G410 ἀνέγκλητος アネンクれートㇲ anegklētos {an-eng‘-klay-tos} 責められるところのない
〔品詞〕形容詞
〔語源〕α否定+ἐγκαλέω訴える
〔意味〕非難のうちどころのない、咎めようのない
〔使用頻度〕5回
Ⅰ 責められるところのない者にしてくださる
①神
Ⅰコリント1:8
ὃς καὶ βεβαιώσει ὑμᾶς ἕως τέλους , ἀνεγκλήτους ἐν τῇ ἡμέρᾳ τοῦ κυρίου ἡμῶν Ἰησοῦ { χριστοῦ ⬪ [ χριστοῦ ] } .
口語訳聖書
主もまた、あなたがたを最後まで堅くささえて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、責められるところのない者(ἀνέγκλητος)にして下さるであろう。
②御子イエス
コロサイ1:22
νυνὶ δὲ ἀποκατήλλαξεν ἐν τῶ σώματι τῆς σαρκὸς αὐτοῦ διὰ τοῦ θανάτου, παραστῆσαι ὑμᾶς ἁγίους καὶ ἀμώμους καὶ ἀνεγκλήτους κατενώπιον αὐτοῦ,
口語訳聖書
しかし今では、御子はその肉のからだにより、その死をとおして、あなたがたを神と和解させ、あなたがたを聖なる、傷のない、責められるところのない者(ἀνέγκλητος)として、みまえに立たせて下さったのである。
Ⅱ 教会に仕える者
①長老
テトス1:6
εἴ τίς ἐστιν ἀνέγκλητος, μιᾶς γυναικὸς ἀνήρ, τέκνα ἔχων πιστά, μὴ ἐν κατηγορίᾳ ἀσωτίας ἢ ἀνυπότακτα.
口語訳聖書
長老は、責められる点がなく(ἀνέγκλητος)、ひとりの妻の夫であって、その子たちも不品行のうわさをたてられず、親不孝をしない信者でなくてはならない。
②監督
テトス1:7
δεῖ γὰρ τὸν ἐπίσκοπον ἀνέγκλητον εἶναι ὡς θεοῦ οἰκονόμον, μὴ αὐθάδη, μὴ ὀργίλον, μὴ πάροινον, μὴ πλήκτην, μὴ αἰσχροκερδῆ,
口語訳聖書
監督たる者は、神に仕える者として、責められる点がなく(ἀνέγκλητος)、わがままでなく、軽々しく怒らず、酒を好まず、乱暴でなく、利をむさぼらず、
③執事
Ⅰテモテ3:10
καὶ οὖτοι δὲ δοκιμαζέσθωσαν πρῶτον, εἶτα διακονείτωσαν ἀνέγκλητοι ὄντες.
口語訳聖書
彼らはまず調べられて、不都合なことがなかったなら(ἀνέγκλητος)、それから執事の職につかすべきである。