研究ノート「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」

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ヨハネ1:14 

καὶ ὁ λόγος σὰρξ ἐγένετο καὶ ἐσκήνωσεν ἐν ἡμῖν, καὶ ἐθεασάμεθα τὴν δόξαν αὐτοῦ, δόξαν ὡς μονογενοῦς παρὰ πατρός, πλήρης χάριτος καὶ ἀληθείας.

口語訳聖書

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり

子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。

【中心聖句】 ヨハネ1:14

【聖書引照】 ヨハネ1:14 ヨハネ1:1  マタイ1:16  ロマ1:3,4; 9:5  Ⅰテモテ3:16  Ⅰコリント15:47  ガラテヤ4:4  ピリピ2:6,7,8  ヘブル2:11,14,15,17; 10:5 Ⅰヨハネ4:2,3  Ⅱヨハネ1:7

Ⅰ 言は肉となって、わたしたちの間に宿られた

ヨハネ1:14 

καὶ ὁ λόγος σὰρξ ἐγένετο καὶ ἐσκήνωσεν ἐν ἡμῖν, καὶ ἐθεασάμεθα τὴν δόξαν αὐτοῦ, δόξαν ὡς μονογενοῦς παρὰ πατρός, πλήρης χάριτος καὶ ἀληθείας.

口語訳聖書

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり

子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。

ヨハネ1:1

ἐν ἀρχῇ ἦν ὁ λόγος, καὶ ὁ λόγος ἦν πρὸς τὸν θεόν, καὶ θεὸς ἦν ὁ λόγος.

口語訳聖書

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

マタイ1:16 

᾽Ιακὼβ δὲ ἐγέννησεν τὸν ᾽Ιωσὴφ τὸν ἄνδρα Μαρίας, ἐξ ἧς ἐγεννήθη ᾽Ιησοῦς ὁ λεγόμενος Χριστός

口語訳聖書

ヤコブはマリヤの夫ヨセフの父であった。このマリヤからキリストといわれるイエスがお生れになった。

ロマ1:3

περὶ τοῦ υἱοῦ αὐτοῦ τοῦ γενομένου ἐκ σπέρματος δαυὶδ κατὰ σάρκα,

口語訳聖書

御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、

ロマ1:4

τοῦ ὁρισθέντος υἱοῦ θεοῦ ἐν δυνάμει κατὰ πνεῦμα ἁγιωσύνης ἐξ ἀναστάσεως νεκρῶν, ἰησοῦ χριστοῦ τοῦ κυρίου ἡμῶν,

口語訳聖書

聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。

ロマ9:5

δι᾽ οὖ ἐλάβομεν χάριν καὶ ἀποστολὴν εἰς ὑπακοὴν πίστεως ἐν πᾶσιν τοῖς ἔθνεσιν ὑπὲρ τοῦ ὀνόματος αὐτοῦ,

口語訳聖書

また父祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストもまた彼らから出られたのである。万物の上にいます神は、永遠にほむべきかな、アァメン。 

Ⅰテモテ3:16 

καὶ ὁμολογουμένως μέγα ἐστὶν τὸ τῆς εὐσεβείας μυστήριον· ὃς ἐφανερώθη ἐν σαρκί, ἐδικαιώθη ἐν πνεύματι, ὤφθη ἀγγέλοις, ἐκηρύχθη ἐν ἔθνεσιν, ἐπιστεύθη ἐν κόσμῳ, ἀνελήμφθη ἐν δόξῃ.

口語訳聖書

確かに偉大なのは、この信心の奥義である、/「キリストは肉において現れ、/霊において義とせられ、/御使たちに見られ、/諸国民の間に伝えられ、/世界の中で信じられ、/栄光のうちに天に上げられた」。

Ⅰコリント15:47 

ὁ πρῶτος ἄνθρωπος ἐκ γῆς χοϊκός, ὁ δεύτερος ἄνθρωπος ἐξ οὐρανοῦ.

口語訳聖書

第一の人は地から出て土に属し、第二の人は天から来る。

「そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った」。(ヨハネ1:14 口語訳聖書) 「宿る σκηνόω」は「天幕を張る」の意味。初めにあり、神と共にあり、神であった(ヨハネ1:1)「ことば λόγος」は「肉体」となって人の地に宿られた(天幕を広げられた)。

神の御子イエス・キリストは「肉」においては「ダビデの子孫」(ロマ1:4)としてヨセフとマリヤの子として生まれ、(マタイ1:16) 霊においては「死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められ」(ロマ1:4)「栄光のうちに天に上げられた」。(Ⅰテモテ3:16 )「これがわたしたちの主イエス・キリストである。」(ロマ1:4  口語訳聖書)

Ⅱ 死を滅ぼすため

ガラテヤ4:4

ὅτε δὲ ἦλθεν τὸ πλήρωμα τοῦ χρόνου, ἐξαπέστειλεν ὁ θεὸς τὸν υἱὸν αὐτοῦ, γενόμενον ἐκ γυναικός, γενόμενον ὑπὸ νόμον,

口語訳聖書

しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。 

ピリピ2:6

ὃς ἐν μορφῇ θεοῦ ὑπάρχων οὐχ ἁρπαγμὸν ἡγήσατο τὸ εἶναι ἴσα θεῶ,

口語訳聖書

キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、

ピリピ2:7

ἀλλὰ ἑαυτὸν ἐκένωσεν μορφὴν δούλου λαβών, ἐν ὁμοιώματι ἀνθρώπων γενόμενος· καὶ σχήματι εὑρεθεὶς ὡς ἄνθρωπος

口語訳聖書

かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、

ピリピ2:8

ἐταπείνωσεν ἑαυτὸν γενόμενος ὑπήκοος μέχρι θανάτου, θανάτου δὲ σταυροῦ.

口語訳聖書

おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。 

ピリピ2:9 

διὸ καὶ ὁ θεὸς αὐτὸν ὑπερύψωσεν καὶ ἐχαρίσατο αὐτῶ τὸ ὄνομα τὸ ὑπὲρ πᾶν ὄνομα,

口語訳聖書

それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。

ヘブル2:11

ὁ τε γὰρ ἁγιάζων καὶ οἱ ἁγιαζόμενοι ἐξ ἑνὸς πάντες· δι᾽ ἣν αἰτίαν οὐκ ἐπαισχύνεται ἀδελφοὺς αὐτοὺς καλεῖν,

口語訳聖書

実に、きよめるかたも、きよめられる者たちも、皆ひとりのかたから出ている。それゆえに主は、彼らを兄弟と呼ぶことを恥とされない。 

ヘブル2:14 

ἐπεὶ οὗν τὰ παιδία κεκοινώνηκεν αἵματος καὶ σαρκός, καὶ αὐτὸς παραπλησίως μετέσχεν τῶν αὐτῶν, ἵνα διὰ τοῦ θανάτου καταργήσῃ τὸν τὸ κράτος ἔχοντα τοῦ θανάτου, τοῦτ᾽ ἔστιν τὸν διάβολον,

口語訳聖書

このように、子たちは血と肉とに共にあずかっているので、イエスもまた同様に、それらをそなえておられる。それは、死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、

ヘブル2:15

καὶ ἀπαλλάξῃ τούτους, ὅσοι φόβῳ θανάτου διὰ παντὸς τοῦ ζῆν ἔνοχοι ἦσαν δουλείας.

口語訳聖書

死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つためである。

ヘブル2:17

ὅθεν ὤφειλεν κατὰ πάντα τοῖς ἀδελφοῖς ὁμοιωθῆναι, ἵνα ἐλεήμων γένηται καὶ πιστὸς ἀρχιερεὺς τὰ πρὸς τὸν θεόν, εἰς τὸ ἱλάσκεσθαι τὰς ἁμαρτίας τοῦ λαοῦ·

口語訳聖書

そこで、イエスは、神のみまえにあわれみ深い忠実な大祭司となって、民の罪をあがなうために、あらゆる点において兄弟たちと同じようにならねばならなかった。

ヘブル10:5 

διὸ εἰσερχόμενος εἰς τὸν κόσμον λέγει, θυσίαν καὶ προσφορὰν οὐκ ἠθέλησας, σῶμα δὲ κατηρτίσω μοι·

口語訳聖書

それだから、キリストがこの世にこられたとき、次のように言われた、「あなたは、いけにえやささげ物を望まれないで、わたしのために、からだを備えて下さった。(口語訳聖書)

「言〔ロゴスλόγος〕は、「時の満ちるに及んで」(ガラテヤ4:4)、「神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられ」(ピリピ2:6,7)、肉体となり、わたしたちのうちに宿った」(ヨハネ1:14)のは、御子イエス・キリストを「律法の下に生れさせて」、「死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし」(ヘブル2:14)、「死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つためで」あった。(ヘブル2:15)「そこで、イエスは、神のみまえにあわれみ深い忠実な大祭司となって、民の罪をあがなうために、あらゆる点において兄弟たちと同じようにならねばならなかった」(ヘブル2:17 10:5)「それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった」(ピリピ2:9)のである。

Ⅳ イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊

Ⅰヨハネ4:2

ἐν τούτῳ γινώσκετε τὸ πνεῦμα τοῦ θεοῦ· πᾶν πνεῦμα ὃ ὁμολογεῖ ἰησοῦν χριστὸν ἐν σαρκὶ ἐληλυθότα ἐκ τοῦ θεοῦ ἐστιν,

口語訳聖書

あなたがたは、こうして神の霊を知るのである。すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、

Ⅰヨハネ4:3 

καὶ πᾶν πνεῦμα ὃ μὴ ὁμολογεῖ τὸν ἰησοῦν ἐκ τοῦ θεοῦ οὐκ ἔστιν· καὶ τοῦτό ἐστιν τὸ τοῦ ἀντιχρίστου, ὃ ἀκηκόατε ὅτι ἔρχεται, καὶ νῦν ἐν τῶ κόσμῳ ἐστὶν ἤδη.

口語訳聖書

イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。これは、反キリストの霊である。あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世にきている。

Ⅱヨハネ1:7

ὅτι πολλοὶ πλάνοι ἐξῆλθον εἰς τὸν κόσμον, οἱ μὴ ὁμολογοῦντες ἰησοῦν χριστὸν ἐρχόμενον ἐν σαρκί· οὖτός ἐστιν ὁ πλάνος καὶ ὁ ἀντίχριστος.

口語訳聖書

なぜなら、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白しないで人を惑わす者が、多く世にはいってきたからである。そういう者は、惑わす者であり、反キリストである。

「イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり」(Ⅰヨハネ4:2)、「イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているもの」(Ⅰヨハネ4:3)ではなく、「反キリストの霊」(Ⅰヨハネ4:3)、「惑わす者」(Ⅱヨハネ1:7)である。

(聖書研究ノート 00109-43-1-14-1 「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」 ヨハネ1:14) 

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