研究ノート「アグリプパス ヘロデ・アグリッパⅡ世」

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使徒25:13 

ἡμερῶν δὲ διαγενομένων τινῶν ἀγρίππας ὁ βασιλεὺς καὶ βερνίκη κατήντησαν εἰς καισάρειαν ἀσπασάμενοι τὸν φῆστον.

口語訳聖書

数日たった後、アグリッパ王とベルニケとが、フェストに敬意を表するため、カイザリヤにきた。

【中心聖句】 使徒25:13

【聖書引照】 使徒25~26章 

Ⅰ 用語 Ἀγρίππας アグリプパス ヘロデ・アグリッパⅡ世

Ἀγρίππας アグリプパス Agrippas {ag-rip‘-pas}  G67
人名 アグリッパ ①ヘロデ・アグリッパ1世 ②ヘロデ・アグリッパⅡ世
[ヘロデ王(ヘロデ・アグリッパ1世)] 使徒12:1,4,5,.11,12,19,20,21m22,23

[アグリッパ王(ヘロデ・アグリッパⅡ世)] 使徒25:13,22,24,26; 26:1,2,19,27,28,32

(Ἀγρίππας 使徒25:13,22,24,26; 26:1,2,19,27,28,3)

Ⅱ ヘロデ・アグリッパⅡ世

使徒25:13 

ἡμερῶν δὲ διαγενομένων τινῶν ἀγρίππας ὁ βασιλεὺς καὶ βερνίκη κατήντησαν εἰς καισάρειαν ἀσπασάμενοι τὸν φῆστον.

口語訳聖書

数日たった後、アグリッパ王とベルニケとが、フェストに敬意を表するため、カイザリヤにきた。

使徒25:22 

ἀγρίππας δὲ πρὸς τὸν φῆστον, ἐβουλόμην καὶ αὐτὸς τοῦ ἀνθρώπου ἀκοῦσαι. αὔριον, φησίν, ἀκούσῃ αὐτοῦ.

口語訳聖書

そこで、アグリッパがフェストに「わたしも、その人の言い分を聞いて見たい」と言ったので、フェストは、「では、あす彼から聞きとるようにしてあげよう」と答えた。

使徒25:23 

τῇ οὗν ἐπαύριον ἐλθόντος τοῦ ἀγρίππα καὶ τῆς βερνίκης μετὰ πολλῆς φαντασίας καὶ εἰσελθόντων εἰς τὸ ἀκροατήριον σύν τε χιλιάρχοις καὶ ἀνδράσιν τοῖς κατ᾽ ἐξοχὴν τῆς πόλεως, καὶ κελεύσαντος τοῦ φήστου ἤχθη ὁ παῦλος.

口語訳聖書

翌日、アグリッパとベルニケとは、大いに威儀をととのえて、千卒長たちや市の重立った人たちと共に、引見所にはいってきた。すると、フェストの命によって、パウロがそこに引き出された。

使徒25:24 

口語訳聖書

そこで、フェストが言った、「アグリッパ王、ならびにご臨席の諸君。ごらんになっているこの人物は、ユダヤ人たちがこぞって、エルサレムにおいても、また、この地においても、これ以上、生かしておくべきでないと叫んで、わたしに訴え出ている者である。 

使徒25:26 

περὶ οὖ ἀσφαλές τι γράψαι τῶ κυρίῳ οὐκ ἔχω· διὸ προήγαγον αὐτὸν ἐφ᾽ ὑμῶν καὶ μάλιστα ἐπὶ σοῦ, βασιλεῦ ἀγρίππα, ὅπως τῆς ἀνακρίσεως γενομένης σχῶ τί γράψω·

口語訳聖書

ところが、彼について、主君に書きおくる確かなものが何もないので、わたしは、彼を諸君の前に、特に、アグリッパ王よ、あなたの前に引き出して、取調べをしたのち、上書すべき材料を得ようと思う。

使徒26:1 

ἀγρίππας δὲ πρὸς τὸν παῦλον ἔφη, ἐπιτρέπεταί σοι περὶ σεαυτοῦ λέγειν. τότε ὁ παῦλος ἐκτείνας τὴν χεῖρα ἀπελογεῖτο,

口語訳聖書

アグリッパはパウロに、「おまえ自身のことを話してもよい」と言った。そこでパウロは、手をさし伸べて、弁明をし始めた。

使徒26:2 

περὶ πάντων ὧν ἐγκαλοῦμαι ὑπὸ ἰουδαίων, βασιλεῦ ἀγρίππα, ἥγημαι ἐμαυτὸν μακάριον ἐπὶ σοῦ μέλλων σήμερον ἀπολογεῖσθαι,

口語訳聖書

「アグリッパ王よ、ユダヤ人たちから訴えられているすべての事に関して、きょう、あなたの前で弁明することになったのは、わたしのしあわせに思うところであります。

使徒26:19 

ὅθεν, βασιλεῦ ἀγρίππα, οὐκ ἐγενόμην ἀπειθὴς τῇ οὐρανίῳ ὀπτασίᾳ,

口語訳聖書

それですから、アグリッパ王よ、わたしは天よりの啓示にそむかず、

使徒26:27 

πιστεύεις, βασιλεῦ ἀγρίππα, τοῖς προφήταις; οἶδα ὅτι πιστεύεις.

口語訳聖書

アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか。信じておられると思います」。

使徒26:28 

ὁ δὲ ἀγρίππας πρὸς τὸν παῦλον, ἐν ὀλίγῳ με πείθεις χριστιανὸν ποιῆσαι.

口語訳聖書

アグリッパがパウロに言った、「おまえは少し説いただけで、わたしをクリスチャンにしようとしている」。

使徒26:32 

ἀγρίππας δὲ τῶ φήστῳ ἔφη, ἀπολελύσθαι ἐδύνατο ὁ ἄνθρωπος οὖτος εἰ μὴ ἐπεκέκλητο καίσαρα.

口語訳聖書

そして、アグリッパがフェストに言った、「あの人は、カイザルに上訴していなかったら、ゆるされたであろうに」。

パウロはユダヤ人に訴えられ総督フェストに捕らえられたが、無実を訴えてローマ皇帝カイザルに上訴した。このため総督フェストはエルサレムのヘロデ・アグリッパⅡ世に護送した。ヘロデ・アグリッパⅡ世は自分を神とすることで御使いに打たれて死んだヘロデ・アグリッパⅠ世の息子である。(「ヘロデ・アグリッパⅠ世」聖書研究ノート00140参照) ヘロデ・アグリッパⅡ世はパウロに関心を寄せ、直接取り調べてパウロの弁明(使徒26章)を聞き、心を動かされたが、パウロのローマ皇帝カイザルへの上訴の意志は変わらず、ローマに護送された。

(聖書研究ノート 00141-44-25-13-1 「アグリプパス ヘロデ・アグリッパⅡ世」 使徒25:13) 

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