箴言1章4節

キーワードを入力
Generic selectors
完全一致
タイトルから
記事本文から
Post Type Selectors
カテゴリーで絞込み
チャットルーム
ノート
ルカによる福音書
俳句短歌
創世記
履歴
系図
聖書の食べ物
聖書引照
黙示録

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」

† 箴言 Prov. 1:4

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

箴言は「無知な者」に「悟り」を、「若者」に「知識と思慮」を得させる。

「無知なもの ペシー」は「心が開かれた者」の意味で、善にも悪にも心が開かれた「わきまえのない者」をさす。「分別 オルマウ」は「巧妙、狡猾さ」を含む言葉で「悟り、知恵」をあらわす。愚直なだけで心に締まりのない者に必要なのは巧妙な策略にも通じる「知恵」である。

「若者」は若きゆえに迷う者のことである。箴言は彷徨う者に「知恵 ダアツ (知識、理解、認知、技術)」と「思慮 メジマウ(分別、思い図り、計画)」を与える。

若者は愚かで老人は賢いと、どうして言えるのか。若者が「分別」を求めるように、老人も得べき「分別」がある。

「誰に、知恵の根源は示されたであろうか。誰が、その巧みな謀を知っているであろうか」 シラ書1:6 フランシスコ会訳聖書

(箴言0004)

† 日本語訳聖書 Prov. 1:4

【明治元訳】 
Prov. 1:4 拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり

【口語訳】
Prov. 1:4 思慮のない者に悟りを与え、若い者に知識と慎みを得させるためである。

【新改訳改訂3】
Prov. 1:4 わきまえのない者に分別を与え、若い者に知識と思慮を得させるためである。

【新共同訳】
Prov. 1:4 未熟な者に熟慮を教え/若者に知識と慎重さを与えるため。

【バルバロ訳】 
Prov. 1:4 世慣れない人に世渡りと、若い人たちに知識と分別を知らせ、

【フランシスコ会訳】 
Prov. 1:4 無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである。

† 聖書引照 Prov. 1:4

Prov. 1:4 拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり

[拙者(つたなきもの)にさとりを與へ]  箴言1:22,23; 8:5; 9:4~6; 詩篇19:7; 119:130; イザ35:8
[少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり]  箴言7:7~24; 8:17,32; 詩篇34:11; 119:9; 伝道11:9,10; 12:1; Ⅱテモ2:22; テト2:6
[謹愼(つつしみ)]  or, advisement

† ヘブライ語聖書 

Prov. 1:4

‏לָתֵ֣ת לִפְתָאיִ֣ם עָרְמָ֑ה לְ֝נַ֗עַר דַּ֣עַת וּמְזִמָּֽה׃

lāṯēṯ lifəṯā’yim ‘ārəmâ ləna‘ar da‘aṯ ûməzimmâ:

† LXX  

Prov. 1:4

ἵνα δῷ ἀκάκοις πανουργίαν παιδὶ δὲ νέῳ αἴσθησίν τε καὶ ἔννοιαν
that he might give subtlety to the simple, and to the young man discernment and understanding.

† ラテン語聖書 Prov. 1:4

Latin Vulgate
Prov. 1:4

ut detur parvulis astutia, adolescenti scientia, et intellectus.
so as to give discernment to little ones, knowledge and understanding to adolescents.

† 英語訳聖書 Prov. 1:4

King James Version
1:4 To give subtilty to the simple, to the young man knowledge and discretion.

New King James Version
1:4 To give prudence to the simple,To the young man knowledge and discretion-

American Standard Version
1:4 To give prudence to the simple, To the young man knowledge and discretion:

Bible in Basic English
1:4 To make the simple-minded sharp, and to give the young man knowledge, and serious purpose:

Today’s English Version
1:4 They can make an inexperienced person clever and teach young people how to be resourceful.

Darby’s English Translation
1:4 to give prudence to the simple, to the young man knowledge and discretion.

Douay Rheims Bible
1:4 To give subtilty to little ones, to the young man knowledge and understanding.

Noah Webster Bible
1:4 To give subtilty to the simple, to the young man knowledge and discretion.

World English Bible
1:4 To give prudence to the simple, Knowledge and discretion to the young man:

Young’s Literal Translation
1:4 For giving to simple ones — prudence, To a youth — knowledge and discretion.

Amplified Bible
1:4 That prudence (good judgment, astute common sense) may be given to the naive or inexperienced [who are easily misled],
And knowledge and discretion (intelligent discernment) to the youth,

† 細き聲 聖書研究ノート

 <無知な者に分別を>

「無知な者 פֶּתִי ペシー pethı̂y {peth-ee‘}」は「わきまえのない者、思慮のない者」で「心が善にも悪にも開かれた(感化された)者」のことである。

「分別 עָר‏ְמָה  オルマウ  ‛ormâh {or-maw‘}」は「巧妙、悟り、知恵」である。

「箴言」は「心が善にも悪にも開かれたわきまえのない者」に物事の本質を見分ける「分別」を与える。

 <若者に知識と思慮を得させるためのものである>

「若者 נַעַר ナアール  na‛ar {nah‘-ar}」は「幼い、幼い子」であって「未熟な者」を指す。「迷える者」の意である。

「知識 דַּעַת  ダアツ  da‛ath {dah‘-ath}」は「理解、認知、知恵、技術」をあらわす。人に「悟りをうながす知識」である。「生きる技術」をも意味する。

「思慮  מ‏ְזׅמָּה  メジマウ  mezimmâh {mez-im-maw‘}」は「分別、思い、思い定める、計画、はかりごと」であり「賢い思いはかり」を意味する。

「得させる נתן  ナトン  nâthan {naw-than‘」は「預ける、与える、渡す、分け与える、贈る」を意味する。

「箴言」は「未熟な迷える者」に「生きる技術と知識」と「賢い思いはかり」を贈り物として預ける。

† 心のデボーション  

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

 「賢い思いはかり」

「箴言」は「善にも悪にも心開く者」を「未熟」と呼ぶ。彼は「大人」なのではなく「無知な子ども」である。

真に成熟する者は善にも悪にも分別の「賢い思いはかり」を持つ者である。

† 心のデボーション  

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

 「生きる技術」

ヘブライ語の「知識 דַּעַת  ダアツ  da‛ath {dah‘-ath}」にはは「理解、認知、知恵」に加えて「技術」をあらわす言葉である。生きていくには「理解、認知、知恵」だけでなく「生きる技術」が必要とされることをヘブライ語は教えてくれる。

† 心のデボーション  

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

 「つたなき者」

「みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与えます」 詩篇119:130 新改訳聖書

「つたなき者」は分別をわきまえない者のことである。彼は知識がないのではなく、あらゆることを知ろうとして自らを見失う者のことである。謙虚な精神なくして知恵の光は目を閉ざさせる。

† 心のデボーション  

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

 「年若き散らされた者」

「若者 נַעַר  ナアール」は「子ども、少年、若者」の意味に加えて「散らされた者」、「迷える者」の意味にも用いられる。年老いてなお心に「迷い」を抱く者は「年若き散らされた者」である。「知識と思慮」を求めて訪ね歩かねばなるまい。

「わたしは、わたしを愛する者を愛する、わたしをせつに求める者は、わたしに出会う」 箴言8:17 口語訳聖書

† 心のデボーション  

「拙者(つたなきもの)にさとりを與へ少者(わかきもの)に知識と謹愼(つつしみ)とを得させん爲なり」 箴言1:4

「無知な者に分別を、若者に知識と思慮を得させるためのものである」フランシスコ会訳聖書

 「分別なきつたなき者」

人はみな「分別なきつたなき者」である。しかし、魂の貧しさを嘆いてはならない。神は「心砕けて者」の近くにいまし、たましいの砕かれた者」の声に耳を傾け、彼をを救われるからである。

「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる」 詩篇34:18 口語訳聖書

「若い人はどうしておのが道を清く保つことができるでしょうか。み言葉にしたがって、それを守るよりほかにありません」 詩篇119:9 口語訳聖書

コメント