Chat020-デボーションについて(その2)聖書

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デボーションで開くのは教会公認の聖書であることが自然ですが、デボーションにどの聖書を用いるかは、大切なことの一つだと思います。現代は、聖書は各国の言語に訳され、入手することも難しくありません。可能であれば、興味のもてる外国語聖書をデボーションに用いることも意味深い学びになります。

日本語の公認訳聖書としては、口語訳聖書、新共同訳聖書、聖書協会共同訳聖書、文語訳聖書、元訳聖書、ラゲ訳聖書、バルバロ訳聖書、フランシスコ会訳聖書、日本聖公会訳聖書などがありますし、個人訳として永井直治訳聖書、塚本虎二訳聖書、前田護郎訳聖書、関根正雄訳聖書などもあります。これらに加えて、デボーションにはギリシャ語訳聖書、ヘブライ語訳聖書も考えられます。ギリシャ語、ヘブライ語の意味を伝えるのが祥訳聖書ですが、英語訳、日本語訳の祥訳聖書(Amplified Bible)も出版されており、おすすめの聖書です。

どの聖書を開くか? 多くの中から自分にあった訳を探す楽しみもあります。また、複数の聖書を開いて、読み比べるならば、御言葉の意味をより深く知ることができますし、そのデボーションは聖書研究としても無限の可能性を広げてくれるはずです。

以上にあげた聖書の他に、いわゆる異端と認定される団体が独自の解釈を加えた聖書を発行していますが、それらは、聖書とは言い難く、デボーションに用いるに適しませんので、注意深く避ける必要もあります。

聖書を前にして、人は一個の偽らざる人間として、神の御言葉と対峙し、自らの存在を問う自立した人間となります。御言葉は、心を開いて聞く人の魂を開放し、神の御霊は人を誠に自由な存在とし、キリストのいのちを注ぎます。そのような導きを与えてくれる聖書をお持ちになることをお勧めします。

皆川誠

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