聖書研究ノート「神と共に」

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ヨハネ1:1 

聖書協会共同訳聖書

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

【中心聖句】 ヨハネ1:1

【聖書引照】 ヨハネ1:1 出エジプト3:14 マタイ1:23

「神と共に」

Ⅰ 神と共に

天と地が創造される前から、「ことば ロゴス」は「神と共に」あった。「神と共に πρὸς τὸν θεόν」のギリシャ語 πρὸς は対格で「~に向かって」をあらわす。「ことば ὁ λόγος」は常に神に「向いて(共に)」あった。

神と「ことば ロゴス」は互いに向き合って存在し、完全な一致の中にいた。

出エジプト3:14 

明治元訳聖書

我は有て在る者なり

Ⅱ インマヌエル

マタイ1:23 

口語訳聖書

『見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれるであろう』。

これは、『神われらと共にいます』という意味である。

マリヤが聖霊によってイエスを身籠ったとき、主の使いが夢にヨセフに現れ、「その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」と告げた。

「神われらと共にいます Μεθ᾽  ἡμῶν ὁ θεός」の「共に」の、ギリシャ語 μετά は、「~の真中に、~の間に、~と共に、連結して、一体となって」の意味である。神と互いに向き合って存在し、完全な一致の中にいた「ことば ロゴス」は、今や、「われらと共に、われの真中に、われらの間に、われらと連結して、われらと一体となる」ために来られた。人間は、互いに向き合って存在し、完全な一致の中にいた神と「ことば ロゴス」の内に招かれ、神に向き合って存在し、神と完全な一致の中に生きる者とされたのである。

(聖書研究ノート 00014-04-01-01-6 「神と共に」 ヨハネ1:1)

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