年縞(ねんこう)
都合で、11/24以降ホームページを更新していませんが、もう間もなく再開する予定でいます。しばしご猶予ください。
1/4(土)に、福井県の三方五湖と呼ばれる地方、水月湖畔にある福井県年縞(ねんこう)博物館に行く機会がありました。7万年のもの間、毎年途切れることなく刻まれた年輪(湖底の落ち葉のことなので正しい表現ではないですが)を見て、心から感動しました。年ごとに落ち葉が積まれ、その年々の気温や地震、噴火などの自然現象が刻まれ記録されてきたは様は圧巻です。
イエス様が生まれた時代はこの年限から見ればずっと後半になります。アダムとイブはこの縞のどの時点で創られたのでしょうか。
俳句短歌のコーナーに何枚かこの博物館の写真を掲載しておきます。2020/01/12 16:06
たまご
GSOMIAの事実上延長が決まったというニュースが流れています。韓国の兄弟姉妹のことを考えていましたからほっとしました。両国を守ってくださった主の御名を賛美します。
今回のことを通して韓国と日本の歴史問題を学ぶ機会になり,そこに存在する多くの課題を知ることになりました。
1990年代中ごろソウルの教会と私達の教会は姉妹教会の提携をしました。そのときは戦時中の日本が韓国に侵した罪について私たちが謝罪し,互いに抱擁し合って私たちは赦しをいただきました。それは祝福の時だったと信じています。
しかし日本がどのような罪を侵したのか本当は分かっていなかった。今回の件で調べて知ったことによれば日本が侵した罪について,韓国の兄弟姉妹が信じていることと,私が知った真実らしきこととには大変なギャップがあること。韓国統治自体に,日本が韓国の尊厳を傷つけただろうこと,戦時中は多くの不条理な罪を日本が侵したであろうことは想像に難くありません。しかし韓国内の歴史教育が当時の日本を正しく評価していたとは到底考えられません。残念です。
時代を超えて,隣国との祝福された関係が築かれることを切に求め願います。
聖書の食べ物「たまご」と俳句と短歌ををアップしました。
他愛なく 掘り起こせれば 小芋かな
しばらくは 眺むがよろし 柿落葉
植えかえつ 三十年の 虎尾を 軒より移し 澄む部屋の中(道子)
軋む戸の 開かんとするを 待ちわびて 日の射り込める 朝の爽やけさ
日は落ちて わが手に残る 葱苗を さぐりさぐりつ 植へ終わむとす2019/11/24 23:34
ソドムのぶどうの木
聖書の食べ物「ソドムのぶどうの木」と俳句と短歌ををアップしました。
木守りの 葉のなき枝の 高さかな
小春日や 茶を飲むわれの 影動く
秋と冬 ゆずり合いつつ 変わりゆく 庭の小菊を 窓にながめつ(道子)
何事も 「ほれ手伝へ」と 爺と婆 二人暮らしの 刻は充ちくる
陰干しの 芋の皮剥く 妻の背に 午後の日射しも 優しかるべし2019/11/21 20:26
ぜにあおい
聖書の食べ物「ぜにあおい」と俳句と短歌ををアップしました。
萩焼の 茶碗にをさまる 熟柿かな
口惜しや 熟しの柿の 枝離れ
週末に 孫を迎える 隣家の 声華やかに 小春日の庭(道子)
すうぱあの 棚の蜜柑も 色づきて 冬来たるらし 木蘭色の人
細く降り 籠れる窓に 自転車に 肘張り乗れる 人居るを見つ2019/11/11 22:11
スペルト麦
聖書の食べ物「スペルト麦」と俳句と短歌ををアップしました。
鶏頭の 花しげしげと 眺めをり
秋蛙 小屋の裏から 睥睨す
おしなべて おぼろに見える 夫の目に 美しくあれな 手術後の月(道子)
掘りたての 小さき芋は 黄色くて 若き匂ひの 湯気を立てをり
薬屋の 紙風船を 打つ音に さして続かぬ 幼子の唄2019/11/05 23:41
すべりひゆ
聖書の食べ物「すべりひゆ」と俳句と短歌ををアップしました。
蒼空の 心が詠めず 颱風過
馬追の 音聞きたきや 雨の夜
いつ知れず 写真の母に 呼びかける こと多くなり 喜寿近きわれ(道子)
芋掘りの 昨日の畑の 突き指が 痛み始める 今朝の珈琲
通るなと 椅子塞ぎ置く 食卓の 妻は只今 掃除の時間2019/11/02 15:10
す
台風19号は広い範囲で各地に大変な被害を残してしまいました。被災された方々にはお見舞いを申し上げます。主の護りと慰め,癒しがありますように。
この台風に関連して先週は1週間分,ホームページへのアップをお休みさせていただきました。
今日は10/22は即位礼正殿の儀,饗宴の儀が執り行われました。時代が令和になって日本,そして周辺諸国,同盟国との関係が平和で建設的であることを望みたいと思います。
聖書の食べ物「す」と俳句短歌をアップしました。
疾風に 手もつかずなり 部屋の中
決然と 乾きてゆくや 蓮の殻
雨風の 荒ぶる音に 戸をとじて 身をかたくして 一日こもれり(道子)
わが迷ひし 時代の讃美歌を 妻弾きくれし 雨の夕刻
疾風に 音なく折れて 朝の日に 芯を晒せる 黄楊の老木2019/10/22 18:17
食事
台風19号がまさに上陸しようとしています。静岡県,山梨県,長野県をはじめ東京都を含む関東地方にも大雨特別警報が出ています。主の守りによって,この災害を乗り切ることができますように。
聖書の食べ物「食事」と俳句短歌をアップしました。
二つ三つ 茗荷を摘める 日暮れかな
掘られるを 拒みて這うや 芋の蔓
よく鳴きし 犬の姿の なき犬舎 柵の内には 草生いはじむ(道子)
打ち水の 乾けるごとく 失せぬ間に 妻をせきたて 歌書きとめる
夫婦して 種蒔き終へし 日は夕べ 肉屋のカツで 馬鍬洗ひす2019/10/12 17:46
主の晩餐
先週アップ俳句短歌のコーナにアップした写真について,どこの写真かと話題にしていただいたので簡単にご紹介します。
大阪JR高槻駅の北側に少し行ったところにある「フルーツガーデン オオサキ」というお店の中と,ご主人です。かの地では大変人気のあるジュース屋さんと聞いていました。親子連れなどお客さんがひっきりなしに訪れる雰囲気。ご主人によればTV放映もされて遠方からもお客様が来られるとか。
通常は撮影した写真の取り扱いに神経を使わざるを得ないのですが,お店の写真をネットにアップしても良いとご主人から了解をいただきました。学生さんがあの絵を描いてくださったとか。これまたお店にぴったりで素晴らしい。
私も誘われて先月(8月)末にお店に伺いました。ミックスジュースの舌触りとマイルドな味に本当にびっくり。あれから我が家ではしばしばミクスジュース作りに挑戦しています。ご主人の作り方を注意深く見ていたので真似ていますが,あの滑らかさと爽やかさは再現できません。
聖書の食べ物「主の晩餐」と俳句短歌をアップしました。
月の夜に 道説く声する チャペルかな
小さくも 秋刀魚は秋刀魚 煙立つ
いつしかに 色なき庭の おちこちに 秋涼青き ツルウリソウ(道子)
崩あ岸ずに立つ イエスの見やる ガリラヤの 海凪をりて 波静かなり
花見みにも 使へるやうな みづ色の 水筒もちて 草引きに行く2019/09/29 21:00
しゃこ
聖書の食べ物「しゃこ」と俳句,短歌をアップしました。
芋の蔓 もう払へるか 人の畑
とりあへず 金縛りしてみる 蜥蜴かな
くらき雲 竹さわさわと 小雨ふる 光る家路を 夫と駆けゆく(道子)
肩車 してやらふとふ その理由を 童が気づくに あと三秒
夜の明けぬ 薄暗がりの 床にゐて 想ひ流れて とりとめもなし2019/09/25 21:31
しか
台風15号が通り過ぎて一週間も過ぎたというのに,特に千葉県地方では約10万軒で停電が続いています。それなのに今日もまた強い雨が続いています。私も10年ほど前は房総で単身赴任をしていました。友人も多く,折に触れて訪れた教会もあります。1日でも早い復旧と地域の皆様の安全を祈ります。
聖書の食べ物「しか」と俳句,短歌をアップしました。
ガーベラの 一輪高き 野末かな
日の暮れる 刻の早さや 草むしる
あれも入れ これも入れたり 味噌汁の 何が足らぬか 母に及ばず(道子)
夕顔を 蒔きしことあり 今刻は 花開けると 妻と見しこと
爽やかな 風ともなへる 雨降りて こと改める 秋は来るかも2019/09/16 16:08
しお
聖書の食べ物「しお」と俳句,短歌をアップしました。
名月や しはぶきひとつ 飛びにけり
羊歯の葉に 花は見ずとも 山の道
病みてより 一人散歩を する兄を 五時打つ鐘が 追いかけてゆく(道子)
馬鈴薯の 皮剥く妻の 肩越しに 夕餉の鍋の 音静かなり
公園の ベンチに座り 幼子の 目線に見へる 地面の高さ2019/09/14 15:26
ざくろ
聖書の食べ物「ざくろ」と俳句,短歌をアップしました。
苦瓜の 花にほどよく 蝶遊ぶ
子らの踏む 草の深さや 蚯蚓鳴く
青々と 書斎の窓の 秋すだれ まだまだ小さき ゴーヤを数う(道子)
自転車に 乗りて詠へる 歌なれば 止まりて聞くに 堪へがたくあり
予報聞き 妻整へる枕辺の 明日のわたしは これを着るのだ2019/09/05 23:14
こひつじ
聖書の食べ物「こひつじ」と俳句,短歌をアップしました。
あれも鳴き これも鳴き居る 蝉しぐれ
もろ濡れて 西瓜を抱へ 帰りけり
音のみの 花火も楽し 夕餉あと 夫と語らう 基地ありし頃(道子)
いつも鳴く 朝の蛙が 今朝はなく 歌詠む妻の 声の聞へる
青き実の 落ちてしまへる 幾つかを 木に戻れよと 足で押しやる2019/08/25 20:30
こじか
今日は,聖書の食べ物「こじか」と俳句,短歌をアップします。
着ぶくれて 動くに忙し 毛虫這ふ
居ると見せ 追へば消へ失す 蛍かな
竹藪を ふるわすごとく 油蝉 今日を鳴きつぎ 明日へつなぐ(道子)
あと先を 見ずに求むる それだけの ただそれだけの いのちなりけり
この世にて 美味しと思ふ 妻の手の 餃子を一つ 又一つ
日本と韓国との関係が悪化する中でここ数日はGSOMIAの破棄がニュースになっています。私には韓国に大切に思っている友人が何人かいますし在日韓国系の方々にもお世話になっています。なんとかうまくやってきた隣国との関係を政治的な理由でここまで追い込まないで欲しいと心から願います。キリスト者の間では互いに祈りが積まれ両国の関係が修復,祝福されますように。2019/08/24 12:05
こおろぎ
先週の聖書の食べ物「コエンドロ」のリンクがうまく繋がっていなかったので修正しました。失礼いたしました。今週は「こおろぎ」です。俳句と短歌をアップしました。
蝉飛びて 網にほどよき 高さかな
息するを 躊躇ふ暑さ 胡瓜喰む
花閉じて 朝の庭辺に ひっそりと 残り香ゆらす 匂い擬宝珠は
陽に焼けて 白く変われる 唐茄子は 味薄けれど 朝餉に色添ふ
居るものと 思ひてしゃべる 妻の声 遠くに聞けば 定かならずも2019/08/12 20:10
コエンドロ
今週の聖書の食べ物は「コエンドロ」です。俳句と短歌をアップしました。
鳴く蝉の 声さへ聞かず 暑さかな
行水に 釜茹での汁 継ぎ足せり
しゃぼんだま 我にむかいて 吹きくれし 幼心に 立ち去りがたし(道子)
はや妻の 丈をこへゆく 竹組に ゴーヤの蔓を 横に這わせつ
柘植の木は 一枝ごとに 立ち枯れて なほ我が庭に 一枝を残す2019/08/04 23:13
こうし
今週の聖書の食べ物は「こうし」です。俳句と短歌をアップしました。
葉に隠れ 顔覗かすや おくらの子
藪中の 百合は棘に 逆らはず
青葉風 そよと寄せ来る 玄関の 蚊取りのにおい 梅雨吹きはらう(道子)
さては又 いらぬ一言すべりたる 梅雨の晴れ間の 蒸し暑き午後
朝毎の 深呼吸する 妻の前 珈琲もてる われが横切る2019/07/29 21:43
くわ
今週の聖書の食べ物は「くわ」です。俳句と短歌をアップしました。
なれが名を 呼ぶ幸せや 金糸梅
濡れ縁に 片足落とす 将棋かな
解かれゆく わが裡にある 枷ひとつ 息ととのえつ 夕日に向う(道子)
黙すれば 知らずにすむに 残り菓を つまむや否や 妻迷ひ居るとや
我が家では 青磁と呼ばる 花刺しに 菫の花は 数日を過ごす2019/07/27 8:41
くるみとマタイ0611
聖書の食べ物「くるみ」です。そういえばこのごろは自分でくるみの殻を割って食べることがなくなりました。割って売っているものをつまむだけです。昔を思い出すと祖父が古いくるみを2つ持って手のひらの中でコリコリ音を立てていました。そういう風情もどこへやら。
Unicode版新マタイ6:16〜6:34,俳句と短歌をアップしました。これでマタイによる福音書は6章までUnicode版になりました。
尺取の 登りつくまで あと数歩
垣根刈る 容赦のなさや 夏木立
夕暮れの 竹むらゆらす 雀らは 何鳴き交わし 眠りに入らむ(道子)
白南風の すだれの端の 窓に寄る 過客の足の 過ぐる音やも
図書館の 郷土作家の 書架に立つ いつもとちがふ 妻の横顔2019/07/16 20:33
クミン
更新日: 2019.7.13
7月に入ってからもぐずついた天気が続いています。東京では8日連続の梅雨寒とか。夏はそれなりに暑くというのが窓辺で色づくのを待っているトマトの気持ちだろうと。
ちょっと間が空いてしまいましたが,新マタイ6:11から6:15,聖書の食べ物「クミン」,俳句と短歌をアップしました。
ぼうふらの 何驚ける 一跳ねや
蛇の衣 脱いでたたまぬ 朝寝かな
友逝きて たえて久しき 黄の百合の 庭に一輪 咲くはさみしき(道子)
家を出る 途端の雨に 引き返す 生まれたばかりの 少しの時間
中玉の トマトがよろし 大玉に なれず赤らむ 頬またよろし2019/07/13 13:17
屑麦
聖書の食べ物「屑麦(くずむぎ)」を掲載しました。今回は食べることの出来ない聖書の食べ物のお話です。俳句と短歌もアップしました。
優曇華の 頼りのなさや 草の陰
胡瓜にも 案山子立てたる 昔かな
絵の猫が 椅子に座れる われを見て ニャーと甘える コーヒータイム(道子)
巌あり 押すも動かず 退かず ただそこにあれ 祈りの岩よ
潰し見る 蚊に血はなく 冤罪を 一つつくりて 夏はくるらし2019/06/30 20:55
凝乳
Unicode版新マタイ6:6〜6:10をアップしました。聖書の食べ物「凝乳(ぎょうにゅう)」を掲載しました。俳句と短歌もアップしました。
加賀千代 ならずも芝の ねじり花
ずぶ濡れて 妻持ち帰る 茄子三つ
身にそわぬ 衣手にとり 追想に ひたりてのちの 引き出しの奥(道子)
藜伸ぶ 丈にもなれば 刈るものを 時にいたらぬ 草の短さ
わが足を あの方のごと 布をもて 拭ひてくれる 妻の背丸し2019/06/29 22:09
きゅうり
いよいろ新マタイ6章,Unicode版への更新を開始しました。本日は6章1節から5節までです。また,聖書の食べ物「きゅうり」を掲載しました。俳句と短歌もアップしました。
サイトのアクセス数が10万回を超えそれ以降も順調にカウントが伸びています。コンテンツを準備している私たちにはとても励みになります。誤記脱字や掲載ミスなど気になることがありましたら,お問い合わせのコーナからお気兼ねなくご指摘ください。
色かはり 様かはりして 額紫陽花
箸先に 白子を集む 皿の上
はらからの 影はうすくも なりゆきて 賤の伏屋に 三十年をすぐ(道子)
ねじり花 数へて八つ芝の 中踏まぬやうにと 妻は云ふけど
西洋の 大き蜜柑の 酸甘きを ものもいはずに まるごと喰らふ2019/06/16 17:54
菓子とからし種
聖書の食べ物「菓子」と「からし種」を掲載しました。俳句と短歌を2週間分まとめてアップしました。先週の週末は家族の集まりがあって浜名湖畔の宿に久しぶりに泊まりました。こちらの宿の和食は,料理そのものも,器も本当に美しいものでした。
初河鹿 話をすべて 攫いたり
生半な ことにもあらず 花一つ
庭先を ツィーとかすめし 夏つばめ 今朝は影なく 梅雨に入るらし(道子)
朝摘みの 苺はすべて 辞書並ぶ 書架の脇にて 立ちたまま食ふ
夕方に 庭に育てし 青韮を 何にせむとや 刈り取る妻は
つんつんと 茗荷の生へる 日影かな
朝おきて 散るも散らぬも 柿の花
友思う 重き病に 在りしかと 問うもならずに 日暮れなずむ(道子)
汁飲めば われも汁のみ 芋刺せば われも芋喰む 夫婦といふもの
ゆきづまる われをよそ眼に 赤茄子の 野太き幹に 青き実はつく2019/06/09 18:15
オリーブ
聖書の食べ物「オリーブ」を掲載しました。俳句と短歌をアップしました。
迷ひなき 鋏の音や 赤目垣
憎むとて 嫌とにあらず 地獄蕎麦
夏きざし さつき若葉は ほつほつと 花おし開き 光を讃う(道子)
窓際の 妻の好みの 木の椅子に しばらく座り 珈琲を飲む
君が地に 咲きてやあれや 雛菊の 今朝に新たに 花咲くを見ゆ2019/05/27 21:47
おおむぎ
聖書の食べ物「おおむぎ」を掲載しました。俳句と短歌もアップしました。
床に寝て 窓に見る 雲動きけり
明日葉の 葉にいきおひの 三年目
待ちかねて 耕すわれの すぐ後を 虫ついばみつ 鳥の従う(道子)
芍薬の 添へ木を立てる 細枝の 花の重みは 支えがたきも
庭の妻 水汲む音の 静かさを 部屋に聞きゐる なにせむもなく2019/05/22 23:35
おおじか
聖書の食べ物「おおじか」を掲載しました。俳句と短歌もアップしました。
近道を させぬつもりや 芝桜
樽拾い 土手をまわれる 花見かな
餌をまてる 野良猫高き 塀のうえ 面おだやかに 夕陽を浴びる(道子)
蒸しタオル 顔拭くわれを はじめから 上手に拭けと 妻は見ており
なが咲くを 厭うにあらず 馬鈴薯の 蕾を摘める われは人の子2019/05/12 22:28
うずら
聖書の食べ物「うずら」を掲載しました。俳句と短歌もアップしました。新マタイ5章31〜48節,Unicode版をアップしました。これで5章が揃いました。
春筍の めぐり合わせや 立ち話
桜貝 砂も集めし 瓶の底
初夏の日に 向き合うごとく 赤々と 大輪かざす しゃくなげの花(道子)
爪を切る 音する夜に たゆらにも 植へたる芋の 一葉を思ふ
氷屋の 小豆の匂ふ 白煙を 春の日射しに 思ふことあり2019/05/06 9:27
うし
令和が始まり最初の更新は近所の公園のあやめの写真と俳句短歌のアップからになりました。今回の聖書の食べ物は「うし」です。
大型連休という人たちは多いのでしょうが,このGWも仕事で大変な方達もたくさんおられます。 働いている皆さん,本当にお疲れ様です。
芍薬の つぼみを数ふ 吾子の指
落椿 隅の暗きを 照らしけり
父母と 兄姉逝きし平成を 形見となして 令和にむかう (道子)
色づける 庭のいちごの 一粒を われにすすめる 妻のてのひら
屋根の鳩 常と異なる鳴き声を 真似て音とる 春の朝かも2019/05/04 17:31
二匹の魚
聖書の食べ物「うお 二匹の魚」,俳句と短歌をアップしました。聖書の食べ物「うお」シリーズはここまでです。
聖堂の 炎上跡の 復活祭
胸の火の けぶりのぼるや 山櫻
春の空 風の意のまま たゆたえる 雲のごとくに 我もありたし(道子)
子らの手は 絵つき卵に 色づけり 復活祭の 朝の光よ
忘れじと 机のメモを そのままに 今日も出かける 妻の買ひ物2019/04/27 18:01
新マタイ0526
Unicode版新マタイ5:26〜5:30をアップしました。
明日は主イエス様の復活を記念する日ですね。パリのノートルダム大聖堂の火事のニュースは本当に残念でショックでした。俳句短歌のコーナ2018/12/13の大聖堂は東武ワールドスクウェアーの模型ですが,私自身は家内とパリの大聖堂を訪れたことがあります。2019/04/20 17:18
新マタイ0521
Unicode版新マタイ5:21〜5:25をアップしました。2019/04/17 23:52
魚の門
受難週が始まりました。イエス様ご受難と復活を記念するこの週は,神様の深いご計画に感謝しつつ祈りの週にしたいと思います。俳句と短歌をアップしました。そして今回の聖書の食べ物は「うお 魚の門」です。
雀の子 小さく鳴ける 朝ぼらけ
人去りて 花息つくや 游の月
降りつづく 雨雪となり 庭すみの みつばつづじは 色極まれり(道子)
ふざけあふ 上を下への さわぎにも 花あらばこそ てふてふの道
庭に咲く つつじは山を 慕ふとや かく年年に 蕾いや増す2019/04/14 21:20
桜の季節2019
街に出ると桜がまだ咲き誇っていました。それでも見頃はこの土日までかと。
俳句と短歌を2週分アップしました。聖書の食べ物は「うお 最後の晩餐」です。
まださかず もう開きたり 辛夷咲く
明日葉や 庭の仲間に 馴染めゐず
昂れる 心しずめん はじめての 歌会おえて 春日影道(道子)
ひと山の 桜を見んと のぼりゆき 湧く水のごと 人は帰りく
歯磨きは もうすんだのと 云ふ妻に ああと応へる 夜のしきたり2019/04/07 23:47
うお
俳句と短歌を2週分アップしました。聖書の食べ物はうお(魚)とうお(ペテロの魚)をアップしました。
春の雨 音静やかに 宵の口
しばらくは さくらさくらの 句会かな
利根川の つつみに菜花 つみゆけば 水面の空に グライダー浮く (道子)
ブロッコリー 収穫のあと 抜く前の 急ぎ花見る 淡き黄の色
いぬふぐり 地に青色の 空見せて ここに遊べと 手を振りてをり
花なくも ヨセフの月の 蕾かな
告知祭 寿ぐ桜 咲にけり
覚えなき 紫一輪 日だまりに 春ともないし クロッカス見ゆ(道子)
野の花の 打たれしあとの 残り菜を 摘める媼の 声のひそけさ
グライダー 引くモーターの 音響く 利根の河原は 生きづきにけり2019/03/31 23:20
新マタイ0516
Unicode版,新マタイ5:16〜20をアップしました。2019/03/21 22:39
いり麦
俳句と短歌をアップしました。聖書の食べ物「いり麦」もアップしました。
一蹴りで 越冬飛蝗 失せにけり
北国に 雪はおろして 花曇
弥生雛 とどめておかん うつし絵に 亡き母・妹の 面影ありて(道子)
夕方に 舌が痛いと いふほどに 今日のあなたは 少し陽気で
終日を 雨にすごせる 暗部屋に 電子書籍とふ 本を開けり2019/03/19 21:34
新マタイ0511
新マタイ5:11〜5:15(Unicode版)をアップしました。2019/03/18 22:52
新マタイ0506
新マタイ5:6〜5:10(Unicode版)をアップしました。2019/03/16 18:57
新マタイ0502-0505
新マタイ5:2〜5:5(Unicode版)をアップしました。2019/03/13 22:19
新マタイ5章
聖書の食べ物「いのんど」と俳句と短歌をアップしました。写真は,バチカン,サン・ピエトロ寺院のペテロの椅子です。
これから順次,新マタイ5章をアプします。本日は試しに5章1節のみ。本文中に外部サイトへのリンクが入ります。
蕗の薹 畑仕事の 帰り際
石楠花の 花咲くまでの 日和かな
朝光に 洗えるごとき 毛づくろい 軒に寄り添う 二羽のむくどり(道子)
三歩五歩 雀跳ね飛ぶ その軽き 音の響ける 朝の清しき
あんちゃんの やうな医者ねと 物言ひを 真似て聞かせる 妻の通院2019/03/10 21:57
いなご豆
聖書の食べ物「いなご豆」と俳句と短歌をアップしました。
去年の花 なほ名を知らず 咲きにけり
寒の雨 捨て大根の 泥洗ふ
朝霧に かすむ屋並みも 陽に吸われ うつつとなりて 時うごきだす(道子)
うろうろし 部屋を歩きて 歌を詠む われに黙して 妻は語らず
寝る前に こむら返りの 予感して 頓服を飲む 妻の喉口2019/03/06 0:01
いなご
聖書の食べ物「いなご」と俳句と短歌をアップしました。私も一度だけいなごの佃煮を食べたことがあります。エビの佃煮のような食感でした。
シクラメン しみじみ聞くや 外は雨
朝霧の 景色を見たり 美しき
人もなき 社の白梅 咲きみちて 母逝きし日の 風香りくる(道子)
玄関で 女はすぐには 出られんと 妻は宣ふ 常待つわれに
梅を見て 腰を下ろして しばらくの 間を妻と ほんやりすごす2019/02/25 22:13
いちじく桑
聖書の食べ物「いちじく桑」と俳句と短歌をアップしました。マタイによる福音書の4:6〜4:25のUnicode新々マタイ版が遅れていたのでこれも入れ替えました。
折れ竹の 始末や地下に 茎のびる
かく望み かく退けたき 寒さかな
嫁ぎゆく 吾娘ことほぎて 縄文の 母つくりしや 耳かざり見ゆ(道子)
さほどには 頭に効くと 思へねど 妻持ちくれる チョコレート食む
焼畑の 絶へて久しき 黒土に 白き灰汁まく これぞとばかり2019/02/17 21:38
いちじく
聖書の食べ物「いちじく」をアップしました。俳句と短歌もアップしました。
俳句と短歌のコーナには,写真を添えています。うたのテーマと合っていないことがしばしば。ちなみにノートルダム寺院とサン・ピエトロ寺院は東武ワールドスクエアーのものです。良くできてます。素晴らしい。
今回の写真は,インド・マイソール市にあるマハラジャの宮殿の本物です。人物を外してあるため宮殿の裾の部分が見えずアングルがいまひとつですけれど。2019/02/10 22:22
あめんどう
聖書の食べ物「あめんどう」をアップしました。日本の歴史で読んだことはありましたが,なるほどアーモンドのことなのですね。
俳句と短歌もアップしました。
堂の 花とりかへて 声冴ゆる
湯気立ちて 窓に現る 景色かな
赤城山 遠くにみつつ 夫と行く 静かな野道 咲くほとけの座(道子)
この朝も わがサンダルを 履きたがる 妻の足には おおき過ぎるに
ブレイクは 熱いココアを 藍色の カップと決める 書斎の真奥
雪が降るかと思えば,立春には春の陽気に。寒暖の差が激しいですが,皆様お身体を大切に。2019/02/05 23:15
油菓子
東京地方,関東平野部,雪が降っています。少し大粒ですぐ溶けそうです。
聖書の食べ物”油菓子”をアップしました。俳句と短歌も更新しました。
聖日の 暖炉に集まる 家族かな
キンカンを まるごと砕く 歯の白し
蠟梅の ひともと咲きて 冬ざれの 庭すがやかに 香たちわたる(道子)
末成りの 年越しかぼちゃ 汁に入る 一つ残れる いのちありけり
頭によしと 聞きてピーナツ 食べはじめ 殻剥くわれを 妻眺めゐる2019/01/31 23:33
マタイレイアウト修正
Unicode版マタイのレイアウトを少し修正しました。まだUnicode化が漏れている語がありますがぼちぼち修正します。2019/01/30 23:55
あぶら尾
聖書の食べ物「あぶら尾」をアップしました。皆川先生にお目にかかった折にあぶら尾について熱く語られる先生を少し羨ましいと感じました。お刺身で言えば大トロですね。2019/01/27 12:552021/01/12 15:34
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