心のデボーション389

デボーション1
Generic selectors
完全一致
タイトルから
記事本文から
Post Type Selectors
Filter by Categories

心のデボーション3881

「われ來りて語らざりしならば、彼ら罪なかりしならん。されど今はその罪いひのがるべき樣なし。」 ヨハネ15:22 大正文語訳聖書

「もしわたしがきて彼らに語らなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし今となっては、彼らには、その罪について言いのがれる道がない。」 口語訳聖書

 「赤きは酒の咎」

「赤きは酒の咎」(出典「謡曲・大江山」)は、「顔色の赤いのは飲んだ酒が原因で、自分の責任ではない」という酒飲みの言訳。責任逃れの典型的な物言いである。言訳の通じない明らかな罪にも使われる。「弁解πρόφασις」は「目的、口実、名目、弁解」の意。(ヨハネ15:22)

(心のデボーション3881)

心のデボーション3882

「陰府と沈淪とは飽ことなく 人の目もまた飽ことなし」 箴言27:20  明治元訳聖書

「陰府と滅びとは飽くことなく、人の目もまた飽くことがない。」 口語訳聖書

 「ひかえめな求め」

チェスを発明した人に王様が何でも欲しいものを与えると約束した。王様の尊大な態度に発明者は「チェス盤のマス目に米を一粒、次のマス目には倍の二粒、次はその倍の四粒と、すべてのマス目に米粒をください」と求めた。欲のない話と王様は承知しましたが、後で計算してみると、最後のマス目には五千トン積みの貨物船三千百万隻分を必要とすることがわかった。ひかえめの求め(μετρίοτεης(ほどほど、適度、穏やかな、控え目)というのは、ときにこわい内容を含んでいる。(箴言27:20)

(心のデボーション3882)

心のデボーション3883

「活る人なんぞ怨言べけんや 人おのれの罪の罰せらるるをつぶやくべけんや」 哀歌3:39  明治元訳聖書

「生ける人はどうしてつぶやかねばならないのか、人は自分の罪の罰せられるのを、つぶやくことができようか。」 口語訳聖書

 「悪癖」

「生きている人間は、なぜつぶやくのか」。(哀歌3:39新改訳聖書) 「つぶやきγογγύζω」は「ぶつぶつ言う」の意で、太古から人間が親しんできた悪癖である。「我等みづからの行をしらべかつ省みてヱホバに歸るべし」(哀歌3:40)

(心のデボーション3883)

心のデボーション3884

「愛は隣を害はず、この故に愛は律法の完全なり」 ロマ13:10  大正文語訳聖書

「愛は隣り人に害を加えることはない。だから、愛は律法を完成するものである。」 口語訳聖書

 「言い争い」

一般に男性は話を聞くと、問題を解決してあげたがる傾向がある。それに対して、女性は話を聞いてもらうことで問題を解決したがる。そこから、男性と女性の「言い争い」がはじまる。男性は、自分の意見をはさまないで話を聞く方法を学ぶ必要があり、女性は、話を聞いてもらうことで自分の内におきた変化について相手に伝える方法を学ぶ必要がある。対話の方法を深めることが愛である。(ロマ13:10)

(心のデボーション3884)

心のデボーション3885

「ヱホバは心のいたみかなしめる者にちかく在してたましひの悔頽れたるものをすくひたまふ」 詩篇34:18  明治元訳聖書

「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。」 口語訳聖書

 「死と不幸と無知」

「人間は、死と不幸と無知とを癒すことができなかったので、幸福になるために、それらのことについて考えないことにした」(パスカル「パンセ」168中央公論新社1973) 幸福とは不死と知を獲得することではなく、死と不幸と無知を真に認識することである。(詩篇34:18)

(心のデボーション3885)

心のデボーション3886

「夫智慧多ければ憤激多し 知識を増す者は憂患を増す」 伝道1:18  明治元訳聖書

「それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。」 口語訳聖書

 「深くを知る」

怒りでも、悲しみでも、簡単に消せないものはそのままでいいと思う。怒りや悲しみを残しておく。伝道者は「知識が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す」と語る。知らなければ悩むともなく、悲しまないですんだかもしれない。しかし、こちらが知りたくなくても、知らされてしまうこともある。それは、もっと深くを知ることで癒されるために知らされるのかもしれない。(伝道1:18)

(心のデボーション3886)

心のデボーション3887

「わが子よ汝の心を我にあたへ 汝の目にわが途を樂しめ」 箴言23:26  明治元訳聖書

「わが子よ、あなたの心をわたしに与え、あなたの目をわたしの道に注げ。」 口語訳聖書

 「安らかな道」

「子供たちよ、父であるわたしの戒めに耳を傾け、そのとおりに行え。そうすれば、お前たちは安らかに過ごせる。」(旧約聖書外典ベン=シラの知恵3:1  フランシスコ会訳聖書) 「安らか」はσῴζωで「救い、癒し、救助」で「死の危険からの解放」の意である。父親は子供に「救いの道筋」を語る者である。彼はそれによって「父親」になる。(箴言23:26)

(心のデボーション3887)

心のデボーション3888

「智慧ある人おろかなる人と爭へば或は怒り或は笑ひて休むことなし」 箴言29:9  明治元訳聖書

「知恵ある人が愚かな人と争うと、愚かな者はただ怒り、あるいは笑って、休むことがない。」口語訳聖書

 「怒りを静める人」

「μωρός 愚かな、ぐずの、のろのろした、気の抜けた、味のない者」は、感情をコントロールできない人で、すぐに騒動を起こし、怒り始めると手がつけられない。「知恵ある人」とは「怒りを静めることの出来る人」のことである。「知恵ある者は怒りを静める」(箴言29:8)

(心のデボーション3888)

心のデボーション3889

「人誘はるるとき『神われを誘ひたまふ』と言ふな、神は惡に誘はれ給はず、又みづから人を誘ひ給ふことなし。」 ヤコブ1:13  大正文語訳聖

「だれでも誘惑に会う場合、「この誘惑は、神からきたものだ」と言ってはならない。神は悪の誘惑に陥るようなかたではなく、また自ら進んで人を誘惑することもなさらない。」 口語訳聖書

 「欲に引かれて」

「この誘惑は、神からきたものだ」などと言ってはならない。(ヤコブ1:13) 人は己の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのである。(ヤコブ1:14)「誘き寄せるἐξέλκω」は「引きずってゆく」の意。(ヤコブ1:14)神が人を悪に引きずってゆくことなど、決してない。

(心のデボーション3889)

心のデボーション3890

「われに求めよ さらば汝にもろもろの國を嗣業としてあたへ地の極をなんぢの有としてあたへん」 詩篇2:8  明治元訳聖書

「わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を/嗣業としておまえに与え、地のはてまでもおまえの所有として与える。」 口語訳聖書

 「神の相続財産」

もし、あなたが神に求めるならば、神は「も炉も炉の国を、地の果てまでも」あなたの嗣業(κληρονομία「相続財産」)としてお与えになる。(詩篇2:8) 神の嗣業(κληρονομία「相続財産」)は「朽ちず汚れず、しぼむこと」がない。(Ⅰペテロ1:4)

(心のデボーション3890)

コメント