心のデボーション436

デボーション1
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心のデボーション4351

「また御使たちに就きては 『神は、その使たちを風となし、 その事ふる者を焔となす』 と言ひ給ふ。」 へブル1:7  大正文語訳聖書

「また、御使たちについては、「神は、御使たちを風とし、風ご自分に仕える者たちを炎とされる」と言われているが、」 口語訳聖書

 「風と炎」

本節は詩篇104:4からの引用である。神は御使いを、どの方角からも自在に動く(ヨハネ3:8)風とし、「風の翼に乗りあるかれる」。(詩篇104:3) 神に仕える者を「焼き尽くす炎」とされる。しかし、その働きは御子の足元にも及ばない。(へブル1:8)

(心のデボーション4351)

心のデボーション4352

「斯くのごとく御靈も我らの弱を助けたまふ。我らは如何に祈るべきかを知らざれども、御靈みづから言ひ難き歎をもて執成し給ふ。」 ロマ8:26  大正文語訳聖書

「御霊もまた同じように、弱いわたしを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。」 口語訳聖書

 「手をかす」

「助けるσυναντιλαμβάνομαι」は「一緒に、代わって、受けとる」という三つからなる。御霊は、私と一緒に、私に代わって、私の弱さを受けとってくださる。どう祈ったらよいかわからない時にも、祈りを教えてくださる。祈りにおいて私たちは悩む人と一緒になり、彼に代わって悩みを受けとり、手をかすことができる。

(心のデボーション4352)

心のデボーション4353

「斯かる人は二心にして、凡てその歩むところの途定りなし。」 ヤコブ1:8  大正文語訳聖書

「そんな人間は、二心の者であって、そのすべての行動に安定がない。」 口語訳聖書

 「二心の者」

「二心δίψυχος」は「δίς二重+ψυχή魂」からなり、「二心、どっちつかずの」の意。魂が分裂してゆれ動くので、「すべての行動に安定がない」。(ヤコブ1:8)

(心のデボーション4353)

心のデボーション4354

「ねがはくは惡きものの曲事をたちて義しきものを堅くしたまへ ただしき神は人のこころと腎とをさぐり知たまふ」 詩篇7:8  明治元訳聖書

「主はもろもろの民をさばかれます。主よ、わたしの義と、わたしにある誠実とに従って、わたしをさばいてください。」 口語訳聖書

 「心と思いを調べる」

自分が人の心をえぐるようなひどい言葉を口にしたことがわからない時がある。そんな時には、自分自身の深い感情に気づいていないのかもしれない。自分を知るということは、自分が今抱いている感情に気づくことである。詩人にとって信仰は、「心と思い」の両方に向けられるべきものであった。神は、人の内的、外的な感情を探られ、それを整えられる。自分の気持ちが良くわかるようになれば、人の感情を上手に受け止めることもできる。

(心のデボーション4354)

心のデボーション4355

「汝らの信仰の驗は、壞つる金の火にためさるるよりも貴くして、イエス・キリストの現れ給ふとき譽と光榮と尊貴とを得べきなり。」 Ⅰペテロ1:7  大正文語訳聖書

「こうして、あなたがたの信仰はためされて、火で精錬されても朽ちる外はない金よりもはるかに尊いことが明らかにされ、イエス・キリストの現れるとき、さんびと栄光とほまれとに変るであろう。」 口語訳聖書

 「鍛えられた信仰」

炉で鍛え上げられた金も、試練の炉で鍛えられ、「イエス・キリストの現れるとき、さんびと栄光とほまれとに変る信仰」にくらべれば、空しく朽ち果てるものでしかない。

(心のデボーション4355)

心のデボーション4356

「敬虔に兄弟の愛を、兄弟の愛に博愛を加へよ。」 Ⅱペテロ1:7  大正文語訳聖書

「信心に兄弟愛を、兄弟愛に愛を加えなさい。」 口語訳聖書

 「神の愛」

「信心(εὐσέβεια「敬虔、信仰深さ」)に兄弟愛(φιλαδελφία「兄弟姉妹愛」)を、兄弟愛(φιλαδελφία「兄弟姉妹愛」)に愛(ἀγάπη「神の愛」)を加えなさい」。(Ⅱペテロ1:7) 神の愛は兄弟愛を深め、兄弟愛の深まりは信仰を深める。

(心のデボーション4356)

心のデボーション4357

「我子ソロモンよ汝の父の神を知り完全心をもて喜び勇んで之に事へよヱホバは一切の心を探り一切の思想を暁りたまふなり汝もし之を求めなば之に遇ん然ど汝もし之を棄なば永く汝を棄たまはん」 Ⅰ歴代誌28:9  明治元訳聖書

「わが子ソロモンよ、あなたの父の神を知り、全き心をもって喜び勇んで彼に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いを悟られるからである。あなたがもし彼を求めるならば会うことができる。しかしあなたがもしかれを捨てるならば彼は長くあなたを捨てられるであろう。」 口語訳聖書

 「無神経」

神経質な人は意外と無神経なところがある。だからといって、どこが無神経なのか神経質になって考えるのはあまり意味のあることではない。自分にも無神経なところがあると認め、その思いを大切にしたらよい。主は私の心を探り、そのすべての思いの向かうところを読み取っていてくださる。無神経にもなれる自分を喜びたい。

(心のデボーション4357)

心のデボーション4358

「もし罪なしと言はば、是みづから欺けるにて眞理われらの中になし」 Ⅰヨハネ1:8  大正文語訳聖書

「もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。」 口語訳聖書

 「自分を欺く」

「欺くπλανάω」は「放浪させる、横道にそれる」の意。「罪がない」という者は自分を迷わせ、道を踏み外し、その魂はあてどなく彷徨う。罪をただしく知る者はあるべき自分(真理)を見出す。

(心のデボーション4358)

心のデボーション4359

「己が頭を指して誓ふな、なんぢ頭髮一筋だに白くし、また黒くし能はねばなり」 マタイ5:36 大正文語訳聖書

「また、自分の頭をさして誓うな。あなたは髪の毛一すじさえ、白くも黒くもすることができない。」 口語訳聖書

 「古代人の白髪染め」

エジプトでは数千年前から白髪染めの方法があった。ヘナというミソハギ科シコウカの常緑低木の葉を乾燥させて粉末にしたものが天然染料として用いられてきた。ヘナをそのまま使用すると、オレンジ系の色に染まってしまうため、他の染料を配合するなど、苦労した。古代ギリシャやローマでは、金髪に憧れて、灰汁を塗り長時間直射日光にさらしもした。この方法は髪が傷むため、良いとは言えなかった。古代から人は髪のことで涙ぐましい努力をする。現代は髪など一夜で、金にも青にも染められる。だが、人はその髪の一本も「白くも黒くも」できないことを忘れないことだ。

(心のデボーション4359)

心のデボーション4360

「かれらは惡をもてわが善にむくい恨をもてわが愛にむくいたり」 詩篇109:5  明治元訳聖書

「彼らは悪をもってわが善に報い、恨みをもってわが愛に報いるのです。」 口語訳聖書

 「恨みをもって愛に報いる」

愛はかならず愛をもって報いられず、しばしば「恨み」をもって報われる。それは、あまりにも悲しい。愛が間違っていたのではなく、愛を誤解したのかもしれない。詩篇は「その日を少なくし、その財産をほかの人にとらせ」(詩篇109:8)と語り、この言葉はイエスを裏切ったイスカリオテのユダに引用される。(使徒1:20)

(心のデボーション4360)

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