<2025.4.13>
珈琲を 少し濃くして 花曇り
引く波に 妻と拾へり 桜貝
凄まじき 屋根打つ音の 一分を 激しき春は われを通過す
群れなして 鳥は飛びけり 春の日は つがひ求むる 時ぞ短し
<2025.4.6>
捨て大根 あらぬかたちに 花開く
花冷へや 貸出図書を 抱へ持つ
目を閉じて 耳傾けて 妻の歌 思ひにとどむ 優し心根
茶の湯気の 静かに立つを 諸の手に 包みてもてる 春の日充ちる
<2025.4.13>
珈琲を 少し濃くして 花曇り
引く波に 妻と拾へり 桜貝
凄まじき 屋根打つ音の 一分を 激しき春は われを通過す
群れなして 鳥は飛びけり 春の日は つがひ求むる 時ぞ短し
<2025.4.6>
捨て大根 あらぬかたちに 花開く
花冷へや 貸出図書を 抱へ持つ
目を閉じて 耳傾けて 妻の歌 思ひにとどむ 優し心根
茶の湯気の 静かに立つを 諸の手に 包みてもてる 春の日充ちる
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