<2016.12.25>
寒き夜 お茶一杯の 安堵かな
蟻の奴 舐めてゆきたり 冬苺
冬日漏れ 妻の手伸びて 毛玉とる 蚤とるサルの 景色なるかな
風の日も 夜に祈りの あるならば 朝に歌あり 神答え給う
<2016.12.4>
霜踏みて 前行く妻の足 跡黒し
魂に 装いあらば七日路の 今朝の寒さに 着重ねんと思う
戸を開けて 部屋に優しく今朝の 風空気入れ変えみ ことばを読む
<2016.11.27>
散歩路に 四つ葉探して 妻しゃがむ
雪の朝 チェンバロの音 冴え聞こえ
里芋に じゃあねと声かけ 穴埋め
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