Ⅱコリント6:6
ἐν ἁγνότητι, ἐν γνώσει, ἐν μακροθυμίᾳ, ἐν χρηστότητι, ἐν πνεύματι ἁγίῳ, ἐν ἀγάπῃ ἀνυποκρίτῳ,
口語訳聖書
真実と知識と寛容と、慈愛と聖霊と偽りのない愛と、
【中心聖句】 Ⅱコリント6:6
【聖書引照】 Ⅱコリント6:6 Ⅱコリント11:3
Ⅰ 用語 ἁγνότης ハグノテース 純潔
ἁγνότης ハグノテース hagnotēs {hag-not‘-ace}
<ἁγνός きよい
①きよさ ②純潔 ③貞節、貞潔 ④神聖 ⑤聖潔
[純潔、純潔] Ⅱコリント6:6
[貞操、貞潔] Ⅱコリント11:3
(ἁγνότης Ⅱコリント6:6; 11:3)
Ⅱ 純潔
Ⅱコリント6:6
ἐν ἁγνότητι, ἐν γνώσει, ἐν μακροθυμίᾳ, ἐν χρηστότητι, ἐν πνεύματι ἁγίῳ, ἐν ἀγάπῃ ἀνυποκρίτῳ,
口語訳聖書
真実と知識と寛容と、慈愛と聖霊と偽りのない愛と、
「ἁγνότης ハグノテース」は「純潔、純真、貞潔」をあらわし、神の聖から来る、神の御心にかなうきよさを意味する。Ⅱコリント6:6は口語訳聖書「真実」、新共同訳聖書「純真」、新改訳聖書「純潔」と訳される。私心のない純真な心は神の僕に与えられる霊的祝福の一つである。
Ⅲ キリストへの貞潔
Ⅱコリント11:3
φοβοῦμαι δὲ μή πως, ὡς ὁ ὄφις ἐξηπάτησεν εὕαν ἐν τῇ πανουργίᾳ αὐτοῦ, φθαρῇ τὰ νοήματα ὑμῶν ἀπὸ τῆς ἁπλότητος [καὶ τῆς ἁγνότητος] τῆς εἰς τὸν χριστόν.
口語訳聖書
ただ恐れるのは、エバがへびの悪巧みで誘惑されたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する純情と貞操とを失いはしないかということである。
「純潔、純真、貞潔」をあらわす「ἁγνότης ハグノテース」はⅡコリント11:3に「キリストに対する純情と貞操(ἁγνότης)」の意味に使われる。パウロによればキリスト者は「神の純潔な花嫁」であり、エバが蛇の誘惑に欺かれて真実と貞潔を失ったようなことになってはならない。(Ⅱコリント11:2~3)
(聖書研究ノート 00123-47-6-6-1 「ハグノテース 純潔」 Ⅱコリント6:6)
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