聖書研究ノート「闇を照らす」

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ヨハネ1:9 

 ἦν τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν, ὃ φωτίζει πάντα ἄνθρωπον, ἐρχόμενον εἰς τὸν κόσμον.

聖書協会共同訳聖書

まことの光があった。その光は世に来て、すべての人を照らすのである。 

【中心聖句】 ヨハネ1:9

【聖書引照】 ヨハネ1:9 ヨハネ7:12 マタイ6:22~23 Ⅰテサロニケ5:7 ヨハネ1:5 Ⅰペテロ2:9 ヨハネ12:46 Ⅰテサロニケ5:4 Ⅰテサロニ5:5 Ⅰヨハネ1:5~7 イザヤ8:20

「闇を照らす」

Ⅰ すべての人を

ヨハネ1:9 

 ἦν τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν, ὃ φωτίζει πάντα ἄνθρωπον, ἐρχόμενον εἰς τὸν κόσμον.

聖書協会共同訳聖書

まことの光があった。その光は世に来て、すべての人を照らすのである。 

「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」があり、世に来ようとしていた。来たらんとする「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」は「全ての人 πάντα ἄνθρωπον」をてらすのである。

「すべての人 πᾶς」は「例外なく一人残らず」である。「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」は、国を選ばず、人種によらず、宗教を問わず、地のすべての人を照らす「まことの光」である。

Ⅱ 夜の暗闇の子

ヨハネ7:12 

καὶ γογγυσμὸς περὶ αὐτοῦ ἦν πολὺς ἐν τοῖς ὄχλοις· οἱ μὲν ἔλεγον ὅτι ἀγαθός ἐστιν, ἄλλοι [δὲ] ἔλεγον, οὔ, ἀλλὰ πλανᾷ τὸν ὄχλον.

聖書協会共同訳聖書

群衆の間では、イエスのことがいろいろとささやかれていた。「良い人だ」と言う者もいれば、「いや、群衆を惑わしている」と言う者もいた。

マタイ6:22~23 

῾Ο λύχνος τοῦ σώματός ἐστιν ὁ ὀφθαλμός. ἐὰν οὖν ἦ ὁ ὀφθαλμός σου ἁπλοῦς, ὅλον τὸ σῶμά σου φωτεινὸν ἔσται ἐὰν δὲ ὁ ὀφθαλμός σου πονηρὸς ἦ, ὅλον τὸ σῶμά σου σκοτεινὸν ἔσται. εἰ οὖν τὸ φῶς τὸ ἐν σοὶ σκότος ἐστίν, τὸ σκότος πόσον.

聖書協会共同訳聖書

目は体の灯である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、目が悪ければ、全身も暗い。だから、あなたの中にある光が暗ければ、その暗さはどれほどであろう。

大正文語訳聖書

されど、汝の目あしくば、全身くらからん。もし汝の内の光、闇ならば、その闇いかばかりぞや。マタイ6:23

Ⅰテサロニケ5:7 

οἱ γὰρ καθεύδοντες νυκτὸς καθεύδουσιν, καὶ οἱ μεθυσκόμενοι νυκτὸς μεθύουσιν·

聖書協会共同訳聖書

眠る者は夜眠り、酔う者は夜酔います。

すべての人を照らす「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」は世に来た。しかし、人々は「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」に戸惑い、直ちに受け入れることはできなかった。(ヨハネ7:12) 「あなたの中にある光 τὸ φῶς τὸ ἐν σοὶ」、すなわち「内の光」(マタイ6:23 大正文語訳聖書)が暗いので全身が暗いからである。(マタイ6:22~23) 人は「夜の暗闇の子」(Ⅰテサロニケ5:5)であり、「内の光」は目を閉ざして眠る。(Ⅰテサロニケ5:7) 

Ⅲ 闇にとどまらず

ヨハネ1:5

καὶ τὸ φῶς ἐν τῇ σκοτίᾳ φαίνει, καὶ ἡ σκοτία αὐτὸ οὐ κατέλαβεν.

聖書協会共同訳聖書

光は闇の中で輝いている。闇は光に勝たなかった。

Ⅰペテロ2:9 

ὑμεῖς δὲ γένος ἐκλεκτόν, βασίλειον ἱεράτευμα, ἔθνος ἅγιον, λαὸς εἰς περιποίησιν, ὅπως τὰς ἀρετὰς ἐξαγγείλητε τοῦ ἐκ σκότους ὑμᾶς καλέσαντος εἰς τὸ θαυμαστὸν αὐτοῦ φῶς·

しかし、あなたがたは、選ばれた民、王の祭司、聖なる国民、神のものとなった民です。それは、あなたがたを闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方の力ある顕現を、あなたがたが広く伝えるためです。

ヨハネ12:46 

ἐγὼ φῶς εἰς τὸν κόσμον ἐλήλυθα, ἵνα πᾶς ὁ πιστεύων εἰς ἐμὲ ἐν τῇ σκοτίᾳ μὴ μείνῃ.

聖書協会共同訳聖書

私を信じる者が、誰も闇の中にとどまることのないように、私は光として世に来た。

Ⅰテサロニケ5:4 

ὑμεῖς δέ, ἀδελφοί, οὐκ ἐστὲ ἐν σκότει, ἵνα ἡ ἡμέρα ὑμᾶς ὡς κλέπτης καταλάβῃ,

聖書協会共同訳聖書

しかし、きょうだいたち、あなたがたは闇の中にいるのではありません。ですから、その日が盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。

Ⅰテサロニ5:5 

πάντες γὰρ ὑμεῖς υἱοὶ φωτός ἐστε καὶ υἱοὶ ἡμέρας. οὐκ ἐσμὲν νυκτὸς οὐδὲ σκότους·

聖書協会共同訳聖書

あなたがたは皆、光の子、昼の子だからです。私たちは、夜にも闇にも属していません。

Ⅰヨハネ1:5~7 

καὶ ἔστιν αὕτη ἡ ἀγγελία ἣν ἀκηκόαμεν ἀπ᾽ αὐτοῦ καὶ ἀναγγέλλομεν ὑμῖν, ὅτι ὁ θεὸς φῶς ἐστιν καὶ σκοτία ἐν αὐτῶ οὐκ ἔστιν οὐδεμία. ἐὰν εἴπωμεν ὅτι κοινωνίαν ἔχομεν μετ᾽ αὐτοῦ καὶ ἐν τῶ σκότει περιπατῶμεν, ψευδόμεθα καὶ οὐ ποιοῦμεν τὴν ἀλήθειαν· ἐὰν δὲ ἐν τῶ φωτὶ περιπατῶμεν ὡς αὐτός ἐστιν ἐν τῶ φωτί, κοινωνίαν ἔχομεν μετ᾽ ἀλλήλων καὶ τὸ αἷμα ἰησοῦ τοῦ υἱοῦ αὐτοῦ καθαρίζει ἡμᾶς ἀπὸ πάσης ἁμαρτίας.

聖書協会共同訳聖書

私たちがイエスから聞いて、あなたがたに伝える知らせとは、神は光であり、神には闇が全くないということです。神と交わりを持っていると言いながら、闇の中を歩むなら、私たちは偽りを述べているのであり、真理を行ってはいません。しかし、神が光の中におられるように、私たちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます。

すべての人を照らす「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」は世に来て闇を照らしている。闇は光を退けることはできなかった。神は信じる者を「闇の中から驚くべき光の中へと招き入れて」くださる。(Ⅰペテロ2:9) 信じる者は「誰も(πᾶς ὁ πιστεύων 例外なく一人残らず)闇の中にとどまること」がない。(ヨハネ12:46) 信じる者は「光の子」であり、「夜にも闇にも属さない」。(Ⅰテサロニ5:5) 「光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められる」(Ⅰヨハネ1:5~7 聖書協会共同訳聖書)

Ⅳ 教えと証しの書

イザヤ8:20  

לְתוֹרָ֖ה וְלִתְעוּדָ֑ה אִם־לֹ֤א יֹֽאמְרוּ֙ כַּדָּבָ֣ר הַזֶּ֔ה אֲשֶׁ֥ר אֵֽין־ל֖וֹ שָֽׁחַר

聖書協会共同訳聖書

教えと証しの書にこそ尋ねよ。この言葉に従って語らなければ、夜明けは訪れない。

「まことの光 τὸ φῶς τὸ ἀληθινόν」に生きる者は「教えと証しの書」、すなわち「神の生けることば(ヨハネ1:1~5)にこそ尋ねよ。さもなければ「夜明けは訪れない」(イザヤ8:20  聖書協会共同訳聖書)

(聖書研究ノート 00061-45-1-9-2 「闇を照らす」 ヨハネ1:9)

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