心のデボーション513

デボーション1
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心のデボーション5121

「既に置きたる基のほかは誰も据うること能はず、この基は即ちイエス・キリストなり。」 1コリント3:11  大Ⅰペテロ3:12  正文語訳聖書

「なぜなら、すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである。」 口語訳聖書

 「イエス・キリストの土台」

あなたがたは「神の畑であり、神の建物である」。(Ⅰコリント3:8)使徒たちは「神から賜わった恵みによって、わたしは熟練した建築師のように、土台をすえた」。「すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである」。(Ⅰコリント3:11) イエス・キリスト以外の土台を持ち込む者は偽教師である。

(心のデボーション5121)

心のデボーション5122

「ヱホバ彼がきたり觀んとするを見たまふ即ち神棘の中よりモーセよモーセよと彼をよびたまひければ我ここにありといふに」 出エジプト3:4

「主は彼がきて見定めようとするのを見、神はしばの中から彼を呼んで、「モーセよ、モーセよ」と言われた。彼は「ここにいます」と言った。」 口語訳聖書

 「神の山ホレブ」

モーセは神の山ホレブで燃える柴の中から自分を呼ぶ神の声を聴いた。このモーセの山はシナイ半島にあるジェベル・ムーサの峰ではないかと思われる。山の麓に、サンタ・カタリナと呼ばれる世界最古の修道院が建っている。その城壁の内側に小さな白い御堂があり、そこで一生を終えた、何百という修道士の遺骸がうずたかく積まれている。ここではモーセ以来「神の声を聴く」、ただその一事のためにだけ時が存在しているかのようである。

(心のデボーション5122)

心のデボーション5123

「神むかしは預言者等により、多くに分ち、多くの方法をもて先祖たちに語り給ひしが、」 ヘブル1:1 大正文語訳聖書

「神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、」 口語訳聖書

 「御言葉」

「神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られ」、預言者たちは「救については、あなたがたに対する恵みのことを、たずね求め、かつ、つぶさに調べ」、「それは、いつの時、どんな場合をさしたのかを、調べ」、「彼らは、自分たちのうちにいますキリストの霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光とを、あらかじめあかしした」。(へブル1:1  Ⅰペテロ1:10-11)「たずね求め、かつ、つぶさに調べἐξεζήτησαν καὶ ἐξηραύνησαν」。「尋ね求めἐκζητέω」は「深く求める、探求する」、「つぶさに調べἐξεραυνάω」は「細かく丹念に調べる、綿密に調査し、探索する」の意である。神のことばは「たずね求め、かつ、つぶさに調べる」ことによって証されるべきものである。

(心のデボーション5123)

心のデボーション5124  

「この故に我らはキリストの教の初歩に止ることなく、再び死にたる行爲の悔改と神に對する信仰との基、」 へブル6:1 大正文語訳聖書

「そういうわけだから、わたしたちは、キリストの教の初歩をあとにして、完成を目ざして進もうではないか。今さら、死んだ行いの悔改めと神への信仰、」 口語訳聖書

 「ねむり病」

渋柿はリンゴと一緒にビニール袋に入れておくと渋が抜ける。リンゴから出るエチレンが柿を早く成熟させるのだ。まだ花の開かないカーネーションをリンゴの貨車で送ると、カーネーションはエチレンの影響で自分がもう咲き終わったとカン違いして、つぼみのまま、しぼんでしまうことがあり、これをカーネーションの「ねむり病」というそうである。あまり急いで成熟をうながされると、子どもは自分の人生は終わったとカン違いして、「ねむり病」にかかるのかもしれない。

(心のデボーション5124)

心のデボーション5125

「それ主の目は義人の上にとどまり、 その耳は彼らの祈にかたむく。 されど主の御顏は惡をおこなふ者に向ふ」 Ⅰペテロ3:12  大正文語訳聖書

「主の目は義人たちに注がれ、/主の耳は彼らの祈にかたむく。しかし主の御顔は、悪を行う者に対して向かう」 口語訳聖書

 「グレンダロッホ修道院」

アイルランドのグレンダロッホ修道院(Glendalough Monastery)は世界でもっとも静寂な地に建つ修道院として知られる。そのことが知られるとヨーロッパ中から多くの巡礼者が訪れ、街には7つの教会が建ち、栄えた。するとその富を狙ってアイルランドはバイキングの侵略をうけ、多くの修道院が破壊された。破壊をまぬがれたグレンダロッホの初期教会群」には侵略者の襲撃を見張るための石組みの高いランドタワーが残されている。世界で一番静寂な場所にふさわしくない塔であった。

「静寂」は、祈りに「主の目が注がれ」、その耳が「かららの耳に傾けられる」所にある。()

(心のデボーション5125)

心のデボーション5126

「わが兄弟よ、なんぢら各樣の試錬に遭ふとき、只管これを歡喜とせよ。」 ヤコブ1:2  大正文語訳聖書

「わたしの兄弟たちよ。あなたがたが、いろいろな試錬に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい。」 口語訳聖書

 「試練にはまり込む時」

「いろいろな試錬に会った場合ὅταν πειρασμοῖς περιπέσητε ποικίλοις」。(ヤコブ1:2) 「会うπεριπίπτω」は「陥る、はまり込む」の意。いつの間にか、知らずして陥ってしまう「さまざまな試練」がある。その時は「むしろ非常に喜ばしいことと思いなさい」。「信仰がためされることによって、忍耐が生み出され、なんら欠点のない、完全な、でき上がった人となる」からである。「忍耐力を十分に働かせるがよい」。(ヤコブ1:3-4)

(心のデボーション5126)

心のデボーション5127

「兄弟よ、我らの主イエス・キリストの名に頼りて汝らに勸む、おのおの語るところを同じうし、分爭する事なく、同じ心おなじ念にて全く一つになるべし」 Ⅰコリント1:10  大正文語訳聖書

「さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの名によって、あなたがたに勧める。みな語ることを一つにして、お互の間に分争がないようにし、同じ心、同じ思いになって、堅く結び合っていてほしい。」 口語訳聖書

 「キリストの心」

急速に成長するコリントの教会には、「仲間割れ」の危険があった。いつも、同じ気分でいないとはじき出されてしまいそうな親しさには、注意する必要がある。無意識のうちに仲間以外の人を除外する雰囲気が生まれる。「同じ心、同じ判断」を保つとは、互いが心の中心に「キリスト」をおくことからくる。対立がない仲間よりも、和解のできる仲間でありたい。

(心のデボーション5127)

心のデボーション5128

「天が下の萬の事には期あり 萬の事務には時あり」 伝道3:1 明治元訳聖書

「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある」 口語訳聖書

 「時をたがへざれ」

「土民二六時中になすわざは猶以大切なり。田をかへす時々、物種を取置時々、蒔時の、耕作の時々、やしなひの時々、かり取つまむ時分、みな時をたがへざるものなり」。(「百姓伝記」古島敏夫校注 岩波文庫1977/4)

伝道者は「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある」という。「時を知る者」は「業を知る」。「時をたがえる者の業」は災いである。

(心のデボーション5128)

心のデボーション5129

「なんぢは祈るとき、己が部屋にいり、戸を閉ぢて隱れたるに在す汝の父に祈れ。さらば隱れたるに見給ふなんぢの父は報い給はん」 マタイ6:6 大正文語訳聖書

「あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いてくださるであろう。」 口語訳聖書

 「ひなおらび」

小鳥のヒナが母鳥からエサをもらおうと、大きく口をあけてにぎやかにさえずるのを「ひなおらび」という。「おらぶ」は大声で叫ぶこと。祈りは時々「ひなおらび」だ。ただ、ききわけもなくさわぎたてる。「同じことを、くり返して、ことば数が多ければ聞かれる」というのではなく、ただ神を慕っているのである。

(心のデボーション5129)

心のデボーション5130

「即ち父なる神の預じめ知り給ふところに隨ひて、御靈の潔により柔順ならんため、イエス・キリストの血の灑を受けんために選ばれたる者に贈る。願はくは恩惠と平安と汝らに増さんことを。」 Ⅰペテロ1:2  大正文語訳聖書

「すなわち、イエス・キリストに従い、かつ、その血のそそぎを受けるために、父なる神の予知されたところによって選ばれ、御霊のきよめにあずかっている人たちへ。恵みと平安とが、あなたがたに豊かに加わるように。」 口語訳聖書

 「万事を益となる」

「父なる神の予知されたところによって選ばれ、御霊のきよめにあずかっている人たち」は「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを」知る。(ロマ8:28) 神は、「あらかじめ定めた者たちを更に召し、召した者たちを更に義とし、義とした者たちには、更に栄光を与えて下さる」のである。(ロマ8:30)

(心のデボーション5130)

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