Chat019-デボーションについて(その1)

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デボーションとは何でしょうか? 英語Devotionは、devout(信仰深い、献身的な)を意味し、聖書による日々の祈り、静思の時を意味します。クリスチャンの信仰生活の中心にもなる大切な日々の祈りの時です。デボーションにはいろいろの形があり、これでなくてはという特定のものはありません。自分にあった方法で守ることが最善です。できれば、皆さんが日ごろ守っておられるデボーションをお聞かせいただきながら、デボーションについて考えることは有益なことと思います。

デボーションについて欠かすことができないのは聖書です。聖書を手にとり、実際に読むということがデボーションの何よりも大切な姿勢になります。

私は以前、しばしば、ライ病の療養施設を訪れ、クリスチャンの方々と親しくさせていただきました。多くの方は治療薬プロミンの副作用で失明され、点字の聖書を読まれていました。しかし、病のため指先の感覚が失われると、足の親指で点字を読み、その感覚も失われると舌で聖書を読まれます。舌の皮膚はとても薄く、紙に唾液がとられると皮膚が切れて出血します。それでも聖書をよまれるのでその方の聖書は血で赤く染まっているのです。

聖書を読むということについて、私の恩師が話してくださった忘れがたい話があります。師はすでに牧師でしたが召集令状を受け、兵士として出征されました。当時、牧師であっても聖書を持参することはできず、師は聖書をバラバラにほぐし、その何枚かの紙片を服に縫い込めて外地に出征したのです。見つかれは身に問われる危険なことでしたが、御言葉を身につけているという意識が信仰を支える力になったと師は語られました。

長い信仰生活のなかで、こうした多くの聖書を愛する聖徒の方々に親しく接することができたことは、今も私の聖書を求める心に励ましと導きを与えてくれています。まず、誠実に、たゆみなく聖書を読むということ、それが何よりも大切であり、祈りの生活なのだと思います。

では、どのように聖書を読むかということについて続いて考えてみたいと思います。

皆川誠

コメント

  1. Ogacha より:

    聖書を読むことについての2つのお話は、どちらも心に深く刻み込まれるとても印象的なお話でした。
    貴重なお話をシェアしていただき、ありがとうございます。