心のデボーション101

デボーション1
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† 心のデボーション 01001

「凡そ事忍び、おほよそ事信じ、おほよそ事望み、おほよそ事耐ふるなり」 Ⅰコリント13:7 大正文語訳聖書

「そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える」 口語訳聖書

 「生きる力」

「愛は不可能を可能とする Love will lead to the impossible possible.」という。

だが、それは愛さえあればすべてが許されるということではない。むしろ心に不可能と可能をありのままに認めて生きる力である。

(†心のデボーション01001)

† 心のデボーション 01002

「イエスはヘロデ王の時、ユダヤのベツレヘムに生れ給ひしが、視よ、東の博士たちエルサレムに來て言ふ」 マタイ2:1 大正文語訳聖書

「イエズスがヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムにお生まれになったとき、東方の博士たちがエルサレムに来て」 フランシスコ会訳聖書

 「最初の求道者」

マギ達は遠くを旅してエルサレムにやってきた。彼らは「最初の求道者」である。東の国で空に「導きの星」を見たからには、旅しないわけにはいかなった。それはいのちの危険をともなうものだったが、「求める力」は強く、何ものも彼らをとどめることはできなかった。

求めても出発しないものを「求道者」とは呼ばない。

(†心のデボーション01002)

† 心のデボーション 01003

「こは人に智慧と訓誨とをしらしめ哲言を暁らせ」 箴言1:2 明治元訳聖書

「これは知恵を知り、教育を与え、悟りの言葉を深く知るためのものであり」 フランシスコ会訳聖書

 「知恵を捨てるな」

「知恵」は人生の危機から人を守る。しかし、人は知恵のことばを捨てることがある。「堅固な守り」を捨てたのだ。その代償はあまりに重い。

「知恵を捨てるな、それはあなたを守る。それを愛せよ、それはあなたを保つ」 箴言4:6 口語訳聖書

「知恵に向かって、「あなたはわが姉妹だ」と言い、悟りに向かっては、あなたの友と呼べ。そうすれば、これはあなたを守って遊女に迷わせず、言葉巧みな、みだらな女に近づかせない」 箴言7:6∼7 口語訳聖書

(†心のデボーション01003)

† 心のデボーション 01004

「幸福なるかな、心の貧しき者。天國はその人のものなり」マタイ5:3 大正文語訳聖書

「自分の貧しさを知る人は幸いである。天の国はその人のものだからである」 フランシスコ会訳聖書

 「神に乞う人」

「貧しい者」とは、見に一物ももたず、乞うしかない人のことである。しかし、彼はその貧しさをむき出しにはしない。何ももたないが故に、望みを神につなぎ、神に乞う人である。誰よりも身を低くするが、その心はあきれるほどのびやかである。彼は神の応えを知っている。彼にとっては身に起こることが、そのままそっくり神からのものである。彼は「ありがとう」と貧しさを受ける。

(心のデボーション01004)

† 心のデボーション 01005

「なんぢ智慧にむかひて汝はわが姉妹なりといひ 明理にむかひて汝はわが友なりといへ」 箴言7:4 明治元訳聖書

「知恵に向かって、『あなたはわが姉妹だ』と言い、悟りに向かっては、あなたの友と呼べ」 口語訳聖書

 「真の友」

「まさかのときの友こそ真の友」であろう。順調の時に近寄ってくる者を信用することはできない。しかし、「まさかの時」に限って近寄ってくる者もまた信用することはできない。

あばたに「真実」を告げる者こそが「友」である。

(心のデボーション01005)

† 心のデボーション 01006

「されど無くてならぬものは多からず、唯一つのみ、マリヤは善きかたを選びたり」 ルカ10:42 大正文語訳聖書

「しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ」 口語訳聖書

 「無くてならぬ一つ」

「臥竜点睛を欠く」という。「睛」は「瞳」のことで、中国、梁の絵師張僧繇(ちょうそうよう)が竜の絵を描き、最後に瞳を入れると竜は絵から抜け出し天に昇ったという故事からきている。よくできたことでも肝心の仕上げを欠けば全体の意味を失うという意味である。

「無くてならぬ一つ」を掴まなければ、絵から抜け出して天に昇るほどの「瞳」を書き入れることはできない。

(心のデボーション01006)

† 心のデボーション 01007

「愚かなる者は惡をなすを戯れごとのごとくす 智慧のさとかる人にとりても是のごとし」 箴言10:23 明治元訳聖書

「愚かな者は、戯れ事のように悪を行う、さとき人には賢い行いが楽しみである」 口語訳聖書

 「わがままを許す」

女性が自分のわがままを許すと男性のわがままが抑えられる。逆に言えば、女性が耐える分、男性はわがままになるということである。嫌なことはしたくないというわがままを許してみると、自分のしたいことが見えてくるかもしれない。夫のわがままに困っているようなら、試してみる価値はある。ただし、たいていの夫は自分がわがままだと思っていない。それほど妻が耐えているとわかっていないので、その辺を間違えないこと。

(心のデボーション01007)

† 心のデボーション 01008

「愛はすべての愆を掩ふ」 箴言10:12 明治元訳聖書

「愛はすべてのとがをおおう」 口語訳聖書

 「愛の鉤」

ラテン語で「恋 amor」は「鉤」を意味する「amous」からきている。自分の鉤で愛する人を捕えようとする。「友 amicus」は、鉤で互いをつかんで離さない関係である。

恋の鉤はいかなる鋼よりも強い。

(心のデボーション01008)

† 心のデボーション 01009

「爭端の起源は堤より水をもらすに似たり この故にあらそひの起らざる先にこれを止むべし」 箴言17:4 明治元訳聖書

「悪を行う者は偽りのくちびるに聞き、偽りをいう者は悪しき舌に耳を傾ける」 口語訳聖書

 「いいかげん」

「あなたのいいかげんなところが嫌い」というのが夫婦喧嘩の定番の一つである。「いいかげん」とは漢字で「良い加減」で、程よいことを意味する。これが責め句になると、ルーズでだらしがないという意味になる。夫と妻では「程よさ」の認識が違う。一度でいい、「あなたのいいかげんなところが好き」と言われてみたい。責められる夫の最後の言葉は「いいかげんにしないか」しかない。

(心のデボーション01009)

† 心のデボーション 01010

「心せよ、若し互に咬み食はば相共に亡されん」 ガラテヤ5:15 大正文語訳聖書

「気をつけるがよい。もし互にかみ合い、食い合っているなら、あなたがたは互に滅ぼされてしまうだろう」 口語訳聖書

 「互にかみ合う」

不機嫌な顔をして登校して来る子どもが多いという。寝不足で朝食抜きで、それに加えて虫の居所が悪いとなれば、笑顔になれない気持ちも理解できないではない。

問題は、一度プッツンすると、後の修復がうまくいかないことだ。パウロはお互いに「咬みあって」いると「たましいが滅びる」と警告する。相手に「噛みつく」のは、それによって自分のたましいを傷つけているのだ。

(心のデボーション01010)

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