Ⅰコリント1:28
καὶ τὰ ἀγενῆ τοῦ κόσμου καὶ τὰ ἐξουθενημένα ἐξελέξατο ὁ θεός, τὰ μὴ ὄντα, ἵνα τὰ ὄντα καταργήσῃ,
新共同訳聖書
また、神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。
【中心聖句】 Ⅰコリント1:28
【聖書引照】 Ⅰコリント1:28
「アゲネーㇲ 無に等しい者」
Ⅰ 用語 ἀγενής アゲネーㇲ
ἀγενής アゲネーㇲ agenēs {ag-en-ace‘}
①(身分の)賤しい ②(系図がなく)素性の分からない ③とるに足りない
<α 否定+γένος 家系
反εὐγενής 家柄のよい、高貴な
[とるに足りない者・無力な者・身分の低い者・無に等しい者] Ⅰコリント1:28
(ἀγενής Ⅰコリント1:28のみ)
Ⅱ 世の無に等しい人
Ⅰコリント1:28
καὶ τὰ ἀγενῆ τοῦ κόσμου καὶ τὰ ἐξουθενημένα ἐξελέξατο ὁ θεός, τὰ μὴ ὄντα, ἵνα τὰ ὄντα καταργήσῃ,
新共同訳聖書
また、神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。
神は高ぶる者を退けるために「世の無に等しい者 ἀγενής(身分の賤しい、素性の分からない、とるに足りない者)を選ばれ神の子とされる。「世の無に等しい者 ἀγενής」が神の子なのではない。身を低め、自らを「世の無に等しい者 ἀγενής」とするものに恵みを給うのである。いかなる者もみな、神の前に「世の無に等しい者 ἀγενής」である。
(聖書研究ノート 00099-46-1-28-1 「アゲネーㇲ 無に等しい者」 Ⅰコリント1:28)
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