心のデボーション492

デボーション1
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心のデボーション4911

「空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に收めず、然るに汝らの天の父は、これを養ひたまふ。汝らは之よりも遙に優るる者ならずや。」 マタイ6:26  大正文語訳聖書

「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。」 口語訳聖書

 「海を渡る蝶」

イチモンジセセリという蝶は前翅長は約20mmの小さな蝶だが、大群で海を渡ることで知られる。途中で疲れると、海に浮いて休息する。蝶の羽は鱗粉でおおわれているので水をはじき、蝶は片方の羽を海面につけて浮かぶそうである。イチモンジジャセリが何故海を渡るのかはわかっていない。いのちの営みには驚くべき知恵と不思議に満ちている。

(心のデボーション4911)

心のデボーション4912

「睦じうして一塊の乾けるパンあるは あらそひありて宰れる畜の盈たる家に愈る」 箴言17:1  明治元訳聖書

「平穏であって、ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、争いがあって、食物の豊かな家にまさる。」 口語訳聖書

「あらそいの家」
おとうさんと おかあさんが けんかすると 
わたしのからだは こおりそうになる              
どこか ふかい あなのなかへ                 
ひとりで おちていくような きがする
わたしが だれなのか わからなくなる  
(たかはし けいこ)

この子は「ごちそう」はあっても「争いに満ちた家」にいて、心が凍りつき、自分が「だれなのか わからなっている」。

(心のデボーション4912)

心のデボーション4913

「絶えず汝らのために感謝し、わが祈のうちに汝らを憶え、」 エペソ1:16  大正文語訳聖書

「わたしの祈のたびごとにあなたがたを覚えて、絶えずあなたがたのために感謝している。」 口語訳聖書

 「あなたがたを覚えて」

パウロは「祈のたびごとに」、離れたところにいる教会の兄弟姉妹を「心に覚え、神に感謝」した。(エペソ1:16) 「心に覚えμνεία」は「思い起こす」の意。その反対は「amnesia忘却」で、amnesiaはギリシャ語ἀμνησίαに由来し、「記憶喪失」である。祈りを忘れると、信仰の記憶喪失がおこり、兄弟姉妹を忘却し、神への感謝も遠のく。

(心のデボーション4913)

心のデボーション4914

「神我をして吾父の家を離れて周遊しめたまへる時に當りて我彼に爾我等が至る處にて我を爾の兄なりと言へ是は爾が我に施す恩なりと言たり」 創世20:13  明治元訳聖書

「神がわたしに父の家を離れて、行き巡らせた時、わたしは彼女に、あなたはわたしたちの行くさきざきでわたしを兄であると言ってください。これはあなたがわたしに施す恵みであると言いました」 口語訳聖書

 「イランの涙」

テレビで「イランの涙」ということばを聞いた。イランには古くから「涙の壷」というガラスの器がある。夫や恋人を戦場にとられた女性が、そのさみしさから流される涙をためておく。戦場から帰った兵士は涙の量によって、妻や恋人の愛の深さを知ったということである。これを聞いて「水でも入れておけばわからないわヨ、バカみたい」というのが現代のギャルで、「涙の壷」を隠しもつべきは男性かもしれない。

(心のデボーション4914)

心のデボーション4915

「ヱホバよ起たまへ 神よ手をあげたまへ 苦しむものを忘れたまふなかれ」 詩篇10:12  明治元訳聖書

「主よ、立ちあがってください。神よ、み手をあげてください。苦しむ者を忘れないでください。」 口語訳聖書

 「アムネスティ・インターナショナル」

「国際人権NGOアムネスティ」は「人権侵害のない世の中を願う市民の輪」として活動を続けている。Amnesutyはギリシャ語ἄμνηστος(α否定+ μνῆστις記憶)、すなわち「忘却」に由来する。「自由を奪われ、その存在すら消されよとしている人々を忘れないために」始められた運動である。忘れてはいけない虐げられた人々がいる。

(心のデボーション4913参照)

(心のデボーション4915)

心のデボーション4916

「願はくは平和の神なんぢら衆と偕に在さんことを、アァメン。」 ロマ15:33  大正文語訳聖書

「どうか、平和の神があなたがた一同と共にいますように、アァメン。」 口語訳聖書

 「ラッセル・アインシュタイン宣言」

アインシュタイン博士は晩年に自らの原子力に関する研究が、第二次世界大戦の原子爆弾開発競争につながったことに苦しみ、1955年4月11日、哲学者バートランド・ラッセルとともに「核兵器廃絶と根絶、核や科学技術の平和利用」を訴える「ラッセル・アインシュタイン宣言」に署名した。宣言には当時の高名な科学者11人が連名で署名した。(11名のうち一人を除いて全員がノーベル賞受賞者で、署名には日本の湯川秀樹も含まれている)。

(心のデボーション49116

心のデボーション4917

「なんぢ御言を宣傳へよ、機を得るも機を得ざるも常に勵め、寛容と教誨とを盡して責め、戒め、勸めよ。」 Ⅱテモテ4:2  大正文語訳聖書

「御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な心でよく教えて、責め、戒め、勧めなさい。」 口語訳聖書

 「泥魚」

中国には「泥魚」と呼ばれる魚がいるという。日照りが続いて川が枯れると、この魚は泥で体をつつみ、じっと時を待つ。やがて雨期になって、水が満ちてくると泥の中から躍り出る。同じようにして砂漠に生きる魚もいる。泥魚にとって、水があれば泳ぎ、なくなればさっさと泥に潜る、ただそれだけのことに違いない。時を生きる泥魚には「不遇の時」というものは存在しないのである。

(心のデボーション4917)

心のデボーション4918

「主よわれ今なにをかまたん わが望はなんぢにあり」 詩篇39:7  明治元訳聖書

「主よ、今わたしは何を待ち望みましょう。わたしの望みはあなたにあります。」 口語訳聖書

 「願望」

バーナードショウは「人生には二つの悲劇がある。一つは願望が達成されないこと、他の一つは、それが達成されることである」と言った。だが、この言葉は逆の読み方ができる。「人生には二つの喜劇がある。一つは願望が達成されないこと、他の一つは、それが達成されることである」。

(心のデボーション4918)

心のデボーション4919

「汝は施濟をなすとき、右の手のなすことを左の手に知らすな」 マタイ6:3 大正文語訳聖書

「あなたは施しをする場合、右の手のしていることを左の手に知らせるな。」 口語訳聖書

 「右手」

「右 δεξιός」は「δέχω指す」から来たことば。「右手」は指示し、行為する手である。「施し」を実施する手である。だが、ことさらに隠そうとすると、かえって目立つ。自分も気づかぬうちにし遂げてしまうがよい。 

(心のデボーション4919)

心のデボーション4920

「神の義はその福音のうちに顯れ、信仰より出でて信仰に進ましむ。録して『義人は信仰によりて生くべし』とある如し。」 ロマ1:17  大正文語訳聖書

「神の義は、その福音の中に啓示され、信仰に始まり信仰に至らせる。これは、「信仰による義人は生きる」と書いてあるとおりである。」 口語訳聖書

 「信仰に始まり信仰に至らせる」

神の義は、その福音の中に啓示され、信仰に始まり信仰に至らせるδικαιοσύνη γὰρ θεοῦ ἐν αὐτῶ ἀποκαλύπτεται ἐκ πίστεως εἰς πίστιν」。神の義は「信仰に始まってさらに高い信仰へと向上する信仰を通して現わされる」。(祥訳聖書 いのちのことば社)「信仰」は「福音に対する信仰」にはじまり、「さらに高い信仰」に至らさせる。

(心のデボーション4920)

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