ロマ11:17
εἰ δέ τινες τῶν κλάδων ἐξεκλάσθησαν, σὺ δὲ ἀγριέλαιος ὢν ἐνεκεντρίσθης ἐν αὐτοῖς καὶ συγκοινωνὸς τῆς ῥίζης τῆς πιότητος τῆς ἐλαίας ἐγένου,
口語訳聖書
しかし、もしある枝が切り去られて、野生のオリブであるあなたがそれにつがれ、オリブの根の豊かな養分にあずかっているとすれば、
【中心聖句】 ロマ11:17
【聖書引照】 ロマ11:17 ロマ11:24
Ⅰ 用語 ἀγριέλαιος アグリエらイオス 野生のオリーブ
ἀγριέλαιος アグリエらイオス agrielaios {ag-ree-el‘-ah-yos} G65
<ἄγριος 野生の+ἑλαιος オリーブ
①野生のオリーブの木
[(自然のままの)野生のオリーブ] ロマ11:17,24
(ἀγριέλαιος ロマ11:17,24)
Ⅱ 野生のオリーブ
ロマ11:17
εἰ δέ τινες τῶν κλάδων ἐξεκλάσθησαν, σὺ δὲ ἀγριέλαιος ὢν ἐνεκεντρίσθης ἐν αὐτοῖς καὶ συγκοινωνὸς τῆς ῥίζης τῆς πιότητος τῆς ἐλαίας ἐγένου,
口語訳聖書
しかし、もしある枝が切り去られて、野生のオリブであるあなたがそれにつがれ、オリブの根の豊かな養分にあずかっているとすれば、
ロマ11:24
εἰ γὰρ σὺ ἐκ τῆς κατὰ φύσιν ἐξεκόπης ἀγριελαίου καὶ παρὰ φύσιν ἐνεκεντρίσθης εἰς καλλιέλαιον, πόσῳ μᾶλλον οὖτοι οἱ κατὰ φύσιν ἐγκεντρισθήσονται τῇ ἰδίᾳ ἐλαίᾳ.
口語訳聖書
なぜなら、もしあなたが自然のままの野生のオリブから切り取られ、自然の性質に反して良いオリブにつがれたとすれば、まして、これら自然のままの良い枝は、もっとたやすく、元のオリブにつがれないであろうか。
「ἀγριέλαιος アグリエらイオス」は「ἄγριος 野生の+ἑλαιος オリーブ」からなり、「自然のままの野生のオリーブの木」である。ロマ11:17,24には、野生のオリーブ(異邦人)の枝が良いオリーブの枝(イスラエル民族)に接木されたとある。神から離れた野生の(悪しき)オリーブの木である異邦人が良きオリーブの木であるイスラエルに接木され、霊的祝福にあずかる。接木は野生の木に良い木の枝を継ぐが、ここでは逆に野生の枝が良いオリーブの木に継がれる。神の民であるイスラエルに異邦人が継がれ、良き実を結ぶことは自然のことではなく、自然をこえた神の摂理のうちになされる御業であることが明らかにされる。神の民イスラエルは聖別された民であり、接木された枝である異邦人もまた聖別されていることを証する。
(聖書研究ノート 00139-45-11-17-1 「アグリエらイオス 野生のオリーブ」 ロマ11:17)
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