心のデボーション442

デボーション1
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心のデボーション4411

「即ち汝等おのおの『我はパウロに屬す』『われはアポロに』『我はケパに』『我はキリストに』と言ふこれなり。」 Ⅰコリント1:12  大正文語訳聖書

「はっきり言うと、あなたがたがそれぞれ、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケパに」「わたしはキリストに」と言い合っていることである。」 口語訳聖書

 「党派心」

コリントの教会には信仰の党派心の問題があった。彼らは「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケパに」「わたしはキリストに」と言い合っていた。(Ⅰコリント1:12) 「党派心ἐριθεία」とは「自己中心的な策動」のことである。パウロ、アポロ、ケパに加えて、ある者は自己中心的な策動から「キリストに属する」と主張した。党派心からの信仰は「真理に従わないで不義に従う」。(ロマ2:8)

(心のデボーション4411)

心のデボーション4412

「我が子よわが法を忘るるなかれ 汝の心にわが誡命をまもれ」 箴言3:1  明治元訳聖書

「わが子よ、わたしの教を忘れず、わたしの戒めを心にとめよ。」 口語訳聖書

 「小さなキバ」

鼻のない子象バハティに小さなキバがはえました。闘うには小さく、八重歯のような白いキバです。ハバティが母親の乳をさぐると、小さなキバが乳房を傷つけます。母親はそれを嫌がってハバティを退けます。しかたなくハバティは自分で草を食べることを学びます。神は子どもにも「小さなキバ」を与えます。それが向けられたら母親は可愛くても子どもを自分から離さなければなりません。

(心のデボーション4412)

心のデボーション4413

「我らの書き贈ることは、汝らの讀むところ知る所の他ならず。」 Ⅱコリント1:13  大正文語訳聖書

「わたしたちが書いていることは、あなたがたが読んで理解できないことではない。それを完全に理解してくれるように、わたしは希望する。」 口語訳聖書

 「完全な理解」

神の御言葉は、聖霊の解き明かしにより、たとえ、異邦人であっても、「読んで理解できないことではない」。(Ⅱコリント1:13) 一つの御言葉を理解することは、それにより、御言葉全体の「完全な理解ἐπιγινώσκω」を約束される。「完全な理解ἐπιγινώσκω」は「終りまで知りつくす、最後まで目撃する、完全に見分ける」の意である。

(心のデボーション4413)

心のデボーション4414

「地に四の物あり微小といへども最智し」 箴言30:24  明治元訳聖書

「この地上に、小さいけれども、非常に賢いものが四つある。」 口語訳聖書

 「ごまめのはぎしり」

ごまめはカタクチイワシの幼魚を乾かしたものであるが、気のどくな魚である。力もないのにやたらといきりたつのを「ごまめのはぎしり」といわれ、不相応にすぐれた人々の間にまじるのを「ごまめの魚交(ととまじり)」と引きあいにされる。しかし、箴言は「小さいもの」を応援して、彼らは「知恵者中の知恵者だ」と励ます。こうしてみれば、「ごまめのはぎしり」も「ごまめの魚交」も、知恵の中の知恵かもしれない。

(心のデボーション4414)

心のデボーション4415

「我は人より之を受けず、また教へられず、唯イエス・キリストの默示に由れるなり。」 ガラテヤ1:12  大正文語訳聖書

「わたしは、それを人間から受けたのでも教えられたのでもなく、ただイエス・キリストの啓示によったのである。」 口語訳聖書

 「福音を受ける」

福音は誰から伝えられたとしても、「人間から受けたのでも、教えられたのでもない」(ガラテヤ1:12)、「ただイエス・キリストの啓示によった」のである。福音を解き明かし、受け入れる(παραλαμβάνω「(配偶者を)受け入れる、わがものにする」)ように、あなたを整えられたのは聖霊である。

(心のデボーション4415)

心のデボーション4416

「我らは、凡ての事を御意の思慮のままに行ひたまふ者の御旨によりて預じめ定められ、キリストに在りて神の産業とせられたり。」 エペソ1:11  大正文語訳聖書

「わたしたちは、御旨の欲するままにすべての事をなさるかたの目的の下に、キリストにあってあらかじめ定められ、神の民として選ばれたのである。」 口語訳聖書

 「神の目的の下に」

神の「御旨の欲するままにすべての事を」行うのは人ではない。その「目的の下κατὰ τὴν βουλὴν」におられるキリストである。キリストが内にあって、神の欲せられる御旨に従い、すべての事をあなたの内に為さしめ給うのである。

(心のデボーション4416)

心のデボーション4417

「かれらがくちびるの言はその口のつみなり かれらは詛と虚偽とをいひいづるによりてその傲慢のためにとらへられしめたまへ」 詩篇59:12

「彼らの口の罪、そのくちびるの言葉のために彼らをその高ぶりに捕われさせてください。彼らが語るのろいと偽りのために」 口語訳聖書

 「口の罪」

ことばが犯す罪ほど癒しにくいものはない。思い返すたびに、ふさがりかけた傷口が開いてしまい、その度に傷をひろげさえする。詩人は、「口の罪ἁμαρτίαν στόματος」はそのまま出てきたところに戻り、その人に「取りつけばよい」と思う。しかし、たとえそうなったとしても、その心は晴れない。そこで彼は朝早く、神の恵みを「歌う」ことにした。ことばで受けた傷を癒すのは、神への歌だけだった。

(心のデボーション4417)

心のデボーション4418

「即ち我が縲絏のキリストの爲なることは、近衞の全營にも、他の凡ての人にも顯れ、」 ピリピ1:13  大正文語訳聖書

「すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、」 口語訳聖書

 「縲絏(るいせつ)」

パウロはキリストの故に投獄された。(ピリピ1:13) 大正文語訳聖書は「我が縲絏のキリストの爲なること」と訳し、「縲絏(るいせつ)」を「なわめ」と読ませる。「縲絏」の「縲」は「罪人を縛る黒い縄」、「絏」は「つなぐ」の意である。パウロは、「恥ずべき罪人の縄目」に繋がれた。だが、パウロが繋がれたのは「福音」のための「栄光の縄目」であることが「兵営全体」に伝わった。

(心のデボーション4418)

心のデボーション4419

「ただ然り然り、否否といへ、之に過ぐるは惡より出づるなり」 マタイ5:37 大正文語訳聖書

「あなたがたの言葉は、ただ、しかり、しかり、否、否、であるべきだ。それ以上に出ることは、悪から来るのである。」 口語訳聖書

「BE A HERO 勇者であれ」
  Above all things , be a hero. Say No when you must say No, and Yes when you must say Yes. Be not afraid of the faces of men. They can never be stronger than God; and if they crush you, God will crush them.

 勇者であれ(訳文)
「何はともあれ勇者となりなさい。否と言わなければならない場合には否と言うべきである。然りと言わなければならない場合には然りと言うべきである。人の顔を恐れてはならない。人は神より強い存在ではありえない。彼らがもし汝を押し潰すならば、神は彼らを押し潰し給うであろう。」(内村鑑三「聖書之研究」大正14年12月十日号 晴読雨読より) 

(心のデボーション4419)

心のデボーション4420

「我らは御子に在りて贖罪すなはち罪の赦を得るなり。」 コロサイ1:14  大正文語訳聖書は

「わたしたちは、この御子によってあがない、すなわち、罪のゆるしを受けているのである。」 口語訳聖書

 「罪の赦し」

わたしたちは、「この御子によってあがない、すなわち、罪のゆるしを受けている」。(コロサイ1:14) アーメン、御子による罪の赦しは、内に新しいいのちが始まることを意味する。二度とその罪を犯さない決意とともにキリストにあるいのちである。

(心のデボーション4420)

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