλειπτος 痛み」を担っていた。それは中断することのない魂の痛みであった。
Ⅲ 絶え間ない慰め
Ⅱテモテ1:3
εὐχαριστεῖν ὀφείλομεν τῶ θεῶ πάντοτε περὶ ὑμῶν, ἀδελφοί, καθὼς ἄξιόν ἐστιν, ὅτι ὑπεραυξάνει ἡ πίστις ὑμῶν καὶ πλεονάζει ἡ ἀγάπη ἑνὸς ἑκάστου πάντων ὑμῶν εἰς ἀλλήλους,
口語訳聖書
わたしは、日夜、祈の中で、絶えずあなたのことを思い出しては、きよい良心をもって先祖以来つかえている神に感謝している。
パウロは日夜、厳しい宣教のなかで、同胞テモテを「絶え間なく ἀδιάλειπτος 思い」、きよめられた良心をもって、神に感謝した。テモテの存在は厳しい宣教の中でパウロの心を慰めた。(Ⅱテモテ1:3 Ⅰテモテ1:2)
(聖書研究ノート 00156-45-9-2-1 「アディアれイプトス 耐え間ない」 ロマ9:2)
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